Tag: #traditional

Goudy National

本日は『ビスケットの日』らしいのでこちら。オールドアメリカンなローマン。かの Frederic Goudy が、National Biscuit Company のロゴとして1901年にデザインした文字を元に、1916年に制作したものとの事(元のロゴはこちらのブログで見られる)。この会社はのちに名前を略して改称しており、それがかの「ナビスコ」だそうである。ヴェネチアンをベースに Goudy らしいアレンジがされており、古き良きアメリカンな感じがしてとても良い。これに似合うオーナメントも多数グリフ内にある。イタリックもあって3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2018

SFPL

新年一発目は恒例『石の日』で Sumner Stone の書体を紹介。エレガントでスタンダードなオールドスタイルローマン。サンフランシスコ公共図書館 San Francisco Public Library のために作られたもので、そのイニシャルが名前になっている。至ってマジメな書体で、威厳が感じられる堂々とした雰囲気がある。ただしファミリー展開は乏しく、Regular と Bold の2種のみで、Bold はイタリックもないという淋しいもの。あまり使用範囲を広く想定してないのだろう。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Hermanz Titling

久々の碑文系ディスプレイ。巨匠ヘルマン・ツァップの書いた文字を基にしたものらしく、確かによく見たプロポーションの大変堂々としたタイトリングである。ただ著作権的にどうなのかはちょっと不明ではあるが(笑)、まったくそのままのトレースではないらしい。オルタネートがちょっとだけあり、Y のアームが曲線になったもの、幅広になった Z、活字風になった &(デフォルトはカリグラフィー風味がある)などがある。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2021

Lodbrok

本日はアイルランドの祭り・聖パトリックの日 St. Patrick’s Day なのでこちら。インシュラー Insular 風味のあるケルティックなディスプレイ。d や g など見慣れてないと読みづらい字形が一部あるが、基本的にはスッキリしていて読みやすく、キレイによくまとまった書体と言えるだろう。パブやビールなどのデザインにどうぞ。どうしてもアイリッシュな雰囲気が出てしまうけども。名前のロズブロークとは、9世紀頃のヴァイキングの伝説的な英雄の事らしい(実在したかどうかは不明)。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Christmas Reign

今年がもう終わるかと思うと恐ろしいが、クリスマスまであとひと月なのでこちら。古風でデコラティブなディスプレイ。10世紀頃の英国でよく見られたような書風で、大変クラシカルで筆者好み。文字自体もセリフがタスカン(二股)になっていてデコラティブだが、加えてリガチャーが大変豊富で、おもしろい文字組が楽しめる。ノーマルタイプの Regular と、上下にリースの付いた Deco の2種。大文字のみ。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Versina

ちょっとクセのあるクラシカルなローマン。18世紀スペインのトランジショナルローマンをベースにしてるとあり、骨格はスタンダードながら、エレメントに若干のクセがあってそれが大変いい味を出している。セリフやティアドロップ、ドットがやや大きめにデザインされており、そのほかにもペンの動きを再現したような墨溜まりのような黒みを持つ部分などがある。x-ハイトも小さめで、クラシカルなリガチャーやオーナメント類も揃っており、非常に筆者好みの書体である。本文のほか、ディスプレイ用途にも使えるだろう。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

FS Rome

やや軽めのウェイトの堂々としたローマンキャピタル。このテの書体はたくさん紹介してきたが、これは中でも上位に入る美しさがある。ただグリフがあまりに潔く、小文字はもちろん、リガチャーどころか数字さえもない(笑)。約物もピリオドやカンマ、クォーテーションとハイフンぐらいで括弧類は綺麗サッパリ省かれている。アクセント記号もゼロ。にも関わらずお値段的には普通という…。ただ繰り返すが美しさはトップクラス。大変品があるのでラグジュアリーな雰囲気を出したい時にはもってこいだろう。ちなみに「SPQR」とはラテン語の「ローマの元老院と人民たちよ」の略(略前のフルスペルは下の行の1行目)。ローマ帝国時代、御触書が出る時の冒頭の常套句である。英語の Ladies and Gentlemen みたいな感じ。

Category(s)
Design Date
2019
Publisher

Emperator

筆感が満載のローマンキャピタル。普通この書体は平筆で書き、その際はちょっと不自然な動きをしてあまり筆の感じを残さないようにするものなのだが、このフォントは変にレタッチされておらず、手で自然に書くとこうなるよな、ととても納得の行く(笑)ものとなっている。筆感の弱い Classic、筆の感じが大いに残っている Hand、さらに筆がかすれた感じまで再現している Rough の3種がある。あと「キャピタル」とは言ったが、実は小文字もあるという変わり種。リガチャーやオルタネートのある Pro と、ベーシックなグリフしかない Essential の2タイプがある。それぞれ Classic と Hand は4ウェイトずつ、Rough は Black のみ。ただいま75%オフセール中。この辺が大好物である筆者は買った(笑)。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Quieta

繊細で大変美しいオールドスタイルローマン。ルネッサンス期のヒューマニストセリフを参考に、当時めずらしかった女流画家のアルテミジア・ジェンティレスキ Artemisia Lomi Gentileschi をイメージしてデザインしたものとのこと。スタンダードなグリフをしており、優雅でとても読みやすい。Q のテールがぐっと伸びてるのが特徴的。イタリックはややカリグラフィー風味が強く、大文字にはスワッシュオルタネートがある。5ウェイトと見出し用の Display があり、Medium ウェイトはアップライト・イタリックともにフリー。ダウンロードして試してみるのもいいだろう。名前はイタリア語で「静か」。ただいま75%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

P22 Tyndale

クラシックなゴシックローマン。見ての通りゴシック(ブラックレター)とローマンのハイブリッドのような書体で、15世紀に活版印刷が実用化された頃はこういう書体がぽつぽつあった。現代では新たにデザインされることはほぼなく、だいたいリバイバルになる。これもその類。筆者はこういうクラシカルな書体は大好物だが、使える場面が限られる所がちょっと悲しくはある。18世紀頃に流行ったオーナメントも多数付属。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2002
Designer(s)
Publisher