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1634 René Descartes

1634 René Descartes

本日はフランスの哲学者・数学者のルネ・デカルト René Descartes の誕生日(1596)ということでこちら。デカルト本人の筆跡をフォント化したスクリプト。1634年にオランダのアムステルダムから友人のマラン・メルセンヌ Marin Mersenne に宛てて書いた手紙の筆跡から起こしたそうな。デカルトは特に能書家というワケではなかったので、ごく普通の人の筆跡であり、まあ特に美しいとか読みやすいとかいうことはない(笑)。手紙には短い s は見当たらなかったそうだが、デザインを合わせて作成したとのこと。リガチャーが30点ほどと意外と多い。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher
GLC

Alizee

Alizee

クラッシーなコンバインドディスプレイ。最近流行りのモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバインで、3種のフォントがあり、通常のローマンの大文字小文字の Regular、大文字のみスクリプトになった Petit 、大文字がスクリプト、小文字部分に大文字ローマンが割り当てられた Grande がある。この手の書体の多くは Grande タイプなので、使い勝手が良くなっている。雰囲気はクラシカルで大変エレガント。オルタネートやリガチャーはそれほど多くはないが、使わずとも十分個性があって美しい。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher
HV Fitzgerald in Berlin

ややコンデンスでクラシカルなトランジショナル?ローマンディスプレイ。古いアメリカ映画とかで使われてそうな書体で、テイストはとてもレトロというかクラシック。作例のように詰めて組むとレトロ感はさらに増すだろう。ハデなオルタネートなどはないが、sp や st、ct にクラシカルなクァイントリガチャーがある。イタリックがあって2ウェイト。本日ケネディ大統領暗殺に関する文書が公開されるということで、ケネディのミドルネーム「フィッツジェラルド」の名を持つ書体を紹介してみた。2日続けて似たような書体になってしまった…。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

Bureau

Bureau

ハイコントラストでコンデンスなモダンローマンディスプレイ。古典的?モダンローマンの Didot を参考に制作したそうで、確かに割とクラシカルな雰囲気を持っている。イマドキの書体としてはめずらしくハデなオルタネートやリガチャーはなく、ごくスタンダードで潔い。ウェイトバリエーションもないが、見出し用の Display とややコントラストを弱めた Text の2種がある。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
1540 Mercator Script

本日は世界地図のメルカトル図法で有名なゲラドゥス・メルカトル Gerardus Mercator の誕生日(1512)だそうなのでこちら。なんとメルカトル、能書家でもあったようで、1540年に Literarum Latinarum, quas Italicas cursoriasque vocant, scribendarum ratio(イタリックまたは筆記体と呼ばれるラテン文字の書き方) という本を著している(びっくり!)。その本から起こしたフォントだそうだ。大変クラシカルな古典的イタリックで(当たり前だ)、印刷の質によるアウトラインの荒れ具合まで再現されている。スワッシュオルタネートやリガチャーも多いが、グリフ数は300弱と少ないため、アクセント記号類が弱いと思われる。とはいえ、日本人が使う分には十分であろう。しかしメルカトルがねぇ…驚いた。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher
GLC

Boulevard

Boulevard

クラシカルで上品なタイプスクリプト。カッパープレートのような雰囲気を持ったスクリプトだが、コネクションは取れておらずすべての字は独立しており、大文字にはちょっとしたスワッシュが付いている。古い書体なのでオルタネートは皆無だが、遊べないところが逆にかっちりしていて行儀良い感じがする(と思う)。大変品が良いので大きく使うよりはやはりカードやチョコレートのパッケージなどが似合うだろう。ちなみに名前はフランス語で読み方は「ブールヴァール」。シャンゼリゼのような大通りの事をいうらしい。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
1955
Designer(s)
Publisher

Benton Modern

Benton Modern

クラシカルなモダンローマンディスプレイ。ボストンとデトロイトの新聞のために制作されたそうで、大変それっぽい。アップライトは Century Expanded、イタリックは Century Schoolbook を元に制作したらしく、全体の雰囲気はとてもクラシック。新聞というスペースの節約が求められる媒体らしく、字幅にはレギュラーの他に Condensed、Extra Condensed、Compressed の3段階の細めのバージョンがある。xハイトも大きくアセンダーやディセンダーは短めで、これもスペース節約のためだろう。基本的にディスプレイ用だが、本文用にコントラストを弱めた Text もあり。ウェイトはレギュラー6つ、字幅が狭いのは5つ、Text は2つ。それぞれイタリックもあり。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

Milfont

Milfont

最近流行りのコンバインディスプレイ。このテはカッパープレートスクリプト+モダンローマンの組み合わせがほとんどだが、こちらはイタリック?+オールドスタイルという珍しいもの。ローマンの方はコンデンスでコントラストが弱め、スクリプトはストロークがブロードペンで書いたようだが、グリフはどちらかというとカッパープレートに近く、こういうスクリプトもまた珍しい。オルタネートやリガチャーは紹介されてないので無いのかなーという感じ。代わりと言ってはなんだがイタリックがある。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Lagarto

Lagarto

大変クラシカルなローマンディスプレイ。活版印刷のごく初期の頃のような、クラシカルというより古文書に近いようなスタイルで、画像にはイタリックしかないがアップライトもちゃんとある。アウトラインはちょっと滲んだようなニュアンスがあってややぼったりしており、xハイトも小さくコントラストは弱くセリフは大きい。イタリックはさらに手書き風のニュアンスが強く、とにかく全体的にアンティーク風味の強い書体である。古地図とかに似合うだろう。アップライトにはスモールキャップスもあり。

Category(s)
Design Date
2019
Publisher

The Huntley

The Huntley

カッパープレート風味の高級感のあるサンセリフディスプレイ。Sackers Gothic に似た感じのサンセリフで、やや幅広で字間広めのスモールキャップス。というワケなのでソレを持っていれば特に必要ないが(笑)、こちらの方がリーズナブルなので入手はしやすい。高級感を演出するためのフォントを安価で入手せねばならないデザイナーの悲哀を感じるのは筆者だけであろうか…。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher
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