本日『サボテンの日』だそうなのでこちら。カジュアルなフリーハンドのレタリングによるディスプレイ。コンデンスなスラブセリフ?をラフにレタリングしたような書体で、一部スワッシュのような曲線がストロークに入っている。なんとなく欧米の絵本などに使われてそうなカジュアルで読みやすい優しい書体である。1ウェイト。
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レトロポップなサンセリフディスプレイ。図太いコロっとしたジオメトリックサンセリフで、ちょっと変わったグリフがかわいらしく、テイストはどことなくレトロ。a には1階建てと2階建てがあるが、オルタネートはそれぐらい。ロゴやポスターによくマッチするだろう。お菓子のパッケージなどにも。1ウェイトのみ。
レトロでゴツめなスラブセリフディスプレイ。’70年代のアメリカンスタイルで、メタリエンボッシングなどでよくみるタイプである。大体の字がほぼ正方形のプロポーションに収まるようにデザインされていて、縦組みにしても問題ない。ブラケットは大きく、ややインクが滲んでいるようにも見える。様々なタイプの矢印や、この書体に似合うちょっとしたアイコン類も付属している。大文字のみの1ウェイトのみ。
手書きのカリグラフィーと活字の中間のようなイタリックのスクリプト(?)。グリフは確かにカリグラフィーの感じはあるものの、手書き感は弱く、活字のようにレタリングされたような風味もだいぶ加味されており、20世紀前半頃によくあった Park Avenue のようなレトロなセミスクリプトとも呼べるようなテイストを持っている。雰囲気はゆったりしていて柔らかく、大文字はややスワッシュ過剰でデコラティブ。オルタネートはないっぽい。1ウェイト。
本日は偉大な野球選手ベーブ・ルース George Herman “Babe” Ruth, Jr. の誕生日(1895)という訳でこちら。ニューヨーク・ヤンキースを思わせるディスプレイ。チームの “NY” のモノグラムをそのまま書体にしたようなグリフをしており、よくこれ作ったなと感心する(笑)。画像のピンストライプもちゃんとツボを抑えてるなという感じ。ウェストをちょっと絞ったようなスタイルで、ストロークの端には大きなウェッジセリフが付いている。これを元に自分の草野球チームのロゴでも作ってみてはいかがだろうか。大文字のみ。
本日はダンロップ創業者ジョン・ボイド・ダンロップ John Boyd Dunlop(1840)とシトロエン創業者アンドレ・シトロエン André-Gustave Citroën(1878)の誕生日という事でこちら。レーシングサーキット風味の強い図太いサンセリフディスプレイ。車やバイクのレース場でよく見るような目立つサンセリフで、B が頭でっかちだったり、K のアームやレッグが垂直だったりといくつか特徴的なグリフがある。クランク型の S が特に面白いだろうか。画像には大文字しかないが小文字もちゃんとある。けどまあ大文字だけで使うのが普通かもしれない。販売サイトでは “Japanese” というタグが付いており、日本の’60~’70年代のデザインからインスパイアを受けたものと思われる。言われればそうかも。 1ウェイトのみ。
2月4日というファウンダリーの書体を紹介。テクノポップなディスプレイサンセリフ。’80年代ぐらいに見られたテクノやビデオゲームなどを思わせるレトロなサンセリフで、大文字はそうでもないが、小文字は丸みが強く可愛らしい。頭でっかちな g が特徴的。a には1階建てと2階建てがあり、他にもいくつかの字はオルタネートがある。ウクライナ産で、キリル文字もサポート。5ウェイト。さっき気付いたがこの日付は作者の誕生日だそうな。最近は新作がないようだが、無事であることを祈る。
アール・デコスタイルのサンセリフディスプレイ。基本はジオメトリックで、プロポーションはレトロなアール・デコ。大文字のみで、大文字部分にはややコンデンスなプロポーション、小文字部分には通常幅のグリフが入っている。スワッシュオルタネートやリガチャーが割とある他、カウンター部分が塗りつぶされた変わったオルタネートも付属している。1ウェイトのみ。
大変クラシカルなローマンディスプレイ。活版印刷のごく初期の頃のような、クラシカルというより古文書に近いようなスタイルで、画像にはイタリックしかないがアップライトもちゃんとある。アウトラインはちょっと滲んだようなニュアンスがあってややぼったりしており、xハイトも小さくコントラストは弱くセリフは大きい。イタリックはさらに手書き風のニュアンスが強く、とにかく全体的にアンティーク風味の強い書体である。古地図とかに似合うだろう。アップライトにはスモールキャップスもあり。