Monotype

Tag: #classic

Petal & Quill

Petal & Quill

ヴィンテージ感あふれるイタリックディスプレイ。カリグラフィースクリプトっぽい大文字と活字イタリックっぽい小文字のセットで、アウトラインがインキが滲んだようにポタッとしていて古めかしい。xハイトが割と大きく、デコラティブなのは大文字だけなので結構読みやすい。オルタネートもないのでこの手としてはシンプルで素直な書体である。スタイルが2種あって、アウトラインがさらに滲んだ Round があり、それぞれに Bold と2ウェイトずつ。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher
Auraliene Script Pro

クラシカルでデコラティブなカッパープレートスクリプト。古典的なグリフ本体にくるくるとカールする大きなスワッシュが特徴的な書体で、大変優雅かつ気取りすぎずかわいらしさもある。総グリフ数は600強と最近の書体としては普通。こういう書体を使う時オルタネートで思う存分遊びたくはなるが、ぶつかることも多いので注意とセンスが必要ではある。レギュラータイプと傾きが強くなった Italic の2スタイル。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Senatus

Senatus

久々に紹介する碑文系ローマンキャピタルディスプレイ。まあ Trajan でいいじゃんとなるぐらいにはこれといった特徴はないが(笑)、これは数ある同種の書体の中でもかなり出来の良い方だと思う。非常にシンプルな書体ではあるが、それだけにちょっとした線の狂いでバランスが崩れるので、かなり細かく調整したんじゃないだろうか。大変威風堂々としていて美しい。よ~く見ないと違いが分からないが、オールドスタイル数字があるのがめずらしい。名前はラテン語で「元老院」の意味で、古代ローマ帝国の御触書の冒頭は「Senātus Populusque Rōmānus(ローマの元老院と人民へ告ぐ)」が決まり文句だった。略して「SPQR」と書くこともある。

Category(s)
Design Date
2003
Designer(s)
Publisher

Kingfall

Kingfall

ブラックレター風味を多分に含んだカリグラフィーフォント。大変時代感のある中世風味の書体だが、よくよく見ると非常に変わっていて、少なくとも筆者は見たことないタイプである。幅の広いブロードエッジのペンで書かれたようではあるが、多くのストロークが角度が通常とは逆になっている。このフォントは多言語対応になっていて、アラビア文字やヘブライ文字なども含んでいるが、その辺のストロークが採用されているのかもしれない。とにかく非常に興味深い書体である(多分筆者は買う笑)。4ウェイトある他、ストロークがくり抜かれた Engraved と、植物的なオーナメントが付いた大文字のみの Initials がファミリーにある。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher
Bernhard Schönschrift EF

古い見本帳を入手したので、それに掲載されていた書体を紹介。レトロエレガントなタイプスクリプト。20世紀初頭のドイツのタイプデザイナー Lucian Bernhard の作で、当時よくあった活字と手書きのスクリプトの中間のようなスタイルで、これを筆者は勝手に「タイプスクリプト」と呼ぶことにしている。全体的にカッパープレート風味で、文字にリレーションはないが、大文字は特にカリグラフィックで美しい。作例がなかったので、画像は見本帳をスキャンしたもの。とてもエレガント。Bernhard の書体はいくつものファウンダリーからデジタル化されているが、この書体はこの Elsner+Flake 版しかない。2ウェイト。

Category(s)
Design Date
1928
Designer(s)
Publisher

Frenchute

Frenchute

本日はフランス建国記念日だそうなのでこちら。正統派のクラシカルなフレンチオールドスタイル。18世紀に出版された Le chemin Royal de la Croix という本の書体を参考に制作されたものらしい。大変優雅で美しい繊細なローマンに仕上がっており、字種も本文用として十分に揃ってる他、画像のようなオーナメント類も少しある。オプティカルになっており、レギュラーの他、コントラストが強くセリフが細くなった High、逆にコントラスト弱めでセリフも太い Low がある。スクリーンでの使用を想定しているらしい。それぞれイタリックもあって6ウェイトずつで計36種。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Take me to Tuscany

Take me to Tuscany

クラシカルでフェミニンなカリグラフィーイタリック。通常のスクリプトかと思いきやコネクションが取れておらず、活字のイタリックをカリグラフィックにしたような、双方をコンバインしたテイストの書体である。オルタネートはそれなりにある模様。変わってるのがファミリー展開で、ほんの少しだけウェイトや傾き具合を変えたバリエーションがあり、それぞれ3種ずつの組み合わせで全部で9種類となっている。名前は「私をトスカーナへ連れてって」という意味。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Animal

Animal

ゴージャス感のあるハイコントラストなモダンローマンディスプレイ。ディスプレイ用途に特化してるようでヘアラインがかなり細く、セリフはかなり短くブラケットはまったくない正統派?である。派手なリガチャーやオルタネートもまったくないという潔さ。字幅は Condensed から Expanded まで4種あり、それぞれに3ウェイト。堂々とドカンと使っていただきたい。名前がなんでアニマルなのかは不明。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Timesky

Timesky

本日は『時の記念日』だそうなのでこちら。シックでクラシカルなディスプレイローマン。やや固い印象のかっちり目の骨格で、インラインが施されたストロークにイオニア式のような丸い飾りの付いたセリフが付いている。字によってはちょっとデコラティブ。全体的な雰囲気はクラシカルだが骨格のせいかそこまで古い感じはしない。大文字のみで小文字はないが、キリル文字がサポートされている。名前はひょっとしたら「ティムスキー」と読むかもしれない(笑)。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

Goudy Lining Gothic

Goudy Lining Gothic

クラシカルで品の良いサンセリフ(?)。碑文風味のあるクラシカルな骨格のグリフで、ほぼほぼモノラインのストロークにほんの僅かなセリフ…のようなものが付いている。フレアセリフと言った方が良いかも。アメリカの巨匠、Frederic Goudy が1921年に発表した書体をデジタル化したものだそうだ。デジタル化にあたりスモールキャップスを追加し、1つしかなかったウェイトも増やした。スモールキャップスのxハイトが結構小さめでこれまた品が良いので、大文字だけよりはそっちも含めて組んだ方がいいかもしんない。7ウェイト。

Category(s)
Design Date
2025
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

feoh design

シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

筆記体でおしゃれなサイン風英文ロゴをデザインします

feoh design

POP
FONTS
2024