クラシカルなカリグラフィースクリプト。正統派のテイストがありながら、ストロークにブロードエッジドのイタリックとポインテッドのカッパープレートの中間のような不思議なウエイトの付き方をしている書体で、書くのはちょっと自信がない。クラシカルでありながらテイストは現代的で、そんなに古めかしい雰囲気はないので使いやすいだろう。グリフは400ほどとこの手としては少なめ。その分お安い。1ウェイトのみ。
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本日はかのモーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart の誕生日(1756)というワケでこちら。非常に優雅でクラシカルなカッパープレートスクリプト。これぞカッパープレート、という正統派なタイプで、オルタネートもかなり用意されている。タイプがあって、レギュラーの他、ヘアラインがやや太めになった Ext、Word など異体字切り替え機能のないアプリのための CutOff があり、それぞれに4ウェイト用意されている。また字間が微妙に違うタイプも4種あり。リレーションのあるスクリプトは字間を調整すると繋がらなくなってしまうので、こういう配慮はありがたい。こんなにすごい書体がパックでたったの $30 とは驚きである。買って損はないが、使いこなすのも技術がいるだろう。手強い書体である。
繊細なカッパープレートスクリプトとコンデンスなオールドスタイルローマンのデュオ。スクリプトはカッパープレートのそれのスタイルだが、通常に比べて小文字のxハイトがかなり大きく、可読性が良くなっている。ただし派手なオルタネートはない。ローマンの方は一見コントラストが強いのでモダンローマンに見えるが、肉付きをよく見るとオールドスタイルのようである。全体的にライトウェイトで幅が狭く大文字のみ。同じポイントでほぼサイズが揃うので、以前紹介した Beverly Hills のように両方を混ぜて使うのも面白い。ローマンはさらに幅が狭い Condensed もある。ただいま50%オフセール中。
Creative Market もブラックフライデーセール中なのでその書体を。大変上品で優雅なディスプレイローマン。スクリプトと混じって見えるが、大文字にはカッパープレートスクリプト体、小文字の方には繊細なモダンローマンの大文字のグリフが入っているというミクスドフォントで、ひとつのフォントファイルに両方の字体が入っている。小文字の大文字?にはリガチャーが多数あって、バリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。全体的にフェミニンなので、女性向けラグジュアリーブランドなどに。名前は言わずと知れたカリフォルニアの高級住宅街。我々世代はエディー・マーフィーを思い浮かべるだろう(笑)。イタリックと2種あって1ウェイトずつ。ただいま40%オフセール中。
クラシカルなスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトの方はカッパープレートタイプで、控えめなスワッシュオルタネートとフローリッシュが付属。ローマンの方はコントラストの強いオールドスタイル(トランジショナルかも)で大文字のみ。個人的には全体的になんとなく権威的で英国ぽい雰囲気があるかなという印象。高級ブランド、女性だけでなく男性向けにもよく似合うだろう。名前は「議会」の意で、やっぱその辺に合うかな。それぞれ1ウェイトのみ。
カッパープレート風味のゴシックディスプレイ。モノラインのサンセリフに小さなセリフが付いていて、身も蓋もないを言えば Copperplate Gothic に小文字を加えたものという感じなのだが(笑)、グリフがちょっと角ばっており、Eurosteil 風味もあるかなという感じ。さらに珍しいことにオブリークタイプの Italic もある。名前は… 目黒…? 5ウェイト。なぜか 8.24 現在 MyFonts ではパッケージが不備でファミリーが揃ってないようなので、購入する時は問い合わせて欲しい。
最近じゃめずらしいクラシカルなカッパープレートスクリプト。ストロークの端にティアドロップが付いているのが特徴。大文字のベースライン付近だけに付くのが一般的だが、これはもうあちこちに付いている。もちろんスワッシュオルタネートは豊富。なはずだがグリフ数は400しか確認できず…サイトのバグかな? Bold と2ウェイト。ただいま50%オフセール中。
ローマンとスクリプトがコンバインされたディスプレイ。イメージにはローマンの大文字の間にいわゆるカッパープレートスクリプトの R が挟まれているが、これは別の書体ではなくひとつの書体である。大文字の部分にはスクリプト、小文字の部分には大文字のローマンが入っている。なんとも奇妙な書体である。小文字の大文字(なんのこっちゃ)にはリガチャーが多くあるが、スクリプトの方にはリガチャーもオルタネートもまったくない。が、十分おもしろい文字組が楽しめるだろう。当然ながら小文字のグリフはない。1ウェイト。
モダンとクラシックの中間のようなスクリプト。作者はスペンサリアンを意識してるようだが、ウェイトの付き方はほとんどモノライン(笑)。傾きが強くサイズやベースラインは揃っていて、クラシックな雰囲気はあるが、字間が広めに取られてるせいか、結構モダンでカジュアルな雰囲気に仕上がっている。スワッシュオルタネートはそれなりにある模様。1ウェイト。
ダイナミックなカッパープレートスクリプト。全体的に割とコンデンスでスタンダードなグリフをしており、見ての通りかなりハデなスワッシュオルタネートが多数ある。オルタネートは異体字切り替えではないようで、ex2 / ex3 とファイルが分かれている。この手としてはめずらしくウェイト展開されており、5ウェイトもある。合計で15ファイルあるが、単体と全体パックでほぼ金額が変わらないので、買う時は全部買った方が断然おトクだろう。バレンタインにどうぞー。