本日『イタリアワインの日』だそうなのでこちら。イタリア語で「白ワイン」という名のカジュアルで可愛らしいハンドリッテン。ただ作者はドイツ人らしい(笑)。ボールペンで書いたようなストロークで、やや幅広の大文字のみの書体だが、大文字と小文字のグリフにはほんのちょっと違うグリフが入っていて、ちょっとだけ変化は付けられるようになっている。古い書体なのでオルタネートがないのがちょっと残念。Q がおもしろいグリフをしていて特徴的。1ウェイトのみ。
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本日は映画俳優で監督のクリント・イーストウッド Clint Eastwood の93歳の誕生日(1930)だそうなのでこちら。よくあるブラッシュタイプのモダンスクリプト。ラフでかなり傾きの強いタイプで、ストロークのコントラストも結構強め。グリフは素直でオルタネートも皆無なのであんまりおもしろくはない(笑)。1ウェイトのみ。
カッパープレート風味の強いシグネチャースクリプト。ストロークのコントラストがカッパープレートのそれだが、グリフはモダンカリグラフィーのようにゆるゆるに崩れてはおらず、割りとしっかりしていて読みやすい。大文字にはオルタネートはないが、小文字に前後にちょっと伸びるスワッシュオルタネートが用意されている。総グリフ数は300足らずとこの手としては少なめだがその分お安い。1ウェイトのみ。
本日はスペインの画家サルバドール・ダリSalvador Dalí の誕生日(1904)ということでこちら。サルバドール(救世主)の名を持つミクスドファミリー。3種の書体からなり、デコラティブな太めのモノラインセリフの Serif、モダンスクリプトの Script、筆で書いたようなラフでややコントラストのある Sans がある。Serif と Script はレイヤードになっており、Serif はフィル(塗り)が2種と影が1種、Script は影が1種あって、色を変えて重ね打ちすることでカラフルなアレンジが可能になっている。全体的な雰囲気はレトロポップで、うまく使えば可愛らしいデザインが可能。販売サイトに作例が豊富にあるのでご覧あれ。
素敵なスクリプトを多数発表しているマレーシアのファウンダリーから新作のアナウンスがあったので紹介。ゆったりしたカジュアルなシグネチャースクリプト。毛足の短いマーカーで書いたようなストロークでややコントラストがあり、グリフはアップライトでゆったり緩やかである。大文字には2種のグリフがあり、小文字には水平に伸びるエンディングストロークのあるオルタネートがあり。1ウェイトのみ。
繊細なローマンとブラッシュスクリプトのデュオ。ローマンの方はいわゆるステンシルタイプであちこち欠けており、ただでさえ軽いウェイトで繊細なので、消え入りそうな感じになっている。グリフは全体的にややコンデンスながらスタンダードで、g 以外は特に変わった所はない。スクリプトはよくあるモダンカリグラフィーに近いもの。両者ともオルタネートはなくごくごく素直な作りになっている。ローマンの方はイタリックもあり。
端正なシグネチャースクリプト。これまで多くのこの種のスクリプトを紹介してきたが、これは中でもかなりガチ度が高く、本当のシグネチャー(署名・サイン)に近いタイプである。様々なグリフが収められているが、なぜか1つに収めず6つに分かれている。が、もちろん全部セットで購入した方がいいだろう。気に入ったものが組めたら、自分で実際に練習して書けるように練習してみてもいい。かなり実用的。ただいま50%オフセール中(筆者は買いました)。
本日は女優宮沢りえさんの誕生日(1973)。人気絶頂の18才の時(1991年)にヌード写真集を出すという、当時でも考えられない事をし世間にものすごい衝撃を与えたこと、その写真集のタイトルが撮影地の「Santa Fe」であったことは筆者世代ならメチャメチャ覚えているので(笑)こちら。「サンタフェの春」という実にぴったりな名前のスクリプト。シグネチャー風味の強いモダンスクリプトで、大文字と小文字のサイズ差が大きく結構ダイナミックな印象で、小文字には水平方向に伸びるスワッシュオルタネートがある。リガチャーはちょろっと。総グリフ数は300程度と少ないので、多分欧州諸語にはあまり対応してないのだろう。1ウェイトのみ。そういや筆者は写真集まだ見てない…
本日はエッフェル塔落成記念日だそうな。最近はストなどで観光できなくなるなどしてるようだが(笑)、取り敢えずこちら。柔らかなブラッシュモダンスクリプト。全体的にやや詰まり気味で、カウンターは大きく読みやすい。リレーションは取れたり取れなかったりしている。スワッシュオルタネートはなく、小文字に少々リガチャーがある程度。ちょっと物足りないかもだが、素直で使いやすい書体だろう。1ウェイトのみ。
カジュアルポップなミクスドファミリー。画像を見ると何がなにやらという感じだが、要するにこれ全部ひとつのファミリーである。モノラインのやや手書き風味の残る Sans、それにセリフの付いた Serif、手早く書いた風の Script、2重線で端が閉じずに広がっている Tuscan、ゴシック風の Blackletter、アール・デコ風のウェイトの付け方をした Open Face の6種で、Sans と Serif にはイタリックもあり、Sans には幅の狭い Condensed もあって、すべて6ウェイトで計54種のビッグファミリーとなっている。どれもモノラインで、ペンで書いたようにカジュアルでかわいらしい雰囲気がある。名前は「インク壺」のこと。持ってるとあれこれ使えて便利そう。高いのが難点(笑)。