エレガントなスラブセリフディスプレイ。このクラッシーな雰囲気では珍しいスラブセリフタイプで、ライトウェイトのモノラインなので見方によってはタイプライター風とも言える。セリフはかなり大きく主張が強い。150以上ものリガチャーがあり、ロゴやタイトルデザインで威力を発揮するだろう。画像には小文字はないがちゃんとあるのでご心配なく。1ウェイトのみ。
Category: Slab Serif
コンテンポラリーでクールなスラブセリフディスプレイ。ジオメトリックなグリフをベースにしたスラブセリフで、ストロークが合わさるところに大きな食い込みが入っているのが特徴。J のフックや V や W のベースライン上、果ては数字にもセリフが付いているのが個性的で、e のバーが斜めなのはちょっとクラシカル。全体的な雰囲気はストリートっぽく、若い人にはウケるかなという感じ。オブリークタイプのイタリックと2スタイル。
ソフトでフレンドリーなスラブセリフ。コントラストが弱くxハイトやカウンターが大きくて大変視認性が良い。微妙にウェイトを太くした White というバージョンがあり、これは「暗い背景で白抜きにすると若干細く見える」現象を調整したもので、サインやディスプレイなど背景の色に応じで使い分けるとウェイトを揃えることができるようになっている。イタリックはほんの少しだけ傾いたオブリークタイプで、これもやはり書籍よりサイン用途を考慮してのものだろう。300種以上ものリガチャーを持っており、ブランディングなどにも使える。ノーマルと White それぞれに6ウェイトあって計24種。ただいま30%オフセール中。
最近 Adobe Fonts に Monotype の書体が大量に追加された記念にこちら。名前の通り、タイプライターの書体を模したディスプレイ。基本はモノラインのスラブセリフ?で、セリフが大きく端がちょっと膨れてるのがインクの滲みを表現しており、レトロ感満載のタイプライタースタイルである。実際のタイプライターはすべての字幅が同じ(モノスペース)だが、この書体はそれは踏襲せず、普通に文字により字幅が変わっている。コンデンス幅でよりタイプライターに近いものと2種あって3ウェイトずつある。通常幅にはイタリックもあり。ちなみにこの書体、かの有名なミルトン・グレイザーのデザインした「I ❤ NY」に使用されたことでつとに有名である。
この書体は Adobe Fonts でも配信されているが、急に配信をやめてしまうファウンダリーもあるので使えるうちに使い倒しておこう(笑)。やめないでね Monotype さま…
本日はかのフランシスコ・ザビエル Francisco de Xavier の誕生日(1507)だそうなので、同名のザビエル氏制作の書体を紹介。ちょっと変わったセリフのスラブセリフディスプレイ。なんと説明していいかちょっと分からないが、とにかく横のストロークに付くセリフがちょっと変わった付き方をしている書体で、他にも小文字の縦のステムの上に付くセリフが三角だったりと普通のスラブセリフとはやや変わっている。大文字にはちょっとしたスワッシュやストロークがループしたオルタネートがある。xハイトやカウンターが大きく、カジュアルな印象の書体である。イタリックはなく9ウェイト。
レトロでゴツめなスラブセリフディスプレイ。’70年代のアメリカンスタイルで、メタリエンボッシングなどでよくみるタイプである。大体の字がほぼ正方形のプロポーションに収まるようにデザインされていて、縦組みにしても問題ない。ブラケットは大きく、ややインクが滲んでいるようにも見える。様々なタイプの矢印や、この書体に似合うちょっとしたアイコン類も付属している。大文字のみの1ウェイトのみ。
本日は緊急速報メールが来たと思うが『世界津波の日』だそうである。嘉永7年(1854)のこの日に安政南海地震が発生し、四国や紀伊半島を津波が襲ったそうな。2011年に日本で東日本大震災をうけて制定され(当初 3.11 だったが生々しすぎて却下)、2015年に国連でもそのまま採用されたらしい。
というワケでこちら。レトロゲームで使われてそうなスラブセリフディスプレイ。プロポーションが矩形いっぱいに収まるようになっており、昔のゲームで見たような書体そのままである。こうなっていたのにはプログラムで扱いやすいという事情があったにせよ、その制限がこういうスタイルを生み出すに至ったのはおもしろい。当時はドットデータだったがこのフォントはベクターデータなので、イタリックやボールドもある。字幅の広い Expanded もあり。作者はオランダ人だが、フォント名からして日本のゲームからヒントを得たのだろうと思われる。
ライトウェイトのスラブセリフディスプレイ。こういうのも一応ジオメトリックというのだろうか、結構幾何学的なラインで構成された書体である。雰囲気的にはアール・デコでもあるだろうか、レトロでかわいらしい。4ウェイトあるが、一番重い Medium でも名前の通りミディアムなので、あまり小さくは使わない方がいいだろう。オルタネートは残念ながらナシ。
可読性の良い機能的な本文用スラブセリフ。あんまり長文用のスラブセリフというのはないが、これは結構な長さにも耐えうる大変読みやすい書体である。グリフ数も1000近くあり、スモールキャップスやオールドスタイル数字はもちろん、かなりの数のアクセント記号およびキリル文字も用意され、ほとんどのラテン・キリル文字圏の言語は組めるだろう。名前は「合理主義者」といった意味。10ウェイトあるほか、バリアブルタイプもあり。ただいま40%オフセール中。
シックでかわいらしいデコラティブなスラブセリフディスプレイ。ライトウェイトのややジオメトリック寄りのスラブセリフに、ちょっとした北欧風の植物的なオーナメントが付いているディスプレイで、とてもシックでかわいらしい。クリスマス向けのフォントはかなりの数があるがほとんどが子供向けで、こういう雰囲気のものはなかなかないのでとてもありがたい。オーナメントが付いてるのは大文字のみで、付いてないバージョンもオルタネートにある。名前の Hygge ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地のいい空間」「楽しい時間」などを表す言葉だそうである。1ウェイトのみ。