レトロSF感のあるジオメトリックサンセリフディスプレイ。幾何学的なグリフをベースにストロークがあちこち欠けたユニーク書体で、印象的には’70年代のSFやビデオゲームなどに使われていたような書体を思わせる。s は特に半分ベースラインに埋まったようになっているが、マトモなグリフも一応オルタネートにある。見ての通りリガチャーが豊富で、おもしろい文字組が可能。ギリシャ文字もサポート。3ウェイト。
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ユニークでポップなグリフながらクールな雰囲気のサンセリフディスプレイ。カーブしたストロークが特徴で、特に小文字は手書きのようなニュアンスが強く出ているが、ストロークが太めで抑揚がなく、やや幅広のプロポーションとかなり大きいxハイトで、雰囲気はあくまでモダンでクール。あまり見ない個性的な書体である。リガチャーが少しある程度でオルタネートなどはないが、そのまま組んで十分目を引くだろう。1ウェイトのみ。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。幾何学的だからこそみんなほぼ同じになってしまうのにこんなに作られ続けるのはなぜだろう。まあそんな事はさておき。どうしても代表的な Futura と比べてしまうが、それと比べて大きめのxハイトとちゃんと曲がった j のフック、ベースラインより上から伸びてる長めの y のディセンダーなど、可読性を考慮したより自然なグリフを心がけている。スッキリして読みやすく汎用性の高い書体だろう。8ウェイト。ただいま60%オフセール中。
本日は『なんとかの日』があまりにも大量に設定されているので完全に無視して(笑)こちら。可読性の良いスラブ?セリフ。ステムと同じような太さのセリフが付いているのだが、角が落とされて丸くなってたり筆のニュアンスのようなスッとしたトンガリが付いてたりでちょっと変わっている。まあ多分スラブセリフでいいと思う(強引)。グリフは結構素直なオールドスタイルで大変読みやすく、Display とはなっているが長文にも十分耐えられるだろう。オブリークタイプのイタリックもあって9ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。キリル文字もサポート。
オーガニックなサンセリフディスプレイ。ややカリグラフィー風味のあるグリフとストロークをしているサンセリフで、作者はアール・ヌーヴォーの風味を取り入れているとしているが、あんまそうは見えない(笑)。まあほんのりあるかな、という感じ。コントラストがあって不意に曲がるストロークが特徴的。可読性が良く、割と長文を組んでも読みやすい。名前はジャガイモが原料の北欧の蒸留酒のこと。語源はラテン語で「命の水」らしい。9ウェイト。
汎用性の高い多目的サンセリフ。xハイトは高すぎず低すぎず、グリフも素直なスタンダードで可読性は程よい。とにかくニュートラルなので特筆すべき特徴もなく、何を書いていいのか分からない(笑)。文字幅がレギュラーの他に Condensed と Expanded と計3種あり、それらが Slanted もあって9ウェイトずつで合計54種とビッグファミリー。サインなんかに良さそう。
クリーンでカジュアルなヒューマニストサンセリフ。手書きのニュアンスが多分に含まれ、柔らかい印象がありながら野暮ったくはなく、大変すっきりしていて読みやすい書体。イタリックはオブリークとの中間的なスタイルだが、こちらはより手書き風味がある。英国風味を意識しており、カジュアルでありながらも小さめのxハイトがエレガントさを醸し出している。「シルクのブラウスにサンダル、バミューダパンツにネクタイを着こなせる」ようにデザインしたとのこと。おっしゃれ~(笑)。名前は英国コーンウォールにあるビーチの事だそう。8ウェイト。
ちょっと変わったスタイルのコンテンポラリーローマン。アウトラインがシャープで、カーブにも滑らかではなくクッと折れ曲がった箇所があったりする個性的な書体で、セリフも大きなウェッジ型のものが付いている。雰囲気はクールかつシャープで、ウェイトは多いもののやっぱり本文よりはディスプレイ向きだろう。キリル文字もサポート。名前はドイツ語で「眼」の意味らしい。8ウェイト。
本日はかのココ・シャネル Coco Chanel の誕生日(1883)ということでこちら。8年前に紹介した Coco Gothic のリファイン版らしい。名前の通りシャープなジオメトリックサンセリフだが、鬼のような拡張が施されており、スモールキャップスや各種数字はもちろん、ギリシャ文字やキリル文字、果てはアラビア文字までサポートしていて、グリフ数は2000を超える。また小文字の大きさ(xハイト)もレギュラーの他に XS, S, L, XL があって、もちろんそれぞれにイタリックもあって6ウェイトずつで計60種、さらにはバリアブルもアップライトとイタリック2種ある。すんごいビッグファミリー。
シンプルミニマムなジオメトリックサンセリフ。a に2階建てを採用している他、可読性のためかxハイトが大きくアセンダーやディセンダーが大分短い。という以外さほど特徴はない大変シンプルな書体。ただそうは言うもののあまり本文用には見えず、ディスプレイやロゴなどで力を発揮すると思うが、こういうミニマムな書体のロゴをクライアントに納得させるには結構苦労すると思う。屁理屈こねてコンセプトワークを頑張って欲しい(笑)。イタリックもあって7ウェイト。













