ジオメトリックサンセリフをベースにしたデコラティブなディスプレイ。基本はシンプルなジオメトリックサンセリフだが、それに変わったグリフやスワッシュをもったオルタネートやリガチャーを追加したおもしろい書体。通常この手はフェミニンで繊細なモダンローマンがベースになっているが、サンセリフベースは思ったより少ないので個性が出せると思う。使いようによっては気取りすぎずエレガントな雰囲気を演出できるだろう。ファミリー展開しているところも珍しい。イタリックもあって8ウェイト。
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ハデなリガチャーが目を惹くフェミニンなディスプレイローマン。ウェッジセリフの付いた繊細なモダンローマンをベースに、個性的なリガチャーをふんだんに持ったおもしろい書体である。スワッシュや、上か下に星飾りのついたオルタネートも一部あり。ただいま50%オフセール中。
非常に個性的なディスプレイ。基本はかなりコンデンスで、そこかしこにオーガニックなカーブが見られるなローマンだが、ステムが細かく波打っているオルタネートがある。加えて半分の高さのオルタネートもあり、縦に重打ちしてリガチャー?の代わりのようにすることも可能(画像の SS)。全体的にオリエンタルな雰囲気がある(ような気がする)ので、エスニックレストランや東南アジア風の雑貨・インテリア店などに似合うと思う。大文字のみで1ウェイト。
本日はアンネ・フランク Annelies Marie Frank の誕生日(1929)。生誕90年の本日、Liebe Kitty(親愛なるキティへ)という本がドイツで出版された。アンネは日記帳の事を「キティ」と呼んでいたそうで、中身はよくは判らないが(笑)、まあ関連本らしい。デザインを担当したのが Erik Spiekermann さんだそうで、本文に使用した書体がこの Guyot らしい。16世紀フランスのパンチカッター、François Guyot の書体から起こしたものだそうだ。ややコントラストが強めで字幅が狭いオランダ風味の本文用書体で、オプティカルになっており、Text、Headline、Press の3つのタイプがある。Press はさらに1、2、3に分かれており、想定してるのか不明だが、名前の通り新聞等のあまり品質の良くない紙への印刷に適してるのかもしれない。詳しく見比べてみて欲しい。2018年にTDCで受賞している。
ReType が本を出版したとのことで、そこの書体を紹介。オランダのアムステルダムで、’40年代に活躍していたレターペインター、Jan Willem Joseph Visser の書き文字のスタイルを取り入れたスクリプトだそうである。この人はアムステルビールというビール製造会社に雇われ、このビールを卸しているパブに派遣されては文字を書いていたらしい。その後のアムステルダムの書き文字スタイルに多大な影響を与えたそうである。今回出版された De Amsterdamse Krulletter (The Curly Letter of Amsterdam) はその辺の事が書かれているっぽい。まだ Amazon にはないが、しばらくしたら入ってくると思う。書体は基本的にカッパープレートスタイルだが、字は繋がっていない。スワッシュとリガチャーが数種とオーナメントあり。1ウェイト
ホワイトデーの本日はスクリプトをご紹介。非常に優雅なスクリプト。カッパープレート系では筆者が見た中では最高峰。慣れないと使いにくいが、使いこなせれば差をつけらますよ。苦手な方のために、使用例のPDFが配布されている。$120とファミリーがない単体としてはお高めの書体だが、買って損はないだろう。ちなみにメデューサと言えばギリシャ神話の蛇女、石化能力を持つ厄介な敵としてRPGで有名だが、地中海沿岸ではかなり古くから崇められていた地母神らしい。トルコのお守り・ナザールボンジュウはメデューサの目がモチーフとか。