ユニークでポップなグリフながらクールな雰囲気のサンセリフディスプレイ。カーブしたストロークが特徴で、特に小文字は手書きのようなニュアンスが強く出ているが、ストロークが太めで抑揚がなく、やや幅広のプロポーションとかなり大きいxハイトで、雰囲気はあくまでモダンでクール。あまり見ない個性的な書体である。リガチャーが少しある程度でオルタネートなどはないが、そのまま組んで十分目を引くだろう。1ウェイトのみ。
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繊細でクラッシーなモダンローマンディスプレイ。よくあるリガチャーとオルタネートが豊富な書体で、大変美しくエレガントな雰囲気を持っている。この手としては珍しくファミリー展開をしており、Thin から Black まで9ウェイトもある。また小文字もちゃんとあって使い勝手がいいだろう。Creative Market は去年辺りからファミリーでもバラで購入できるようになっており、必要なウェイトだけ買うこともできる。が、この書体は2つ分で全ファミリーパックの価格を超えてしまうので、パックで買った方がお得だろう。画像内のスクリプトは同じ作者による Bustra。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。幾何学的だからこそみんなほぼ同じになってしまうのにこんなに作られ続けるのはなぜだろう。まあそんな事はさておき。どうしても代表的な Futura と比べてしまうが、それと比べて大きめのxハイトとちゃんと曲がった j のフック、ベースラインより上から伸びてる長めの y のディセンダーなど、可読性を考慮したより自然なグリフを心がけている。スッキリして読みやすく汎用性の高い書体だろう。8ウェイト。ただいま60%オフセール中。
繊細でスタイリッシュなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが非常に繊細なライトウェイトのモダンローマンをベースに、様々なスタイルのグリフがファミリーになったディスプレイ。普通の Regular の他、ストロークの端が切り落とされた Cut、ストロークの接続部が欠けた Stencil、ストロークそのものが大胆に欠けた Display、一部のストロークが二重になった Two Line、グリフ内に斜めのヘアラインが走る Line、開口部が閉じたりエレメントが二重になったりと大胆なアレンジが施された Futuristic の7種がある。Regular のみ小文字と Italic があり、他は大文字のみ。本日は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでドクを演じたクリストファー・ロイド Christopher Lloyd の誕生日(1938)なので Future な書体を紹介してみた。
最近流行も落ち着いてきたスクリプトとコンデンスなモダンローマンのコンバインド。この手の多くはスクリプトがカッパープレートで、こちらも一見そうは見えるが、実はかなり細めのイタリックとなっている。またローマンの方も通常はない小文字があり、大文字がスクリプト+モダンローマン大文字の Majuscule、大文字がスクリプト+モダンローマン小文字の Miniscule と、スクリプトなしのただのモダンローマンの Regular があって、使い分けができるようになっているのも便利である。
本日は東西ドイツが統一された『ドイツ統一の日』(1990)ということでこちら。ちょっと変わったエレガントなモダンローマンディスプレイ。コンデンスなモダンローマンをベースに、エレメントにちょこちょこブラックレターのようなカクっとしたストロークが入っている。多分この辺が「ジャーマニー」なんだろうなという感じである。最近のこの手の書体としてはめずらしく、オルタネートは一切ない。そのまんま使うしかない(笑)実直な書体である。1ウェイトのみ。
ほぼ同じ骨格で様々なスタイルを持ったディスプレイ。画像はよくある繊細なモダンローマンディスプレイだが、実はこれ1種ではなく、図太いサンセリフとこのモダンローマンの間に7種、計9種のスタイルをグラデーションで持っている。画像のスタイルの Serif を始めとし、順に Soft Serif, Semi Serif, Hybrid, Modulated Sans, Humanist Sans, Neo Grotesque, Geometric Sans, Sans Serif となる。途中にヒューマニストやジオメトリックの名が見えるが、それぞれの名にふさわしい骨格に若干変化している。これをひとつにまとめたバリアブルタイプもあり。大文字のみ。
本日はマザー・テレサ Mother Teresa の誕生日(1910)という訳でスペル違いのテレサな名を持つ書体を紹介。繊細でエレガントなモダンローマンディスプレイ。ライトウェイトの繊細な書体で、ヘアラインがすっ飛んでしまうので大きく使うのは必須だろう。通常このテの書体はコンデンス気味だったり腰高だったりするのだが、こちらはやや幅広で重心も普通。とはいえゴージャス感は失われてはいないと思う。小文字はなく大文字のみ。リガチャーは多少あり。イタリックと2スタイル。
ちょっと変わったスタイルのコンテンポラリーローマン。アウトラインがシャープで、カーブにも滑らかではなくクッと折れ曲がった箇所があったりする個性的な書体で、セリフも大きなウェッジ型のものが付いている。雰囲気はクールかつシャープで、ウェイトは多いもののやっぱり本文よりはディスプレイ向きだろう。キリル文字もサポート。名前はドイツ語で「眼」の意味らしい。8ウェイト。
本日はかのココ・シャネル Coco Chanel の誕生日(1883)ということでこちら。8年前に紹介した Coco Gothic のリファイン版らしい。名前の通りシャープなジオメトリックサンセリフだが、鬼のような拡張が施されており、スモールキャップスや各種数字はもちろん、ギリシャ文字やキリル文字、果てはアラビア文字までサポートしていて、グリフ数は2000を超える。また小文字の大きさ(xハイト)もレギュラーの他に XS, S, L, XL があって、もちろんそれぞれにイタリックもあって6ウェイトずつで計60種、さらにはバリアブルもアップライトとイタリック2種ある。すんごいビッグファミリー。













