本日はかのウォルト・ディズニー Walt Disney の誕生日(1901)。ディズニーと言えばシンデレラ(そうか?)なのでこちら。ファンタジーによく見られるようなポップで子供っぽいスクリプト。コントラストは強めでグリフは素直で読みやすく、ループは大きくゆったりとしている。スワッシュオルタネートは豊富かと思いきや5つしかないというのがちょっと残念だが、まあその分使いやすくはあるだろう。1ウェイトのみ。
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カジュアルでかわいらしいハンドライテンスクリプトとサンセリフのデュオ。気軽に手書きで書かれたような書体で、スクリプトの方はアップライトでカーリーというかよくクルクル回るループが目立ち、サンセリフの方はややコンデンスでジオメトリック風味で字間が広め。ストロークはどちらもモノラインで、アウトラインは柔らかく滲んだようになっている。スクリプトは2ウェイト、サンセリフの方は大文字のみで、フィルがソリッドなレギュラーとアウトラインのみタイプがある。
シックながら怪しげなゴージャスさも併せ持つデュオフォント。非常に大きなフレアセリフを持ったステンシルタイプのローマンとシグネチャースクリプトのデュオで、ローマンの方はかなり大胆にストロークが省かれていて、1文字単体だと可読性も危ういのがチラホラあるが、単語を組めばまあ大丈夫という感じ。ステムはヘラというか三味線のバチというか、それぐらい大胆に中央部を絞ってセリフを大きくしており、雰囲気は大きなスペースがかすれたように見えて怪しさを醸し出している。スクリプトの方は割とスタンダードでバランスを取っている。カッコいいのでモードファッションとかに似合いそう。
やや手書き感の残るエレガントなディスプレイローマン。画像のスペルではあまり分からないが、他の字のグリフは割と曲線が多く、特に小文字は結構ふにゃふにゃしていて手書きのニュアンスが大きい。セリフは分かるか分からないかぐらいの小さなのがちょこんと付いている。細いウェイトはエレガントだが、太いものもあってそちらはこの雰囲気は失われる。まあ用途によって使い分けるといいだろう。名前は医療機器・カメラメーカーではなく、ギリシャ最高峰にしてギリシャ神話の神々が住まうとされるオリュンポス山のこと。当然ながらギリシャ文字もサポートしている。5ウェイト。
力の抜けたカジュアルなシグネチャー?スクリプト。太めのゆるいストロークで間延びした字間が特徴。文字から伸びる水平のストロークはオルタネートのエンディングストロークかと思いきや、すべての字にデフォルトでこれが付いており、オルタネートはないという変わった書体である。大文字はご覧の通りフック状のスワッシュがほぼすべての字に付いており、これまたオルタネートではなくデフォルトである。とにかくこれ以外の組み方は一切できない(笑)。まあ潔いといえば潔い。1ウェイト。
華やかでクラシカルなカッパープレートスクリプト。今どきはもう珍しいスタイルの古典的なタイプのスクリプトで、華美な装飾が大変フェミニンで美しい。オルタネートやリガチャーが豊富で、総グリフ数は1500種を超える。コンデンスではあるものの、昔のものよりはxハイトが大きめで読みやすいだろうか。ウェイトが2種あるのも嬉しい。これからのホリデーシーズンにいかが。
今日が11月初営業日なのでこちら。かなりラフなシグネチャースクリプト。結構ガチャガチャした書体でグリフも安定しておらず、横ではなく縦に荒れて心電図のようで、あんまり魅力的には見えない(失礼)のだが、リガチャーが100種以上もあってバリエーションは割と豊富。というぐらいだろうか…。今年もあと2ヶ月を切った。名前の通り Oh という感じだがやり残しのないよう頑張りましょう。
カリグラフィーテイストを持ったユニークなサンセリフディスプレイ。ストロークの中央部が絞れており、若干フレアセリフ気味になった手書きの跡が残るサンセリフで、見ての通りリガチャーが非常に豊富な文字組みが楽しくなってしまう書体である。元は作者が務めていたデザイン事務所の上司だった John Miles という人のレタリングから起こしたものだそうで、彼の死を悼んで制作した模様。名前のブラックヒースとはロンドン南東部の地名で、ここにそのデザイン事務所があったそうな。これは筆者は多分買うのでは…(笑)。大文字のみで小文字はスモールキャップス。1ウェイトのみ。
レトロでチャーミングでエレガントなスクリプト。名前の通り細いリボンのようなストロークが特徴的なスクリプトで、20世紀中頃までに登場した活字タイプのスクリプトにこのようなものがあったが、それらは文字同士のコネクションが取られていなかった。この書体は普通のスクリプトのようにちゃんと繋がっている。全体的にややコンデンス気味で、xハイトが大きめなのも気取りすぎておらず可愛らしい。スワッシュオルタネートは豊富にある模様。年末のプレゼントシーズンにいかが。1ウェイト。
レトロアメリカンテイストのレタリングスクリプト。太めのブラッシュスクリプトを模したレタリングによるスクリプトで、ミッドセンチュリー感のあるボテっとした風合いが特徴。ちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートが大量にあり、手書きとは逆の左向きのストロークが多いのがレタリングの面目躍如という所である。リガチャーもちょこちょこあり。異次元の活躍を見せるオオタニサンに敬意を評し、メジャーでもよく見るこのタイプのスクリプトを紹介してみた。













