カッコいいリアルに近いシグネチャースクリプト。傾きが強く横の流れが強調されたタイプで、グリフは見ての通り潰れ気味で可読性はなかなか酷い(笑)。ただこれこそがいわゆる「署名」のリアルに近いだろう。大文字にはオルタネートはないが、小文字にリガチャーが80種ほどあって色々バリエーションが出せる。けど日本語のローマ字綴にはあまり当てはまるリガチャーがないのが常なので日本語名にはあまり期待はできない。珍しく6つのウェイトバリエーションがあるが、一番軽い Regular と一番重い Super Bold でもほとんど違いは見いだせないほど微妙である。
ちなみに著名人がファンに書く「サイン」は英語では「オートグラフ autograph」である。「署名」は「シグネチャー signature」。じゃあ「サイン sign」とはなんぞやというと、名詞では「看板・標識」のことである。ただし動詞だと普通に「署名する」ぐらいの意味なので結構ややこしい。



