高級オフィスチェアで有名なハーマンミラーがロゴを変更したそうで、それに使用された書体を紹介。スッキリモダンなネオグロテスクサンセリフ。「Akzidenz Grotesk の記憶を Helvetica のフレームを通して現実化した」とある。なるほどそれらの遺伝子を受け継いでいるなと感じる書体だが、古さは感じずスッキリとしていてあくまでモダンである。可読性も大変良好。字幅に3種類あり、このレギュラーとコンデンスな Schmal、幅広の Breit がある他、モノスペースの Mono もある。それぞれイタリックもあって8ウェイトずつ。ファウンダリーはニュージーランドだが、書体名やファミリー名にドイツ語を使用しているところがリスペクトを感じる。