本日は『チャーリーとチョコレート工場』の作者、英国の作家ロアルド・ダール Roald Dahl の誕生日(1916)。んでチョコと相性のいいプラリネの名を持つ書体を紹介。レトロなソフトセリフとラウンドサンズのデュオ。ぼったりぬちょっとしたソフトセリフはスワッシュオルタネートやリガチャーが豊富で、総グリフ数が1200を超えるなかなかの大物。対してラウンドサンズの方はあくまで添え物のようで、オルタネートはないシンプルな構成。まぁ両方で暴れられても困るだろう。双方とも1ウェイトのみ。
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クラシカルなスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトの方はカッパープレートタイプで、控えめなスワッシュオルタネートとフローリッシュが付属。ローマンの方はコントラストの強いオールドスタイル(トランジショナルかも)で大文字のみ。個人的には全体的になんとなく権威的で英国ぽい雰囲気があるかなという印象。高級ブランド、女性だけでなく男性向けにもよく似合うだろう。名前は「議会」の意で、やっぱその辺に合うかな。それぞれ1ウェイトのみ。
エレガントなモダンローマンディスプレイとスクリプトのデュオ。ローマンの方は大文字のみで、コンデンスでライトウェイト。ヘアラインはかなり細い。スクリプトの方はローマンのヘアライン程度のウェイトのモノラインで、ややスピーディながらカウンターは大きめでゆったりしている。大文字と小文字の差は大きめ。小文字にはちょっとしたスワッシュオルタネートがある。オトナな高級感を演出したい時に。なんか似た名前の高級宝石ブランドがあったような…? それぞれ1ウェイトずつ。
ソフトでカジュアルなサンセリフとスクリプトのデュオ。どちらも手書きのラフな感じがあり、サンセリフの方は太めで大文字のみ。イタリックと2種で、フィルタイプがソリッドなものとラフなものの2種がある。スクリプトは太めのモノラインで、控えめなスワッシュオルタネートとリガチャーがある。ほかイラストも添付されており、サンプル画像の看板のイラストもある。夏だねぇ…。
本日は1966年の初来日を記念して『ビートルズの日』らしいのでこちら。ヴィンテージ感のあるポップで太めなモノラインスクリプト。カウンターが大きく丁寧に書かれた読みやすいレタリングスクリプトで、整然と並んだグリフにちょっとしたスワッシュオルタネートが付いていて、ストロークが重なるところが一部欠けて立体感を表現している。オマケなのか同じ太さでアップライトラウンドゴシックの Bhelt という書体も付属し、実質デュオフォントパッケージとなっている。
クラシカルでラグジュアリー感のあるデュオディスプレイ。カッパープレート風に幅広の書体で、ローマンとサンセリフの2種のデュオとなっている。ローマンの方はコントラストの強いモダンローマンベースで、見ての通りクセの強いリガチャーが30種以上ある。サンセリフの方は奇をてらったところのないノーマルなタイプ。双方とも大文字のみでスモールキャップス。それぞれ1ウェイトずつ。
本日は画家ゴッホ Vincent Willem van Gogh の誕生日(1853)。ゴッホと言えばひまわりなのでこちら。おしゃれローマンとサンセリフのデュオ。ローマンの方はモダンローマンをベースにプロポーションがやや変形しており、見ての通りちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。サンセリフの方もちょっとバランスが崩れており、そこが何かいい味を出している。ウェイトはやや太め。双方とも小文字はなくスモールキャップス。それぞれ1ウェイトずつ。
本日『ミントの日』らしいのでこちら。スクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトはマーカー(あるいは筆ペン)タイプで、コントラストがあり大小差が大きくダイナミックながら、ストロークは緩やかで全体的な雰囲気はカジュアル。オルタネートやリガチャーも豊富に用意されている。サンセリフの方は太めのジオメトリックでややコンデンス気味。大文字のみ。それぞれ1ウェイトのみ。
かわいらしいオーガニックなサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はいわゆる丸ゴシックで、ストロークのぶつかる所が大きく丸くなっておりアウトラインも歪んで滲んだようになっている。見ての通りスワッシュオルタネートがあり。スクリプトの方はモノラインで小文字がかなり小さく判読しづらいが、雰囲気があって良い。全体的にはガーリーな雰囲気があるので、そのへんの用途にどうぞ。それぞれ1ウェイト。
変形ディスプレイローマンとサンセリフのデュオ。最近流行のエレガントな雰囲気を持った奇抜なグリフのローマンに、コンデンスなサンセリフがセットになったデュオである。ローマンの方はコントラストの強いモダンローマンがベースになっていて、見ての通り一部おもしろグリフになっている。サンセリフの方はジオメトリックでかなりコンデンス。こちらは大文字のみ。
ところでこのテの書体をどう分類したもんかずっと悩んでいたが、勝手に freak というタグ付けをする事にした。ずっと「奇形」という言葉しか頭になかったが、こんな名称も昨今どうかと思っていたところ、映画『グレイテスト・ショーマン』で団員のことを「フリークス freaks」と呼んでいた事を思い出し、そう呼ぶことにした。まあこれも「奇形」なんだけど(笑)、なんかちょっと柔らかいかなと…。そういうワケでよろしく。