ヴィンテージ感のある男性的な雰囲気のディスプレイサンセリフ。太めのサンセリフでプロポーションに通常のものからものすごい細い Ultra Condensed まで4種類ある他、アウトラインにもソリッドな Clean、角が丸くなった Rounded、ややガタついた Rough とあって、組み合わせることでいろいろな表情が生み出せるようになっている。一見男性的だが、ちょっとした工夫でかわいらしい表情も出せるだろう。大文字のみで各種1ウェイトのみ。
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素朴で読みやすいヒューマニストサンセリフ。1930年製作と古い書体で、Futura のようなジオメトリックが急激に人気が出てきた頃に、それに反発して作ったそうな(笑)。古代の碑文や手書き写本の書体からヒントを得たそうで、なるほど古いグリフをしている。ストロークはほぼモノラインで、ストロークの端にほんのり小さなウェッジ型のセリフが付いているが、ほんのり過ぎてフレアセリフのようにも見える。イタリックはさらに手書き風味が強くなり、またあちこちクルッとカールしているのが特徴的。スモールキャップスやオールドスタイル数字もあってなかなか使い勝手も良い。4ウェイト。
レトロ要素が強いジオメトリックサンセリフディスプレイ。作者は’80年代にアタリ(アメリカのゲーム機)にハマったゲーマーだったそうで、往時の雰囲気を持った書体である。かわいらしいグリフをベースに、右が欠けた T、右や左に極端に傾いた A や W など面白いオルタネートがあって、ユニークな文字組が楽しめるようになっている。普通にポップなロゴとして使えそう。普通のソリッドなタイプと、アウトラインがややガタついて角が丸くなった Rough の2種があり、それぞれに2ウェイトずつ。
ちょっとブラックレター風味のあるヴィンテージ感あふれるディスプレイ。ややコンデンス気味でコントラスト強めのデコラティブな書体で、全体的にゴシックというかブラックレターというか、その辺の雰囲気がある。作者はインドネシア人らしいので、その辺の装飾を含んでいるのだろうが、なんとなくドイツビールとかに似合いそうなのも不思議でおもしろい。オルタネートはナシ。1ウェイト。
なんつって分類していいかよく分からないヴィンテージ風味のあるディスプレイ。アール・ヌーヴォーまたはヴィクトリア朝風味のあるデコラティブなイタリックをベースに、ハデハデなスワッシュやリガチャーが多数用意された書体で、レタリングスクリプトの風味もあるせいか、レトロというかヴィンテージ感と、どことなく暑苦しくてアメリカンサマーな感じもあるかなという印象。6ウェイトあるが、ウェイト差はかなり微妙で、ほぼ誤差である(笑)。白抜きにしたりサイズが小さくなったりする時に微調整で使うようになっていると思う。名前の entangled は「もつれる・絡まる」といった意味。
アール・デコ調のレトロなサンセリフディスプレイ。バウハウスとアール・デコ風味をかけ合わせたとあり、Avant Garde の文言もあることから、そっちへのオマージュもあるだろう。ジオメトリックをベースに変わったプロポーションで構成されており、これまた変わったリガチャーも用意され、おもしろい文字組みが楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。2ウェイト。3,000円ちょいとお安め。
ヴィンテージテイストのディスプレイデュオ。モノラインの柔らかカジュアルなスクリプトと大文字のみのサンセリフのデュオで、どちらもやや太めのストロークで端が丸くなっている。サンセリフの方は、ストロークがクロスするところがボタッとしたインク溜まりのように処理されていて、カジュアルさが強調されている。木のアイコンやフローリッシュオーナメントが付いており、組み合わせて作例のようなロゴが作成可能になっている。スクリプト3ウェイト、サンセリフ2ウェイト。
太めのアメリカンレトロなセリフドゴシックディスプレイ。昔 Mac に付属していた Friz Quadrata に似た書体で、太めでややコントラストのあるストロークに、大きめのウェッジ型セリフが付いている。ちょっと分類に困るが、「セリフの付いたサンセリフ」ぐらいの感じだろう(どういうこと?)。ボウルなどのカーブしている部分が鋭く処理されており、それがまたレトロな雰囲気を醸し出している。ファミリー展開してるとおもしろいかなと思うが、残念ながら1ウェイトのみ。ただいま40%オフセール中。
本日『ヨーグルトの日』らしい。ヨーグルトといえばブルガリア(笑)、というワケでこちら。個性的なリガチャーが特徴的なソフトセリフディスプレイ。全体的に太めのグリフにボタッとしたセリフが付いた書体をベースに、見ての通りおもしろいリガチャーが多数ある。普通はストロークの一部が繋がったり共有したりしているのだが、こんな風にストロークが2文字を貫いてるのはなかなか珍しい。ぬちょっとした雰囲気がミルキーかなという感じ。1ウェイトのみ。
本日は『黒板の日』だそうなのでこちら。レトロポップなかわいらしいディスプレイ。カフェやビストロなどによくあるチョークボードのレタリングでよく見るような書体で、図太いフレアセリフに小さなスワッシュが付いたオルタネートがある。フィルには見ての通りチョークのようにかすれた Chalk と、ソリッドな Clean の2種がある。ウェイトバリエーションがあってもよかったが、まあ別の書体を組み合わせる方がよりそれっぽくなるかな。1ウェイトのみ。