本日はハレー彗星の名の元となった英国の天文学者エドモンド・ハレー Edmond Halley の誕生日(Jul. 1656)らしいので、名前がニアミスしているこちら。シンプルでカジュアルなモノラインスクリプト。細いストロークでゆったり書かれたスクリプトで、傾きや強いものの、グリフは崩れておらず大変読みやすい。大文字にオルタネートはないが、小文字にはちょっとしたエンドストロークがあるオルタネートがあるので、ちょこっとした変化は付けられるだろうか。全体的にシンプルで使いやすい。1ウェイトのみ。
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ゆるやかでダイナミックなシグネチャースクリプト。文字の大小の差が大きく、グリフもやや崩れ気味で実際のシグネチャーの雰囲気に近いタイプでかっこいい(主観)。大文字にオルタネートはないが、小文字には水平に伸びるエンディングストロークが付いたものがあり、通常は語尾に使うのだろうが、作例のように語の途中で使うとスペースに緩急が出てなかなかいい効果が出ているように思う。1ウェイトのみ。
本日は全日本マカロン協会が定めた『マカロンの日』だそうなのでこちら。カジュアルガーリーなハンドライテン。Sans、Script、Display の3種からなり、Sans はただ手で書いた文字(笑)で、Script は多少なりともモダンカリグラフィーのようなテイストがあり、リガチャーもいくつかある。Display は大文字のみで、スワッシュオルタネートがちょこちょこ、といった感じである。全体的にはとてもガーリーでかわいらしい。安いし気軽に使っていただきたい。
美しくモダンなカッパープレートスクリプト。モダンカリグラフィー全盛の昨今だが、こちらは一応それに分類されるものの、かなりクラシカル寄りの書体である。カジュアルなものも可愛いけど、やはりこういうスタイルは優雅で美しいなと思う。そろそろこの辺に回顧してもいいのではないだろうか。スワッシュオルタネートもしっかりあり、バリエーションは豊か。ウェディングなどには最適だろう。暑い時期に正装は苦しいので、もうジューンブライドはやめてオクトーバーブライドにしたらいいのにと思う(笑)。1ウェイト。
本日より10月(こわいいい)なのでこちら。モノラインのカジュアルなスクリプト。割と傾きが強く、太めのストロークで小文字が小さいのでボウルが潰れてるところがちょいちょいあるが、まあ御愛嬌である。字間が広めでゆったりしており、やや横幅が長くなりがち。雰囲気はかわいらしくガーリーで、カフェや雑貨などそのへんに向いているだろう。1ウェイトのみ。
この手は久々に紹介する。ダイナミックなシグネチャースクリプト。この辺はもう作者の手癖だけが特徴と言ってよく、グリフ以外の違いはあんまないので好みで使ってくれという感じ(笑)。この書体は筆者の好みではある。オルタネートやリガチャーもたっぷりあって、使いでがあるだろう。雰囲気はカジュアルでやや女性的かなという感じ。1ウェイトのみ。
クールで男性的なシグネチャースクリプト。ボールペンで書いたようなややコントラストのあるストロークで、横へ横へと伸びていくグリフが特徴的。ダイナミックかつラフでありながら、可読性はそこまで損なわれておらず、割と読みやすくはある。オルタネートが豊富で、手書きを再現するようなバリエーション豊かな文字組が楽しめるだろう。全体的な雰囲気はダンディというか男性的かなという感じ。横長になるので、あまり長い文字列は組みにくいだろう。やはりワンポイントで使うのが賢いか。1ウェイト。
本日は『くじ(lottery)の日』らしいので、名前の似てるこちら。デコラティブなブラックレター。カリグラフィー(手書き書体)のロタンダ Rotunda というタイプで、あまり人気がない(笑)のでフォントになっているのはめずらしい。16世紀にライプチヒで Melchior Lotter という人が印刷した本から起こしたもののようだ。毛色の違うのが1文字だけあるが、これは “L” で、こちらはロンバルディックキャピタル Lombardic Capitals という、主にドロップキャップに使われた書体である。通常のよりややデコラティブになってるだろうか。この2種がセットになったファミリー。現代じゃあんまり使い道ないかな…(笑)。
ポップでカジュアルなハンドライテン。躍動感のある太めのストロークで構成された書体で、直立もしておらず文字ごとにあちこち傾いており、それがより躍動感を増している。半分ぐらいの字には小さなスワッシュの付いたオルタネートと、一部リガチャーもあり、文字組に変化をつけることが可能。子供向けと紹介されてはいるが、別に限定する必要はないだろう。イタリックと2種。
本日『ジェラートの日』だそうなのでこちら。サンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はカウンターやxハイトの大きなジオメトリックで、ステムの一部がセリフのようにポキっと折れてるのが特徴。スクリプトはスクリプトというよりラフな手書きで、サンセリフとほぼ同じ太さのモノラインストローク。小文字部分には大文字のオルタネートが入っている。したがって小文字がなく、サンセリフと組み合わせて使う前提だと思われる。全体的にはとてもカジュアルでかわいらしい。それぞれ1ウェイトのみ。