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Tag: #roman capital

Loniki

Loniki

最近別の書体も紹介した古代ギリシャ碑文系のディスプレイ。なんとも古代の香りがする美しいフレアセリフで、堂々としていながらもどこかちょっと田舎風の雰囲気漂う書体である。大文字のみで小文字はないが、当然ながらギリシャ文字をサポートしている。それどころか、現代では使う者がほぼ滅んでしまったコプト文字やルーン文字まで収録されているというかなりの変わり種。いったいどこの誰が使いこなせるのか(笑)。同時代風の記号やオーナメントが入った Symbols がファミリーにあり。名前はギリシャ第2の都市テッサロニキの現地でのニックネームだそうな。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2023
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Injurial

Injurial

美しい書影が SNS に流れてたので紹介。大変繊細でエレガントなフレアセリフディスプレイ。こういうのもローマンキャピタルと呼べるだろうか、その辺りのプロポーションを持った書体で、ストロークは細く、端がやや大きめのフレアに広がっている。大文字のみで、今どきとしては珍しくリガチャーなどもなく大変シンプルで潔い。この本のようなデザインを提案するのは結構勇気がいるし、採用する方にも度量がいるが、双方のセンスが合わさるとこのような傑作が生まれるのだなぁ…。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2014
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Polias

Polias

威風堂々としたサンセリフディスプレイ。古代ギリシャ時代の碑文をモチーフにした書体で、ローマンキャピタルに通ずるものがあるが、こちらはセリフがないせいか、より素朴な雰囲気も持っている。ストロークはほぼモノラインだがややフレアセリフ気味で、全体的にプロポーションがやや幅広。雰囲気がホントに筆者好みで、何に使うか分からないがすごく欲しい(そんな書体をいくつ持ってるやら…)。当然ながらギリシャ文字もサポートしている。小文字はなくスモールキャップス。8ウェイトあって、バリアブルタイプも別にある。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
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LDN Grace Roman

LDN Grace Roman

非常に繊細で美しいローマンキャピタル。この手の書体の代表格である Trajan にも勝るとも劣らない大変素晴らしい出来のローマンキャピタルで、これほどのものはなかなかお目にかかれない。Grace の名に恥じない書体だが、実はこの名はガンで亡くなった姪御さんのミドルネームだそうで、この書体の収益の半分はガンの研究センターに寄付されるそうである。現在は大文字のみでスモールキャピタルしかないが、最近 SNS でこの書体の小文字をデザインしている事を報告している。いつかリリースされるだろう。楽しみに待ちたい。1ウェイトのみ。

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Design Date
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Vectis

Vectis

ローマンキャピタル系ディスプレイ。大変クラシカル、というよりエンシェント(古代)風味あふれる筆者好みの書体である。スモールキャップスタイプのレギュラーと、小文字がある Miniscule がある。どちらも大文字はベースラインから下がっており、歪な形をしていておもしろい(ちゃんとしたグリフもオルタネートである)。小文字はちょっと幅広にデザインされ、またリガチャーが20種ほどある。双方とも字幅が2種あってウェイトも2種。ほか、彫ったような影の付いた Monumental もあり。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)

Marcus Traianus

Marcus Traianus

久々に紹介するローマンキャピタル系。やや平筆での手書き感の残るタイプで、他の同系書体に比べて全体的にやや幅広。普通は文字によって字幅がかなり違うが、こちらはその差が小さくなっている。また小文字やイタリックがあるところもちょっと変わってるが、その分普通の書体と同じ感覚で使えるので楽ではあるだろう。スモールキャップスもあり。Bold と2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Greenstone

Greenstone

大変品があって美しい碑文系ディスプレイローマン。20世紀アメリカのブックデザイナー・カリグラファーの Oscar Ogg 的な解釈でデザインしたとの事。セリフが小さめでブラケットが大きいので、一見フレアセリフにも見えるのが特徴的。小文字もあって、xハイトが小さくややコンデンス気味。アップライトでも2度傾いており、ほんのり前のめりである。いくつかの字にはオルタネートがあり、RG にのみリガチャーがある(どこで使うん)。カリグラフィックなイタリックがあってそれぞれ1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Alchimia

Alchimia

これでもかというぐらいリガチャーだらけのディスプレイローマン。碑文系っぽい(けど違う)大文字ローマンに、見ての通り鬼のようにリガチャーが付属しており、最大で5文字が合体しているものもあり、総数は600近い。元々ややグリフが変わっており、そのまま組んでもスペルによってはおもしろいだろう。普通はちょっとしたアクセント程度で使うものだが、これに関してはやれるだけやってみてもいいかも。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Telingater Display

Telingater Display

レトロ風味のあるややカリグラフィックなディスプレイ。細身の堂々とした碑文系のグリフの書体で、基本はフレアセリフっぽいが、ところどころ鋭い鍵状のセリフが付いている。旧ソ連のブックデザイナー、Solomon Telingater が1959年にデザインしたもので、書体名はここから取られている。同年、ライプチヒで開催された国際ブックアート展にて銀賞を受賞したそうな。キリル文字もサポートされている。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2003
Designer(s)
Publisher

Beata LP

Beata LP

エレガントな碑文系ディスプレイ。Optima 風味のあるフレアセリフディスプレイで、全体的に腰高で堂々とした中にも繊細さがあり、K や R のレッグがふよっとしてるのが特徴的。15世紀の彫刻家・建築家のベルナルド・ロッセリーノ Bernard Rosselino が彫った、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある聖ヴィラナ・ボッティ Beata Villana delle Botti の墓石の書体を参考にしたとある。Optima も確かイタリアの教会でスケッチしたものを元にしたはずなので、こういう書体はそこかしこにあるのかもしれない。製作年が2004年と古いため、字種は最低限のみ。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2004
Designer(s)
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