今年はあまり楽しむ余裕はないかもだが、新緑の季節なのでこちら。植物的にデコラティブなディスプレイ。アウトラインの一部がひねられてループしていおり、それがそのままセリフになったり、ステム内部の装飾になったりしている。ラインは細く結構幾何学的で、オーガニックすぎない現代的なテイストですっきりとまとめられており、使いやすいと思う。アウトラインのものとは別にフィルが3種類あり、それぞれを重ね合わせて色分けすることでいろんなパターンを作れるようになっている。あらかじめ組み合わせられたものも3種あり。ただいま30%オフセール中。
Tag: #flourish
アール・デコとアール・ヌーヴォーの中間にあるようなディスプレイ。ライトウェイトのモノラインディスプレイで、ジオメトリックだが、見ての通りかなりあちこち変形してておもしろい。作者はアール・デコと言っているが、筆者の目にはモノラインながらアール・ヌーヴォー風味が強いなと感じてる。ミュシャを現代風にしたらこんな感じかな。リガチャーが大量に用意されており、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。小文字はなくスモールキャップス。オーナメント類は Ai データで同梱されている。1ウェイト。
本日もアースデイセール関連。かわいらしいガーリーなモダンスクリプト。傾きは弱くベースラインはほぼ揃っており、スワッシュはあるもののさほど派手ではなく全体的にややおとなしめ。変わってるのが同じテイストながらスクリプトではない大文字のみの Caps があるところ。サンプル画像のように小さな文字はこれで組むと読みやすくなるだろう。オーナメント類も付属。1ウェイト。
本日は英国のロックバンド「クイーン Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリー Freddie Mercury の誕生日(1946)。てなワケで同名のスクリプトを紹介(なんか昨日とダブったが…)。ガーリーなアップライトのモダンスクリプト。派手なスワッシュが付いてるがベースラインはほぼ揃っており、そのせいでそれほどごちゃついた印象はない。めずらしくスモールキャップスがあり、文科省でいうところのブロック体のグリフが入っている。こちらは本体の小文字よりだいぶ大きい。3ウェイトあって、フローリッシュなどのオーナメントもあるのだが、それもちゃんと3ウェイトある。なかなかめずらしい。そういや『ボヘミアン・ラプソディ』まだ観てないや…。
ちなみにマーキュリー(メルクリウス)とはローマ神話の伝達・情報・商売の神で、ギリシア神話のヘルメスと同一視され、水星の英名となっている。
本日はアール・ヌーヴォーの旗手アルフォンス・ミュシャ Alfons Maria Mucha の誕生日(1860)。なのでアール・ヌーヴォー風味あふれる書体を紹介。ぼったりした植物的なニュアンスのあるステンシルタイプのディスプレイローマン。20世紀初頭にフランスで発表された書体で、当時全盛だった美術運動アール・ヌーヴォーの影響をモロに受けている。同系統の Arnold Boecklin と並び、割と有名な書体。全体的にぬちょっとした筆感があるのが特徴的。筆者的にはこの書体はオーナメントが主体ではないかと思っており(笑)、これらがもうとにかくアール・ヌーヴォー。これらを使いこなせればすればあっという間に当時の雰囲気を再現できるので、ぜひチャレンジしてみてもらいたい。イタリックもあって3ウェイト。
ヴィンテージ感あふれるデコラティブなディスプレイ。ヴィクトリア朝の頃に流行ったようなスタイルで、太めのセリフドゴシックに、いくつかの字にはスワッシュオルタネートがある。小文字はなくスモールキャップスだが、字幅にさほど変化がなく、従って大文字部分には細長いグリフが、小文字には正方形に近いプロポーションのグリフが割り当てられている。植物的なオーナメントもあり。フィルがソリッドなものとアウトラインのみのものの2種。
ゆっるゆるのかわいらしい手書きサンセリフディスプレイ。丸いフエルトペンで一発書きでデザインされたような字形で、字幅の狭い Narrow、広い Wide、両方が合わさった Mix、エレメントに花が付いたようなオルタネートがある Playful があり、それぞれにスモールキャップスと Bold ウェイトがある。あとスクリプトがひとつ。またオーナメントがかなり豊富で、春夏秋冬の季節名とそれぞれの花の名前の付いたフォントがあり、サンプルの字や図が小さくて判りづらいが(みんなこんな感じだった…)、ラベルにある図柄はすべてこれらの中にある。すごく女子ウケのよさそうな書体。ただいま50%オフセール中。
氷上の花であるフィギュアスケーター・浅田真央選手が引退発表した。お疲れ様の意味を込めてこのフォントを紹介。氷の結晶のオーナメントである。いろんなパターンが53種類。’60年代英国のフォークアートや刺繍などからインスパイアされたものとの事。このファウンダリーは他にも多くのオーナメントフォントを発表しており、そっち方面が得意な模様。ファブリックかなんかやってんじゃないかなー。
本日はバッハの誕生…え? 3月21日だって? あ、まぁユリウス暦ではそうだが、現在のグレゴリオ暦では今日に当たるので大目に見てくれ。という事でバッハの名を持つ書体を紹介。よくある手書き風味のデュオ。ふにゃふにゃのブラッシュスクリプトとモダンローマン。ローマンの方は6ウェイトあってイタリックもある。くるっと回ったボールターミナルが特徴的。これらに似合う花のオーナメントが多数ある。この書体のどこら辺がバッハなのかは不明。ただいま30%オフセール中。
デコラティブなイニシャルフォント。19世紀に発行された Monograms and Alphabets for Combination という本にあったものをフォント化したものだそうである。ケルト風味のある組紐文様が組み込まれたアルファベットに植物が絡んだデザインで、文字組みはせず単体での使用が想定されている。基本的にアウトラインだが、花のオーナメント部分だけが塗りつぶされたバージョンがあり、重ね打ちする事で彩色が可能になっている。このテの書体はなかなか使い道が限定されていて扱いづらいが、筆者はカリグラフィーをやるせいか結構好きである。なんかのロゴにそのまま使えるかなーと思う。