本日『フォントの日』らしいが、といってそんな日に何を紹介したものやらと思案した挙げ句無視することにした(笑)のでこちら。イタリアンアール・デコ風味のサンセリフディスプレイ。アール・デコらしくやや幾何学的風味があるが、どこらへんがイタリアンかというと、M や N の鋭い肩なんかを見ると筆者などは「あーねー」という感じがする。Louise Fili 氏の Grafica Strada なんかを参照するとよく分かるだろう。字幅に4種類あって、ノーマルの他 Sm(セミ)Condensed、Condensed、XCondensed の順に幅が狭くなる。それぞれにイタリックもあって8ウェイトずつで計72種とビッグファミリー。ただいま45%オフセール中。
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かわいらしいアール・デコ調のファットフェイス。シルエットを極力単純化しており、文字として認識できるギリギリのラインを狙ってて大変おもしろい。大文字のみで、小文字の部分にはカウンターがあって読みやすいタイプを、大文字の部分にはそれらさえも取り除いたかなり攻めたタイプのグリフを収めている。可読性を捨ててみるのもいいだろう(笑)。小さく上付きになったグリフや、それにアンダーラインの入ったグリフなどもあって、結構文字組みは楽しめそう。名前のヴァレーゼはイタリア北部の都市名。1ウェイトのみだが、角が丸くなった Varese Soft というバージョンもあり。
ちょいーと早いがハッピーニューイヤーという事でこちら。アール・デコ風味のディスプレイ。基本は幾何学的でコンデンスなアール・デコスタイルで、ストロークの太い部分はフィルではなくマルチラインになっている。レギュラーとは別にスワッシュの付いたオルタネートが3種類あって、他にフローリッシュやイラストが入ったものもファミリーにあり、ハデに組み合わせて楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。皆さま佳いお年をを~。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。基本的にはベーシックな本文用ジオメトリックだが、l や t のベースライン上のふにょっと曲がったターミナルが特徴的。通常のグリフの他、ステムがはみ出てない ∩ や ∪ を使った u や r、w、y などの変わった形のオルタネートがある。それらとは別にディスプレイ用途に図のようなマルチラインやドットを用いたアール・デコ風味のものが8種類あり。オブリークタイプのイタリックもあって7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
繊細でレトロ感のあるディスプレイ。ライトウェイトのモノラインサンセリフで、見ての通りグリフがいびつでかわいらしい。アール・デコの風味もあるだろうか。大文字の大半に幅の違うオルタネートがあり、好みによって使い分けられる。作例のようにランダムに字幅を変えるとおもしろいだろう。この手は小文字がなかったりするがこちらはちゃんと用意されている。1ウェイトのみ。
かわいらしい近代的なジオメトリックサンセリフディスプレイ。できるだけ単純化したグリフがユニークでおもしろく、特に D を左右反転したような a が特徴的。イタリアンアールデコ風味があるなと思ったら、イタリアの駅のサインを参考にしたとあり、名前もイタリア語で「線路」とかその辺の意味らしい。LL だけリガチャーがあるのがちょっとおもしろい。スタートアップのサービスやプロダクトなどによく似合うと思う。オブリークタイプのイタリックもあって3ウェイト。角が丸くなった Binario Soft も別にある。ただいま50%オフセール中。
アール・デコ風味のあるレトロなディスプレイサンセリフ。基本は太めのジオメトリックで、ほぼ半円の C や斜めの s、角が丸なったグリフなどがアール・デコを思わせる。スタイルが4種あり、レギュラーのほかは太めの Bold、傾いた Italic、いわゆる袋文字の Outline がある。グリフ数はスタンダードだが、素直に組んだだけで結構ロゴ感が出る良い書体である。MyFonts に作例がちょっとあるので、参考にしてみてほしい。
ジオメトリックサンセリフをベースにスワッシュオルタネートが付いた珍しいサンセリフディスプレイ。という冒頭文だけで紹介が済んでしまうが(笑)、まあそういう書体である。アール・デコ風味も少しあるだろうか。スワッシュのスタイルは結構規則的で、ジオメトリックな姿勢を崩していない。大文字のみのスモールキャップスで、通常のもののほか、画像の V のようにベースラインより上がってその下にドットの飾りが付いたものもある。キリル文字もサポート。7ウェイトあるが、基本的にライトウェイト。
レトロなアールデコディスプレイ。ハリウッドの黄金期にタイトルバックに多用されていた(かな?)スタイルで、大文字は C/O/Q 以外はかなりコンデンスで、小文字は小さくアセンダーが長くデザインされている。オルタネートは O にコンデンスなものがあるぐらいで、後はまったくない(笑)。その分お手軽価格なので、気軽に使えるだろう。1ウェイト。
アール・デコ風味のあるレトロなディスプレイ。基本はジオメトリックで、アセンダーやディセンダーが極端に長い。大文字はコンデンスだが小文字に比べてかなり大きく、一部 C や G などは真円に近くアクセントになっている。リガチャーが大文字・小文字両方に結構用意されていて、おもしろい文字組が楽しめる。アンダーライン付きとナシの2種。