Monotype

Peignot

Peignot

本日はフランスのグラフィックデザイナー、A. M. カッサンドル Adolphe Mouron Cassandre の誕生日(1901)。というワケで氏のデザインした書体を紹介。アール・デコ風味のディスプレイ。「ペイニョ」と読む。フランスのファウンドリー、ドベルニー&ペイニョ Deberny et Peignot のためにデザインしたものとのこと。大文字は大文字だが(そりゃそうだ)、小文字のグリフには大文字と小文字が入り混じっているのが特徴。ストロークにコントラストがあって、角が大きく丸くなっている。
カッサンドルはその作風で一斉を風靡したが、晩年は不遇と貧困に喘ぎ、最後は拳銃自殺した。亀倉雄策は自著『亀倉雄策の直言飛行』で、「あれほど、世界中を自分の才能で征服した人が、なぜ自らの命を絶たねばならなかったのだろうか」とその死を悼んでいる。同著によれば、自殺したそのデスクの上には、ドイツの活字会社から「あなたの書体が少しも売れない」という苦情の手紙があったという。この Peignot のことではないようだが、その書体が何なのかは不明である。現在ではカッサンドルの当時のオリジナルのポスターは、印刷物にも関わらず、数百万円以上の値で取り引きされているらしい。

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Design Date
1937
Designer(s)
Publisher
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海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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