本日はかの『シャーロック・ホームズ』の作者、アーサー・コナン・ドイル Sir Arthur Ignatius Conan Doyle の誕生日(1859)ということでこちら。ヴィンテージ感のあるセリフドゴシック。一見モノラインのサンセリフだが、ほんのちょっぴりセリフが付いているのが見えるだろうか。テイストは画像にもある通りアメリカンヴィンテージ。大文字のみの書体だが、スワッシュオルタネートやリガチャーが多数あるので様々な表情が付けられる。フィルにソリッドなものと荒れた Vintage があり、それぞれに傾いた Oblique バージョンもある。
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ヴィンテージ感あふれるヴィクトリア調ディスプレイ。タスカン(魚尾風セリフ)を持つモノラインの書体で、スワッシュオルタネートやリガチャーを多数持っていて大変レトロ。レイヤードになっており、フィルが変わっていたりやシャドウが付いたりしたものが8種あって、それらを自由に重ね合わせる事で様々な表情を作ることが可能。色を変えると更にバリエーションが広がる。大文字のみでスモールキャップス。
レトロエレガントなモダンローマンディスプレイ。かなり字幅の狭いモダンローマンをベースに、くるくるしたカリグラフィックなスワッシュオルタネートが多数あるディスプレイで、アップライトもあるが、画像のようにイタリックをスクリプトのように使うとより効果的だろう。テイストはとてもレトロかつエレガントでかわいらしい。2スタイルパックでも $19(2,800円ぐらい)と大変お買い得。
レトロエレガントなイタリックディスプレイ。優雅でかつかわいらしい繊細な書体で、雰囲気は大変レトロチック。一部の文字にはスワッシュオルタネートやリガチャーがある。フィルに2種類あって、通常のソリッドなものと、ステムがいわゆる袋文字になった Outline があり、後者はよりレトロな雰囲気が強い。スクリプトといってもいいぐらいのスタイルの書体だが、そもそもイタリックはスクリプトを模しており、なんのこっちゃかよく分からない(笑)。1ウェイトのみ。
最近 Adobe Fonts に Monotype の書体が大量に追加された記念にこちら。名前の通り、タイプライターの書体を模したディスプレイ。基本はモノラインのスラブセリフ?で、セリフが大きく端がちょっと膨れてるのがインクの滲みを表現しており、レトロ感満載のタイプライタースタイルである。実際のタイプライターはすべての字幅が同じ(モノスペース)だが、この書体はそれは踏襲せず、普通に文字により字幅が変わっている。コンデンス幅でよりタイプライターに近いものと2種あって3ウェイトずつある。通常幅にはイタリックもあり。ちなみにこの書体、かの有名なミルトン・グレイザーのデザインした「I ❤ NY」に使用されたことでつとに有名である。
この書体は Adobe Fonts でも配信されているが、急に配信をやめてしまうファウンダリーもあるので使えるうちに使い倒しておこう(笑)。やめないでね Monotype さま…
個性的なリガチャーを持つアール・デコ風味のセリフドゴシックディスプレイ。モノラインにモダナイズ?されたレトロな書体で、S のように一部ストロークがフィニアル(先がだんだん細く)になっているのがちょいダサ(笑)でかわいい。大文字には50種以上のリガチャーがあるが、なんとなく組み方も拙くてレトロ風味を醸し出している。画像には小文字はないがちゃんとあり、どちらかというと小文字の方がちょっとおもしろいと個人的には思う。1ウェイト。
クラッシーなコンバインドディスプレイ。最近流行りのモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバインで、3種のフォントがあり、通常のローマンの大文字小文字の Regular、大文字のみスクリプトになった Petit 、大文字がスクリプト、小文字部分に大文字ローマンが割り当てられた Grande がある。この手の書体の多くは Grande タイプなので、使い勝手が良くなっている。雰囲気はクラシカルで大変エレガント。オルタネートやリガチャーはそれほど多くはないが、使わずとも十分個性があって美しい。
ややコンデンスでクラシカルなトランジショナル?ローマンディスプレイ。古いアメリカ映画とかで使われてそうな書体で、テイストはとてもレトロというかクラシック。作例のように詰めて組むとレトロ感はさらに増すだろう。ハデなオルタネートなどはないが、sp や st、ct にクラシカルなクァイントリガチャーがある。イタリックがあって2ウェイト。本日ケネディ大統領暗殺に関する文書が公開されるということで、ケネディのミドルネーム「フィッツジェラルド」の名を持つ書体を紹介してみた。2日続けて似たような書体になってしまった…。
レトロエレガントなイタリックディスプレイ。ストロークはペンのようなコントラストが付いており、かなり手書きのカリグラフィー的なニュアンスが付いていてとてもエレガントだが、大変ゆったりした大きなカウンターがコロッとしたシルエットになっていてチャーミング。大文字にはちょっとしたスワッシュが付いている。一部の小文字にはターミナルスワッシュの付いたオルタネートがあるが、基本的にはオルタネートはなし。まあでもこの書体はあまり遊ばない方がいいかもしんない。1ウェイト。