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Archive: September 2018

Honey Butter

Honey Butter

かなりカロリー高めな名前のガーリーなサードウェービーミクスド。アップライトのブラッシュスクリプトと、ややアール・ヌーヴォー風味のあるローマン、コンデンスな手書きサンセリフの3種があり、それぞれフィルがソリッドな Clean とラフな Rough がある。特筆すべきはクリップアートが入ったフォントが4つあり、計260ものイラストが入っていて、サンプルのようなファンシーなカードがすぐ作れるようになっている。全部セットで $16 と大変お買い得。

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Design Date
2018
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Hillingdon

Hillingdon

まったまたハロウィン向け書体をば。これもコンデンスでラインガタガタのローマン。コントラストが強めでモダンローマンぽいが、手書きレタリング感が強くアウトラインもラフになっている。フィルはソリッドなものとラフなものの2種。グリフは確認できないが恐らく大文字のみだろう。あとサンプルにあるようなカードの JPEG および PSD 画像が4種とテクスチャ2種が付いており、すぐにカード作りが楽しめるのもいいところ。これだけあって $12 とかなりお安め。

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Design Date
2018
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The Fontsmith Library

/ Fontsmith / 2018年
The Fontsmith Library

英国のタイプファウンダリー Fontsmith の書体見本帳。掲載書体は40種ほど。最近の書体見本はWebで済まされることが多く、フォント単体のリーフレット的なものは少量作られるが、こうしてまとまった見本帳は最近発行されることがほとんどないので貴重だろう。昔は Linotype や Fontshop が分厚い見本帳を発行してたものだが…淋しい。文字は印刷されたものを見たい、という人は買っといて損はない。見本帳そのものは日本円で2,200円ぐらい。で、送料は1,500円ぐらい(笑)。3,000部限定。

Delicious

Delicious

食欲の秋という事で美味しそうな名前のこちらを。あまりガーリーすぎないサードウェービーなモダンブラッシュ。字詰めがタイトでストロークの上下の返しがやや鋭く、さほど緩くないちょっとキツめな印象のブラッシュスクリプトである。オルタネートやリガチャーもそれなりにあるようだが、グリフは確認できず。ちなみに洋梨の一種、ラ・フランスは、名前とは裏腹にほぼ日本でしか栽培されてないそうな…。

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Design Date
2016
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Neptune

Neptune

本日『海王星の日』だそうでこちら。すっきりと読みやすいジオメトリックサンセリフ。N などのステムと斜めの線が繋がるところが尖っておらず、Futura に比べてやや目に優しい印象がある。e や s などの巻き込みも弱い。K のレッグが離れてるのと、Q のテールが真下に伸びてるのが特徴的。2年前はそのものズバリの名前の書体がなかったが、今年になって発表されてよかった~(笑)。6ウェイト。

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Design Date
2018
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Claudya Script

Claudya Script

柔らかい印象の優雅な正統派カッパープレートスクリプト。だいぶ前に紹介した Bellissima と似てるが、こちらの方が控えめでより女性的だろうか。最近のスクリプトとしては字種が300ほどと少なく思えるが、大文字とアクセント付きの文字にスワッシュオルタネートがないだけで、小文字には結構豊富にオルタネートとリガチャーがある。その代わり大変安いので、入門編として購入しやすいだろう。1ウェイト。

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Design Date
2018
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Endless Sorrow

Endless Sorrow

ハロウィンに向け、またまた子供向けホラーな書体を紹介。ご多分に漏れず、コンデンスでベースラインガタガタなローマンディスプレイ。どうしてもこの路線になるらしい。日本でいうところの淡古印的な扱いなのだろうか(笑)。小文字はなく、小文字部分にも大文字とまったく同じグリフが割り当てられているというちょっと残念な仕様だが、その代わりブラッシュスクリプトでデザインされたキャッチワードが50種ほど付いている。以前に紹介した MonsterPieBigelow Rules などもドウゾ。すごい似てるけど。

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Design Date
2018
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Goudy Titling

Goudy Titling

本日はかのトラヤヌス帝の誕生日だそうな(A.D. 53)。このブログでは散々 Trajan 系の書体を紹介してるが、まだまだあるようなので本日はこちら。かのアメリカのタイプデザイナー、Frederic Goudy が自著 The Trajan Capitals のためにデザインした書体をベースに制作されたものだそうだ。カティチ神父の分析よりも早くデザインされたもののようで、U が若干角ばってたり、J がベースラインを突き抜けてないなど、Trajan と比べやや堅めの印象で、Goudy らしい、アメリカンらしいなという感じがする(個人的な感想)。小文字はなくスモールキャップスだが、ギリシャ文字・キリル文字もサポートしている。3ウェイト。

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Design Date
2018

Chin Up Buttercup

Chin Up Buttercup

サードウェービーなゆるゆるモダンスクリプト。アップライトで、左に弓なりになったタテのストロークが特徴的。最近のこのテの書体としては字種が少なく、各字2種程度の字形がある程度でハデなスワッシュオルタネートはない。代わりと言ってはなんだが、スクリプトっぽくないコンデンスな大文字だけのものがファミリーにある(サンプルにある「CHIN UP!」がそれ)。あとはかわいらしいイラストアイコンが40種ほど。名前の chin up とは直訳すると「アゴを上げろ」、転じて「元気出せよ!」という意味で、buttercup はキンポウゲの花の事だそうだ。全部合わせて何かの慣用句みたいなのだが、ちょっとよく解らず…。

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Design Date
2018
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Yearbook of Type III

/ Slanted / 2018年
Yearbook of Type III

随分前に購入してあったのに紹介を忘れてた(笑)。ドイツのタイポグラフィマガジン Slanted が発行している書体年鑑の第3段。2014年以降に発表された欧文書体の中から優秀なものをピックアップして掲載している。1書体につき見開き2ページずつ。『年鑑』と名はついているが毎年発行しているわけではないのがミソである。日本からは恒川龍一さんの Mighty Slab が選ばれている。なぜか Amazon では取り扱ってないようなので、Slanted のサイトより直接購入する必要がある。日本でも取り扱ってる書店もあるかもしれないが、寡聞にして知らず…。

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