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銅板系ローマン。一時期ウチの事務所のロゴに使用していた書体である。銅板系(カッパープレート)というと優雅なスクリプトを思い浮かべるだろうが、Copperplate Gothic や Escorial などに代表されるように、サンセリフやローマンなども色々ある。見分け方は…うーん。まぁどことなく「銅板系かな」という雰囲気がある(笑)。こういう書体はフォーマルなもの、例えばパーティの招待状や名刺などに小さく使うのがオシャレとされており、看板などに使うのはあまり品がないのではないかと思う。この Aviano はスタイルに多数のバリエーションを持っている。シチュエーションに合わせて使い分けてもおもしろいだろう。
このブログでは初登場のスラブセリフ。一応カテゴリー作っといてよかった…。ちょっと解説が長すぎて全部読んでないが(笑)、なんか生まれた息子のために絵本をめちゃめちゃ読んだらしく、こういう児童書のための書体を作りたいと思ったらしい。そのため黒々したものが多いスラブセリフには珍しくライトウェイトで、本文組にも違和感なく使用できるものができあがった。可読性もすこぶる良好。アップライトとイタリックそれぞれ8ウェイトずつと、同じ構成でコンデンスとエクステンドがあって、計48種のファミリーを持つ。名前はスペイン語で「小さなヤギ」という意味だそうだ。余談だが英語で子供を表す kid という単語は、元々は「仔ヤギ」の意味がある。多分ぴょんぴょん飛び跳ねる様が同じように見えたからだろう。なんでこんな事を知ってるかというと、アイリッシュの有名な曲に「Kid on the Mountain」というのがあって、疑問に思って調べたから(笑)。