シックなジオメトリックサンセリフ。全体的にライトウェイトで、ファミリー展開はされているが、一番重い Heavy で通常の Regular 程度の太さしかない。Futura に比べ x ハイトが大きくアセンダーやディセンダーが短いが、なんとなく全体的な雰囲気がシックで落ち着いている。なんか洗練された雰囲気があるので、そういったブランドにぴったりだろう。イタリックもあって7ウェイト。
Category: Sans Serif
アール・デコ風味のあるレトロなサンセリフディスプレイ。基本的にジオメトリックサンセリフだが、アール・デコの風味が加味されてユニークなグリフが多く、字によって幅にも大きな差があってなかなかおもしろい。サンプルは大文字のみだが小文字もちゃんとあって、そちらはよりユニークな感じになっていて、少し長めの文を組むとより効果があるだろう。1ウェイトのみ。
極端に幅の広いグリフを持つディスプレイサンセリフ。こういう書体はいくつか紹介済みではあるが、統一したタグ付けをしてないので全然探せない(笑)。こちらは他の書体に比べファミリーが多いと思うが、テイストはどれも同じでストリート風味がある。小文字もあるが字幅のバリエーションがあるのは大文字のみで、どれも3種類の字幅がある。前述したようにファミリー展開されており、オブリークもあって10ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。欧米はどこもブラックフライデー&サイバーマンデーセール中で、MyFonts もご多分に漏れない。こちらの書体も対象で40%オフ。
スッキリした読みやすいサンセリフ。珍しい事になんとジオメトリックとネオグロテスクの2スタイルがあるファミリーで、パッと見では見分けがつかないほど自然にマッチしている結構すごい書体。字種が多く、アクセント記号が欧州を大体網羅している他、キリル文字もサポートしている。ウェイトも各10種あり、全部で40種の大所帯である。
スッキリしてシンプルクリーンでモダンなサンセリフ。余計な飾りがなく、曲線と直線が繋がる部分も自然な感じな処理をせず、ただぶっきらぼうに繋げているが、それがなにかスッキリしていて潔い。こういうスタイルは2000年以降に出てきたと思うが、まだ一般的な分類名が付いてないので、将来的にどういう名前で呼ばれるか楽しみである。可読性は良いものの字種が少なくイタリックもないので、あまり長文向きではない。ロゴやディスプレイ向きだろうか。IT とも相性がいいと思う。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
特に美容とは関係ない、モダンでスッキリしたサンセリフ。分類するとネオグロテスクになる…のかな? ちょっと分からないが、やや幅広でカウンターも大きく、とにかく非常に可読性のよいスッキリしたのどごしの良い?クリーンなサンセリフである。イタリックも柔らかで自然な手書きのニュアンスがあり、カリグラフィーの要素も多分に含んでいる。8ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ただいま60%オフセール中。
ジオメトリックサンセリフをベースにしたデコラティブなディスプレイ。基本はシンプルなジオメトリックサンセリフだが、それに変わったグリフやスワッシュをもったオルタネートやリガチャーを追加したおもしろい書体。通常この手はフェミニンで繊細なモダンローマンがベースになっているが、サンセリフベースは思ったより少ないので個性が出せると思う。使いようによっては気取りすぎずエレガントな雰囲気を演出できるだろう。ファミリー展開しているところも珍しい。イタリックもあって8ウェイト。
本日は物質量を表す『モルの日 Mole Day』だそうで。モルといえばアボガドロ数(6.02 × 10²³)、ということでアボカドの名を持つ書体を紹介(なんのこっちゃ)。あんまり調整されてない素朴なジオメトリックサンセリフ。通常は a や d のステムとボウルが繋がるところは細くしたり、一見単純に見えるジオメトリックでもそういう調整はするものだが、見ての通りほとんどそれが行われていない。でもそれがなんか可愛らしい雰囲気を醸し出していて、上手にやるだけが書体デザインではないなと思う。Futura に飽きた人に。3ウェイト。
以前紹介したレトロクラシカルな PGF Elyss にサンセリフ版が出た。あちらは3スタイルのミクスドファミリーだったが、こちらはシンプルに1種類のみ。コンデンス幅なのは変わりなく、というか骨格はそのままにサンセリフにした感じ。コリッとして現代的に仕上がっているが、骨格はクラシカルなので新しくも目に優しい雰囲気に仕上がっている。おもしろいリガチャーもいくつか用意されているので、ロゴなどにも力を発揮するだろう。PDF で見本が用意されているので一見の価値あり。7ウェイト。ただいま60%オフセール中。
ユニークなグリフをしたフレアセリフ。D や E などのベースライン上の直角部分が大きなカーブになっていたり、全体的にちょっとアンバランスでレトロなグリフをしていたりとなかなか特徴的なフレアセリフで、意外なことに15世紀イタリアや18世紀英国の碑文などにインスパイアされたとある。とはいえ仕上がりは現代的で、そういったクラシカルな雰囲気は微塵もない(笑)。均質な雰囲気があるので、デジタルと愛称がいいと思う。イタリックもあって3ウェイト。カッコインテグラ!(古っ)