何やらFonts.comで推されてるのでご紹介。見ての通り普通のローマンだが、よくよく見るとセリフに特徴があり、個人的にはやや目に引っかかりを感じる書体である。反面、ステムには微妙に抑揚があり、手書き感も幾分残っている。特にイタリックには本物のカーシブを採用してると自慢気だ(笑)。字種が豊富で中央ヨーロッパ方面までカバーできる他、控えめなスワッシュの付いたターミナルレターも多く含んでいる。オーナメントも少々。「リットル」記号によく使われるループの付いた小文字の l もある。これ小林さんがなんかで追加したと書いてたような…。しかし日本の教科書でも、最近では国際基準にならい、L を使うのが普通だそうだ。2013年にNY TDCで優秀賞を受賞している。ウェイトは4種と少ないが、本文組には十分だろう。