とにかく派手派手デコラティブなコンバイン+デュオ。2種のフォントのデュオで、Regular の方は最近よく見るモダンローマンとカッパープレートスクリプトのコンバイン。大文字の方にスクリプト、小文字の方に大文字ローマンのグリフが割り当てられていて、組み合わせて使うようになっている。スクリプト同士、ローマン同士のリガチャーも多数あり。Signature の方はほんのりストロークにコントラストの付いたシグネチャースクリプトで、テイストは筆者が見る限りはあんまり合ってない気がする(笑)。まあがんばって使いこなしてほしい。
Tag: #duo
シックなサンセリフとカッパープレートスクリプトのデュオ。モダンローマンからセリフが取れたようなコントラストのあるシックな雰囲気のサンセリフと、やや筆っぽいニュアンスのあるカッパープレートスクリプトのセット。近年流行ったコンバイン書体とは違い、こちらは普通に分かれた書体となっている。サンセリフの方は傾けただけの Oblique と、傾けた上にグリフも違う True Italic のバリエーションがあり、ウェイトも4種とこの手としてはめずらしいファミリー展開である。スクリプトは1ウェイトでオルタネートもないのがちょっと残念。
デコラティブなモダンローマンディスプレイとカッパープレートスクリプトのデュオ。University に似たクラシカルなプロポーションのモダンローマン(矛盾)をベースに、スワッシュオルタネートとリガチャーを豊富に持った書体で、特にリガチャーが100以上とかなり多めに用意されていて、バリエーション豊かな文字組が楽しめる。画像にはないがカッパープレートスクリプトもファミリーにあって、組み合わせて使うとさらにデコラティブ。気をつけないとただ糸が絡まったようになってしまうので、使い方には結構気を使うだろう。それぞれ1ウェイトのみ。
繊細なスクリプトローマンのコンバインとサンセリフのデュオ。ローマンの方はライトウェイトでコンデンスタイプ。腰が高く優雅である。小文字がなくスモールキャップスだが、オルタネート(多分)にカッパープレートスクリプトの大文字が入っていて、アクセントとして使えるようになっている。大文字には個性的なリガチャーが大量に入っており、かなりバリエーション豊か。これとは別に細めのジオメトリックサンセリフもファミリーに入っていて、こちらは小文字もあってリガチャーも多少ある。うまく使うにはコツがいるだろうが、非常に美しい書体。
本日『ジェラートの日』だそうなのでこちら。サンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はカウンターやxハイトの大きなジオメトリックで、ステムの一部がセリフのようにポキっと折れてるのが特徴。スクリプトはスクリプトというよりラフな手書きで、サンセリフとほぼ同じ太さのモノラインストローク。小文字部分には大文字のオルタネートが入っている。したがって小文字がなく、サンセリフと組み合わせて使う前提だと思われる。全体的にはとてもカジュアルでかわいらしい。それぞれ1ウェイトのみ。
本日より5月とか信じたくないが現実なのでこちら。繊細なローマンディスプレイとブラッシュスクリプトのデュオ。ローマンの方はライトウェイトでかなり細く、グリフはジオメトリックをベースにやや変わっている。大文字しかないが、小文字部分にはオルタネートが割り当てられている。傾いたイタリックと2種。スクリプトの方は毛足の長い筆で書いたようにラフでコントラストやかすれが強いタイプで、雰囲気がぜんぜん違うので組み合わせとしては結構めずらしい。オルタネートはまったくなくいたってシンプル。
本日『シルクロードの日』らしいのでこちら。エレガントなローマンディスプレイとラフなスクリプトのデュオ。ローマンの方は大文字のみで、ほぼほぼスタンダードなグリフだが、一部ちょこっと色気を出して(笑)変形している。リガチャーが30種ほど。スクリプトの方はスピード感のある結構ラフなタイプで、ローマンとはちょっとテイストが違うような気がする。こちらもリガチャーが結構あるが、スワッシュオルタネートはなし。それぞれ1ウェイトのみ。
本日はマドンナ Madonna の誕生日(1958)。マドンナと言えば Like a Virgin というワケでこちら。オシャレなサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方は太めのジオメトリックとネオグロテスクの中間のようなテイストで大文字のみ。スクリプトは細めのモノラインで、傾きが強く大文字と小文字の差が大きいシグネチャータイプだが、そこまでグリフは崩れていないものの流れが重視されててやや読みづらくはある。多分スクリプトをメインにしてサンセリフはサブ、の方がオシャレに収まるだろう。逆だとちょっと野暮ったいかな…。それぞれ1ウェイトのみ。
本日はクラーク博士 William Smith Clark の誕生日(1826)。Boys be Ambitious ということでこちら。オシャレ感満載のフォントデュオ。サンセリフはコントラストが強く、細いストロークはヘアラインとなっている。グリフはごくスタンダード。スクリプトはモノラインで、グリフはややラフでちょっと崩れているが、そこまで暴れてはいないので読むのにさほど苦労はない。小文字にはリガチャーが結構あり。それぞれ1ウェイトずつ。
1966年の今日、初めてウルトラマンが放映されたということで『ウルトラマンの日』らしいのでこちら。サンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフは太めで幅広のスタイルで大文字、アップライトとイタリックがある。フィルはソリッドなノーマルと、太めのアウトラインの One、細いアウトラインの Two の3種。スクリプトはかなりラフな手書きタイプで、スワッシュはないがリガチャーが多数ある。ちなみに ultra とはラテン語で「~を超えて」「向こうへ」などの意味があり、つまりウルトラマンとは「超人」って事である。ついでにプルス・ウルトラ Plus Ultra とは「もっと向こうへ」「さらに先へ」という意味で、雄英高校のモットーになっており、スペインの国旗にも書かれている。