毎年フォントカレンダーを発売している Verlag から出版された、レタリングの教科書。といっても昔日本でよくあった堅苦しいレタリングの本ではなく、あくまで楽しんで書くようなもので、作例もラフでファンシー、かつチャーミングなものが多数掲載されている。作者のサイトをご覧いただければ判るだろう。んまー正直ドイツ語なので書いてることはさっぱり理解できないが(笑)、ほぼ全ページに渡って図版が掲載されているのでそれを見てるだけでも楽しい。タイプデザインの参考にもなるだろう。先日紹介した『タイポのある暮らし。』もそうだが、最近こういったラフでレトロなレタリングが流行っているような感じがしている。カクテルを題材にしたマンガや、とある占い師も述べているが、時代は若者から大人の時代に入り、レトロ&クラシックに回帰し始めてるそうだ。国民的アイドルの人気が陰り始め、斎藤さんの人気が上がってるのがそういう事なのかもしれない。カリグラフィーやクラシックなタイポグラフィが好きな俺の時代が来るか~?
※この本の邦訳版『ハンド・レタリングの教科書』(2018)もあり。