シャープかつクールなブラックレター。グラフィティ風味を多分に含んだモダンなゴシックで、詳しくはないけどメタルやヒップホップに似合いそうなタイプである。大文字はデフォルトでもかなりデコラティブだが、オルタネートやリガチャーもふんだんにあって、かなりハデハデにバリエーションを出せるだろう。1ウェイトのみだが、なんと傾いた Italic もあり。
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ミニマムシンプルなサンセリフディスプレイ。とにかくムダを削ぎ落としたやや幅広の今っぽい大文字のみのサンセリフで、大文字には一般的なグリフ、小文字には画像のような要素を削ぎ落とした(というか欠けた)グリフが入っている。A はまだしも E の中央のバーは取り除いてしまうと単体ではまず読めないが、単語を組めばまあなんとか認識できるようにはなっている。ちなみにロゴを作る時、A のバーを省きがちなのは若手デザイナーあるあるなので(笑)、これを使えば手間が省けるだろう。ウェイトが6つもあって使い勝手が良い。イタリックもあり。
とにかく派手派手デコラティブなコンバイン+デュオ。2種のフォントのデュオで、Regular の方は最近よく見るモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバイン。大文字の方にスクリプト、小文字の方に大文字ローマンのグリフが割り当てられていて、組み合わせて使うようになっている。スクリプト同士、ローマン同士のリガチャーも多数あり。Signature の方はほんのりストロークにコントラストの付いたシグネチャースクリプトで、テイストは筆者が見る限りはあんまり合ってない気がする(笑)。まあがんばって使いこなしてほしい。
新年明けましておめでとうございます。という訳で「明るい日の出」の名を持つ書体を紹介。変わったオルタネートを持つモダンローマンディスプレイ。よくあるエレガントなヤツかと思いきや、グリフは結構ボテッとして野暮ったくエレガントさに欠ける(笑)。一部の字には画像の B のように変わったオルタネートがあり、リガチャーも少々ある。という感じでこのテとしてはごく普通かなという感じ。本年もよろしくお願いします。1ウェイトのみ。
エレガントなモダンローマンと繊細なモダンスクリプトのデュオ。まあよくあるフォントデュオで、ローマンの方はレギュラーウェイトのコントラストの強いモダンタイプで、e や g にやや変わったグリフがあるものの、ほぼスタンダードな書体。大文字のリガチャーがいくつかある。スクリプトの方はライトウェイトのモノラインで、ゆったりしていて読みやすいタイプ。それぞれ1ウェイトずつ。
文字の中に星が埋め込まれたキラキラモダンローマンディスプレイ。一言で説明が終わってしまったが(笑)、コントラストの強いライトウェイトでコンデンスなモダンローマンの中に、大きな十字型の星飾りが入っている。ところどころストロークが途切れ、ステンシルのようになっているのもおもしろい。普通こういうヤツには星飾りのないノーマルなグリフもオルタネートで持っていたりするが、これにはそれが一切なく、有無を言わさず星を付けざるを得ない鬼仕様となっている。使う場合は覚悟してほしい。クリスマスにどうぞ。
ゴージャス感のあるモダンローマンディスプレイ。フランスのゲランドにある中世に書かれた壁画の文字にインスパイアを受けて制作されたそうな。制作過程の詳細なレポートはこちらにあるが、それを見ると元の書体はアール・ヌーヴォーのようなかなりデコラティブなもので、そのニュアンスを残しながら装飾を削って洗練させてモダンローマンに仕上げている。途中で不採用になったグリフにも魅力的なものがあって、残ってればなーと思わなくもないが、まあこれが作者にとって正解なのだろう。イタリックもあって1ウェイト。
シックなサンセリフとカッパープレートスクリプトのデュオ。モダンローマンからセリフが取れたようなコントラストのあるシックな雰囲気のサンセリフと、やや筆っぽいニュアンスのあるカッパープレートスクリプトのセット。近年流行ったコンバイン書体とは違い、こちらは普通に分かれた書体となっている。サンセリフの方は傾けただけの Oblique と、傾けた上にグリフも違う True Italic のバリエーションがあり、ウェイトも4種とこの手としてはめずらしいファミリー展開である。スクリプトは1ウェイトでオルタネートもないのがちょっと残念。
シックなジオメトリックサンセリフ。全体的にライトウェイトで、ファミリー展開はされているが、一番重い Heavy で通常の Regular 程度の太さしかない。Futura に比べ x ハイトが大きくアセンダーやディセンダーが短いが、なんとなく全体的な雰囲気がシックで落ち着いている。なんか洗練された雰囲気があるので、そういったブランドにぴったりだろう。イタリックもあって7ウェイト。
ちょっと変わったモダンローマン。一見すると普通のモダンローマンのようだが、一部ストロークが柔らかくカーブしており、おもしろい効果を生み出している。a の頭のセリフなども随分変わっていてユニークである。全体的にはややずんぐりしたプロポーションで、あまり気取りすぎていないカジュアルなモダンローマンとなっている。イタリックはなんか機械的に傾けただけのようで、ちょっと質が悪く残念。ちゃんと作ってほしいなと思う。1ウェイトのみだがアウトラインバージョンがあり。