クラシカルでフェミニンなカリグラフィーイタリック。通常のスクリプトかと思いきやコネクションが取れておらず、活字のイタリックをカリグラフィックにしたような、双方をコンバインしたテイストの書体である。オルタネートはそれなりにある模様。変わってるのがファミリー展開で、ほんの少しだけウェイトや傾き具合を変えたバリエーションがあり、それぞれ3種ずつの組み合わせで全部で9種類となっている。名前は「私をトスカーナへ連れてって」という意味。
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本日は七夕という事でこちら。織姫ことベガ(こと座一等星)の名を持つモダンカリグラフィースクリプト。よくあるスタイルの書体だが、他に比べてややコントラストが強くグリフもかっちり目だろうか。大文字にはオルタネートがないが小文字には大量にあり、中には画像のようにスワッシュの先にハートのような飾りが付いたものがある。リガチャーも20種ほど。1ウェイトのみ。
優雅でかつ可愛らしいカッパープレート?スクリプト。一見クラシカルなカッパープレートのようでちょっと違う、活字イタリックとのハイブリッドのような書体でなかなかおもしろいスタイル。めずらしくxハイトが大きく、またカウンターも広めでゆったりと横幅があり、それが気取りすぎず可愛らしさを醸し出している。カッパープレートのエレガントさはちゃんと保っているので、招待状などにも使えると思う。やや傾きが強い Italic と2スタイルで2ウェイト。
典型的なモダンカリグラフィースクリプト。これといった特徴はないが(笑)最近は流行も落ち着いたようであまり新作は出ていないので、久しぶりにこのタイプを紹介してみた。大文字にはオルタネートはないが、小文字には小さなスワッシュとビギニング/エンディングストロークの付いたオルタネートがあるので、多少のバリエーションは作れる。ま、安いので気軽に使えるかな。1ウェイトのみ。
本日は『ドラゴンクエストの日』。1986年の本日に最初のシリーズが発売されたのだとか。という事でこちら。ファンタジー風味あふれるブラックレター。書体としてはまあ素直で読みやすいが、大文字と小文字のベースラインが揃っていないのが特徴。タイトル組を前提としている事が伺える。5種類あって、Regular と Bold ウェイト、フィルがない Outline、大文字が装飾された Deco、赤く光るカラーリングが施されたカラーフォントの Color がある。名前は同名のファンタジードラマがあるが、特に関係はない模様(多分借用してるけど)。
古いカリグラフィー風味のあるタイプスクリプト。コネクションのない活字風のタイプで、ブロードペンで書いたようなストロークのエレガントで端正な書体である。ざっとグリフをチェックしたが、多分筆者はこれを書くのは難しくない。それぐらい自然なストロークだけで構成されている。雰囲気はキリッとしててやや男性的だろうか。やはり大きく使うものではなく、小さなカードなどに似合うだろう。2ウェイト。
大変優雅なスペンサリアンスタイルのカッパープレートスクリプト。ウェイトの太い部分はあるものの、ストロークの大半がヘアラインの繊細なカッパープレートで、スワッシュオルタネートが充実しており、総グリフ数は2000を超えるという非常にバリエーション豊かな書体である。カッパープレートスクリプトは繊細さが重要なので、大きくしてしまうとヘアライン部が太くなって看板などには向いてないが、これはかなり細いので大きめに使っても大丈夫だろう。太いウェイトもあるので、カードなどに小さく使うのにも使えるという優秀な書体。もうすぐジューンブライドなので(ウソでしょ…)いかがでしょうか。
優雅なイタリックディスプレイ。スタイル的にはローマンのイタリック?なのだが、風味としてはスクリプトの要素が強い変わった書体で、スワッシュオルタネートが大変美しい。大文字は特にスクリプト風味が強く、小文字は割と素直な骨格をしているが、ストロークが繋がっていない部分が多くステンシルのようで抜けがよく涼やか。全体的に軽やかでエレガントである。本日は某ココア風味飲料の日らしいので、その名に近い書体を紹介してみた(笑)。1ウェイトのみ。
本日は世界地図のメルカトル図法で有名なゲラドゥス・メルカトル Gerardus Mercator の誕生日(1512)だそうなのでこちら。なんとメルカトル、能書家でもあったようで、1540年に Literarum Latinarum, quas Italicas cursoriasque vocant, scribendarum ratio(イタリックまたは筆記体と呼ばれるラテン文字の書き方) という本を著している(びっくり!)。その本から起こしたフォントだそうだ。大変クラシカルな古典的イタリックで(当たり前だ)、印刷の質によるアウトラインの荒れ具合まで再現されている。スワッシュオルタネートやリガチャーも多いが、グリフ数は300弱と少ないため、アクセント記号類が弱いと思われる。とはいえ、日本人が使う分には十分であろう。しかしメルカトルがねぇ…驚いた。
本日バレンタインデーという事でこちら。繊細でフェミニンなモダンカリグラフィースクリプト。コントラストが付いてるものの全体的に非常に細く、小さく使うと消えてしまいそうなほど。グリフはゆるくゆったりしているが、さほど崩れておらず読みやすい。オルタネートがまったくなく、リガチャーもほんのわずかなのがちと悲しい。その分安いかなという感じ。もともと結構傾いているが、さらに傾いた Italic と2種のスタイルがある。