クラッシーなコンバインドディスプレイ。最近流行りのモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバインで、3種のフォントがあり、通常のローマンの大文字小文字の Regular、大文字のみスクリプトになった Petit 、大文字がスクリプト、小文字部分に大文字ローマンが割り当てられた Grande がある。この手の書体の多くは Grande タイプなので、使い勝手が良くなっている。雰囲気はクラシカルで大変エレガント。オルタネートやリガチャーはそれほど多くはないが、使わずとも十分個性があって美しい。
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優雅なイタリックディスプレイ。スタイル的にはローマンのイタリック?なのだが、風味としてはスクリプトの要素が強い変わった書体で、スワッシュオルタネートが大変美しい。大文字は特にスクリプト風味が強く、小文字は割と素直な骨格をしているが、ストロークが繋がっていない部分が多くステンシルのようで抜けがよく涼やか。全体的に軽やかでエレガントである。本日は某ココア風味飲料の日らしいので、その名に近い書体を紹介してみた(笑)。1ウェイトのみ。
ライトウェイトのクラッシーなディスプレイローマン(?)。細いモノラインの大きくゆったりしたストロークの端に申し訳程度に微セリフ(笑)が付いた書体で、骨格はジオメトリックかつ大変ゆったりしていて優雅で美しい。大文字のみの書体ではあるが、字幅は2種類、リガチャーが90種以上もあって、文字組みは退屈しない。エレガントではあるが古さは感じず雰囲気はあくまでモダン。名前のロッカラインはスコットランドの地名らしい。1ウェイトのみ。
セリフが非常に鋭いトランジショナルローマン。見出し用のノーマル(無印)と本文用の Text と分かれており、ノーマルの方はコントラストがかなり強めでセリフも非常に鋭く刺さりそうだが、Text の方はコントラストが弱めでセリフもややぼったりしている。一見モダンローマンだが、アクシスがやや斜めなのでトランジショナル、なのだろう(作者がそう言っている)。キリル文字もサポート。イタリックがないのがなぜなのかは分からないが、ウェイトはそれぞれ7つずつ。
クラッシーな変形系モダンローマンディスプレイ。基本的には普通の繊細なモダンローマンだが、一部の文字に変わったオルタネートと、大文字に多数の変わったリガチャーを多く持っている。まあ最近よくあるヤツである。小文字もあって、a と g 結構変わっているものの、それら以外は至って普通。それほどハデに暴れてはいないので、品よく収まっているように思う。イタリックと2スタイル。
本日立春だそうなので(マジですか)こちら。繊細でエレガントなサンセリフディスプレイ。コントラストの強いゆったりしたグリフのサンセリフで、一部フックの先はフレアセリフのように広がっていて単調ではないのがエレガント。クロスバーが波打ってたりレッグがスワッシュになったりしたオルタネートがいくつかあり、またリガチャーが大文字・小文字それぞれ30種ほどあって文字組みのバリエーションが楽しめる。このテとしてはめずらしくウェイト展開しており、8ウェイトあるのも魅力。
クラッシーでエレガントなディスプレイローマン。基本的にはライトウェイトでコンデンスなローマンだが、ストロークがあちこち優雅な曲線になっていて美しい。xハイトが大きいので相対的にアセンダーやディセンダーが短くなっており、それにより優雅さが半減するのではと思いきや、全然そんなことはない。派手なリガチャーなどはないようで、あくまでしっとりとした静謐な書体である。ロシア産のようだがキリル文字はないっぽい。1ウェイトのみ。
クラシカルでモダンなカッパープレートスクリプト。一見よくあるカッパープレートに見えるが、トラディショナルなものではなくグリフは結構現代的。コンデンスかつ傾きが強く、スワッシュもハデハデに付いている。オルタネートは結構あるが、総グリフ数が400程度なので、アクセント記号にはあまり対応してない模様。珍しいのがウェイト展開で、なんと9種も用意されている。ただヘアライン部はそのままなので、ウェイトが上がるとコントラストが強くなる。全部パックで $30 程度とかなり安いのでオススメ。
とにかく派手派手デコラティブなコンバイン+デュオ。2種のフォントのデュオで、Regular の方は最近よく見るモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバイン。大文字の方にスクリプト、小文字の方に大文字ローマンのグリフが割り当てられていて、組み合わせて使うようになっている。スクリプト同士、ローマン同士のリガチャーも多数あり。Signature の方はほんのりストロークにコントラストの付いたシグネチャースクリプトで、テイストは筆者が見る限りはあんまり合ってない気がする(笑)。まあがんばって使いこなしてほしい。
カッパープレート風味の高級感のあるサンセリフディスプレイ。Sackers Gothic に似た感じのサンセリフで、やや幅広で字間広めのスモールキャップス。というワケなのでソレを持っていれば特に必要ないが(笑)、こちらの方がリーズナブルなので入手はしやすい。高級感を演出するためのフォントを安価で入手せねばならないデザイナーの悲哀を感じるのは筆者だけであろうか…。1ウェイトのみ。