ゆるやかでダイナミックなシグネチャースクリプト。文字の大小の差が大きく、グリフもやや崩れ気味で実際のシグネチャーの雰囲気に近いタイプでかっこいい(主観)。大文字にオルタネートはないが、小文字には水平に伸びるエンディングストロークが付いたものがあり、通常は語尾に使うのだろうが、作例のように語の途中で使うとスペースに緩急が出てなかなかいい効果が出ているように思う。1ウェイトのみ。
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個性的なリガチャーが楽しいジオメトリックサンセリフディスプレイ。基本はトラック型の長楕円がベースになったジオメトリックサンセリフだが、ファミリーに “Branding” というタイプがあり、これが面白いリガチャーを多数そろえていて、名前の通りブランディングなどで力を発揮しそうな書体となっている。基本ファミリーとはちょっとテイストが違うので注意が必要。基本の Regular はイタリックもあって9ウェイト、Branding は1ウェイトのみ。できれば Branding にもウェイトバリエーションが欲しかったが、多分あちこちぶつかってリガチャーが作りにくかったのだと思う。残念。
クールで男性的なシグネチャースクリプト。ボールペンで書いたようなややコントラストのあるストロークで、横へ横へと伸びていくグリフが特徴的。ダイナミックかつラフでありながら、可読性はそこまで損なわれておらず、割と読みやすくはある。オルタネートが豊富で、手書きを再現するようなバリエーション豊かな文字組が楽しめるだろう。全体的な雰囲気はダンディというか男性的かなという感じ。横長になるので、あまり長い文字列は組みにくいだろう。やはりワンポイントで使うのが賢いか。1ウェイト。
本日は『サン・ジョルディの日』。スペインのカタルーニャ地方の祝日で、男性は女性にバラ、女性は男性に本を贈る習慣があるため『本の日』ともされてるそうな。なのでサン・ジョルディ St. Jordi(聖ゲオルギオス)の英名ジョージ George の名を持つ書体を紹介。クールでモダンなジオメトリックサンセリフ。見ての通り視覚調整が弱めで幾何学的要素が強いが、a が2階建てで e のバーが斜めとクラシック風味を取り入れており、そのアンバランスさがおもしろい。全体的にはミニマルでクールだが、見方によっては可愛らしさもあって、IT とかと相性がいいと思う。キリル文字もサポートしていて4ウェイト。
本日バレンタインデーということでこちら。やや太めのコントラストの強いラフなスクリプト。グリフがややがっしりしており、名前とは裏腹に男性的な書体である。まあ他の Valentine の名を持つ書体は甘々でファンシーなものばかりなので、これぐらい思い切ってもいいかもしれない。各グリフはあまりコネクションが取れてないが、リガチャーがそれなりにあるのでそれで補えばいいだろう。スワッシュはエンディングストロークが水平に伸びるぐらいで、派手なものはなく潔い。全体的にビターテイスト。「(より)黒いバレンタイン」の名にふさわしい。1ウェイトのみ。
シャープでクールなシグネチャースクリプト。シグネチャータイプでありながらグリフがはっきりしていて非常に読みやすいのが特徴で、こういったものはなかなか珍しい。A のグリフに小文字型、F の頭のストロークに逆向きを採用しているところもユニークである。小文字にはスワッシュオルタネートがあるが、これは異体字切り替えではなく、別ファイルになっている。なので Word とかでも使えるのが優しい。このファウンダリーは Etsy にしか出品してないのも珍しいが、ファウンダリー名と書体名が一般的すぎて検索しづらいのが玉にキズである(笑)。1ウェイトのみ。
すっきり読みやすいモノスペースサンセリフ。よくあるプログラマーなど向けのコーディング用のフォントかと思いきや、グリフを見ると幅広のオルタネートや変わったアイコンなどが収められており、どうもそうではない模様。もちろんコーディングにも使えるとは思うが、ディスプレイ用途に使っても面白いだろう。使い方次第では作例のように結構カッコよくなると思う。5ウェイト。他にステンシルタイプもあり。
字幅にどえらい差があるサンセリフディスプレイ。大文字のみで、字幅に2種類あり、大文字のグリフには通常サイズ、小文字のグリフには倍ぐらいの横幅のものが収められている。昔懐かしいワープロの横倍角みたいなヤツである(おっさんです)。ただ元々のデザインのせいだろうか、ランダムに組み合わせて組むと結構クールでカッコいい。ストリート系ファッションや音楽に似合いそうな書体である。名前のグレンデールは、ロサンゼルス郊外の地名だそうな。3ウェイト。
かわいらしくもクールなサンセリフディスプレイ。基本ジオメトリックであまり「字」としてのグリフ調整はされておらず、幾何学的要素が強い。大文字は字幅がほぼ一定であり、小文字はアセンダーとディセンダーがかなり短くてコロコロしている。ストロークがクロスするところはややインク溜まりのようになっており、それがちょっと柔らかさを与えているように思う。とにかく細く、3ウェイトあるが、Bold でも普通の書体のレギュラーより細い。