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Archive: 2016

Chevalier

Chevalier

フランス語で「騎士」の名を持つ王道のカッパープレートローマン。小文字のない(スモールキャップスはある)書体で大変高級感があり、名刺などの社交用によく用いられる定番書体である。最近はまぁWebサイトのURLやメールアドレスなどがあり、これでは組めないのでなかなか使用機会も減っているが…ま、これを使う時はそれらを入れるのは野暮ってもんだろう。情報よりもエレガントさを優先してネ(笑)。オープンフェイスとシェーディングタイプがあり、オープンフェイスには通常の大文字とスモールキャップスのベースラインが揃ったものと、大文字が下がった(あるいはスモールキャップスが上がった)タイプがある。シェーディングタイプには四角で囲まれた白抜きのイニシャルタイプがあり。元はスイスのハース社(Haas)から発表された活字書体で、Linotype などいくつかのファウンダリーよりデジタル化されている。

Category(s)
Design Date
1946
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Publisher

MFC Laroux Initials

MFC Laroux Initials

デコラティブなイニシャルフォント。19世紀に発行された Monograms and Alphabets for Combination という本にあったものをフォント化したものだそうである。ケルト風味のある組紐文様が組み込まれたアルファベットに植物が絡んだデザインで、文字組みはせず単体での使用が想定されている。基本的にアウトラインだが、花のオーナメント部分だけが塗りつぶされたバージョンがあり、重ね打ちする事で彩色が可能になっている。このテの書体はなかなか使い道が限定されていて扱いづらいが、筆者はカリグラフィーをやるせいか結構好きである。なんかのロゴにそのまま使えるかなーと思う。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

P22 Chai Tea

P22 Chai Tea

本日は岡倉天心の誕生日。天心といえば『The Book of Tea』(茶の本)、という事でこの書体を紹介。日本茶ちゃうやんというツッコミはさておき。堅苦しさのまったくない、筆でひょひょいと書いたような柔らかくラフなブラッシュスクリプト。コネクションはほとんど取れておらず、字形にちょっとしたオルタネートはありはするもののスワッシュが付いたものはなく、オーナメントも全然なくて全体的にややおとなしめ。リガチャーはまぁそこそこある。気軽に使えるスクリプトじゃなかろうか。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Roma

Roma

毎年この日には Trajan 風味の書体を紹介してるので今年も。例のトラヤヌス帝碑文をベースにしたサンセリフ。先日紹介した Trajan Sans に勝るとも劣らない完成度で、まぁ早い話がカブってしまうのだが、こちらは小文字があるのが違う所。小文字の方はヒューマニスト系のプロポーションで、x-ハイトが大きく可読性が良い。通常のソリッドなものは4ウェイトで、それとは別に塗りつぶしのパターンが3種類あり、サンプルのように彫ったようなシェーディングが施された Inscribe、逆に盛り上がったような Shaded と、アウトラインのみの Outline があり、それぞれの陰陽が逆になったものもあって、それぞれに色付けして重ね打ちできるようになっている。本日より3連休&クリスマス。皆さん良い週末を。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

Giureska

Giureska

通常では読みにくいブラックレターを、サンセリフ風味を加味して現代的かつ実用レベルまで持っていった書体。ブラックレターの雰囲気を保ちつつ、可読性もかなり良好なおもしろい書体である。挑戦的なのがイタリックで、ただ傾けただけのデザインではないのが凄い所。いやいやブラックレターでイタリックてと思いきや、まぁまぁなんとかイタリックっぽくはなっているので、興味ある方は販売サイトへ。ウェイトは Regular のほかは Bold と Dark というのがある。それとは別に、レギュラーウェイトひとつのみだが、Uncial もファミリーにある。こういう試みは好きだなぁ。どんどんやって欲しい。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Hinzatis

Hinzatis

ブラッシュスクリプトに近いニュアンスを持ったブロードペンスクリプト。コントラストが強いのでモダンローマンのようなラグジュアリー感がある。x-ハイトは大きめで可読性は良好。やはりスワッシュオルタネートやリガチャーが多数あって、Pro バージョンは1200ほどのグリフを持っている。ほか Regular、Simple および Curly というバージョンがあるが、これらはアクセント記号を多用する言語向けに、スワッシュなどが干渉しないよう考慮されたものだとの事。通常は Pro ひとつ買えば済む。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Salt & Spices Mono

Salt & Spices Mono

モノラインのミクスドファミリー。セリフ・サンセリフ・スクリプトとあって、そのすべてが細めの抑揚のないストロークでできている。スクリプトは紐がのたくったような感じで、セリフとサンセリフは腰高でx-ハイトが小さく、なかなかおもしろいスタイルをしている。両方とも小文字はなくスモールキャップスで、通常のものとカウンターが塗りつぶされたもの、アウトラインのみのバージョンがある。スクリプトの方には影のみのものがあり。元はブラッシュの Salt & Spices Pro というのがあり、これのモノラインバージョンである。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Quasimoda

Quasimoda

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。「almost fashionable」と銘打っており、単なるジオメトリックではなく、ルネッサンス期のローマン、例えば Garamond などのプロポーションを取り入れているとあり、a や g が2階建てだったり、x-ハイトが小さくしてアセンダーを大きく取るなど、本文用を意識した作りとなっていて、使いやすくなっている。数字もオールドスタイルがあり。11ウェイトとビッグファミリー。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Boita

Boita

ややコンデンスなフレアセリフっぽいディスプレイローマン。セリフが結構独特な形をしており、見方によってはフレアセリフかなとも思う。コントラストが強くモダンローマンっぽい雰囲気があり、結構ラグジュアリー感がある。字幅が狭く、x-ハイトは大きくアセンダーやディセンダーは小さいので、一見新聞本文用かなとも思える特徴を備えているが、でもやっぱりイタリックもなくヘアラインがあるので本文向きではないだろう。5ウェイト。キリル文字もサポート。ただいま75%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016

Shopping Script

Shopping Script

カジュアルなモノラインペンスクリプト。能書家ではない普通の人が普通に書いたようなスクリプトだが、ちゃんとベースラインに沿うようになっていたり、x-ハイトや字間が統一されていたりと、結構整理されてはいる。まぁそうでないとフォントとしては使いづらいが…。全体的な雰囲気としては丸っこく、若い女性が書いたようなニュアンスがあってかわいらしい。「買い物リストのような個人的かつ一時的なメモに使うような字」という意味でこういう名前が付いているらしい。1ウェイトしかないが、$15 と非常にお買い得。実際売れている模様。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher
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