ちょっとおもしろいオルタネートを持つジオメトリックサンセリフ。基本はxハイトが大きめでスタンダードなグリフのジオメトリックサンセリフだが、見ての通り滴というか葉っぱというか、その辺の形をベースにしたオルタネートを持っている。背景の爽やかなグリーンから、やはりその辺の用途をイメージしていると思われる。エコやスポーツなどの商品ロゴに最適だろう。イタリックもあって5ウェイト。
Category: Sans Serif
アール・デコ調のレトロなサンセリフディスプレイ。バウハウスとアール・デコ風味をかけ合わせたとあり、Avant Garde の文言もあることから、そっちへのオマージュもあるだろう。ジオメトリックをベースに変わったプロポーションで構成されており、これまた変わったリガチャーも用意され、おもしろい文字組みが楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。2ウェイト。3,000円ちょいとお安め。
ネオグロテスク寄りのジオメトリックサンセリフ。名前の通り「一般的な」ものを目指しているようで、ジオメトリックでありながらかなりネオグロテスク寄りの書体である。字種が非常に多く、各種数字や記号類、ギリシャ文字やキリル文字も含め計1900ほど。ファミリーもこれまた多く、字幅に3種類と字面が全体的に小さい Compact というのがあり、それぞれ11ウェイト。ほかにモノスペースの Mono が1種類7ウェイトで計102種もある。別にバリアブルタイプも用意されている。ただいま60%オフセール中。
ネオグロテスクという名のネオグロテスク(笑)。すっきりとしたクリーンで現代的なサンセリフで、可読性が非常に良好。K のアームがベースラインから出てるのが変わってるぐらいで、他のグリフはいたってスタンダード。長文にも十分耐えうる。また画像の “Neo” に見られるような変わったディスプレイもファミリーにあり、ストロークの間にインクがぬちょっとなったような感じがおもしろい。さらにはバリアブルタイプもあり、ノーマルと Display の中間を生成できるようになっているところがおもしろい。6ウェイト。ただいま60%オフセール中。
どうあがいてみたところで6月に入ってしまった事実は覆しようがないのでこちら。ニュートラルで読みやすいサンセリフ。アドリアン・フルティガーの書体にインスパイアされたものとのことで、なるほどそのように見える。大変スッキリしていて可読性の良い書体で、小文字も大きすぎず品が良い。a /g に2種類用意されているが、デフォルトは a が2階建て、g が1階建てと統一されてないところも視認性重視の意図があるのだろう。字幅もやや狭めなので、サイン用途に活躍すると思う。10ウェイト。
普通のサンセリフと手書き文字の中間のようなヒューマニストサンセリフ。ベースは普通のヒューマニストなのだが、全体的に手書きストロークのニュアンスが加わっているおもしろい書体。A や W などの斜めのストロークがほんのりカーブしていたり、ボウルがティアドロップのようになっていたりとそこかしこに手のぬくもりが感じられるが、全体的にはクリーンでスッキリしており非常に読みやすい。これ筆者はひと目で気に入ってしまった。ラテン文字圏ならスーパーのポップで多用したいと思わせる。6ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ただいま30%オフセール中。
なんとも力の抜けたカジュアルなディスプレイサンセリフ。ベースはなんとなく手書きのニュアンスが残るジオメトリックサンセリフで、ストロークの端は丸いいわゆる丸ゴシック。字幅に4種類あり、一番広い Super Wide はとんでもなく広くなっており、これだけで組むのはちょっと無理があるだろう。作例のように他の幅と組み合わせて使う方が無難かな。7ウェイトあるけど、一番太い Black でさえ普通の書体より細いのもなかなか極端である。
視認性の良いサンセリフ。サイン用途に使用される事を想定しているようで、I にセリフが付いたり、a や g に2階建てが採用されていたりして、誤読を防ぐ工夫が各所に施されている。特徴的なのがピクトグラムで、飲食・都市など7つのジャンルがあり、ひとつのジャンルにつき88ものピクトグラムがあって、計616種。さらにそれが白・黒両方のバージョンがある。書体がコンデンスじゃないのがちょっと残念。あればスペース節約にもなっていいだろうに…。7ウェイト。
1789年の本日、ジョージ・ワシントン George Washington がアメリカ初代大統領に就任したらしいのでこちら。かわいらしいアール・デコ風味のあるサンセリフディスプレイ。基本的にジオメトリックで、グリフはユニークに変形していておもしろい。xハイトは小さいので、割と印象はエレガントである。古い書体なのでグリフにオルタネートがないのがちょっと残念で、最近のこの手の書体であればたくさんあっただろうなと思う。5ウェイト。
本日は『サン・ジョルディの日』。スペインのカタルーニャ地方の祝日で、男性は女性にバラ、女性は男性に本を贈る習慣があるため『本の日』ともされてるそうな。なのでサン・ジョルディ St. Jordi(聖ゲオルギオス)の英名ジョージ George の名を持つ書体を紹介。クールでモダンなジオメトリックサンセリフ。見ての通り視覚調整が弱めで幾何学的要素が強いが、a が2階建てで e のバーが斜めとクラシック風味を取り入れており、そのアンバランスさがおもしろい。全体的にはミニマルでクールだが、見方によっては可愛らしさもあって、IT とかと相性がいいと思う。キリル文字もサポートしていて4ウェイト。