本日は立冬だが、それにちなんだ書体などあるはずもないので普通に書体を紹介する(笑)。よく筆者が「分類不明」と称しているタイプのスクリプト。説明文をよく読むとだいたいこの辺は「continental face」と呼ばれるようで、意味的には活版印刷時代にヨーロッパで広く使われた作者不明の書体、という感じらしい。この書体も複数の名前を持っているらしいが、ちょっと詳しく調べたら、ライプツィヒにあった Wagner & Schmidt という所が1926年頃に発表した Troubadour という書体がオリジナルらしいとの事。その後、より細くなって1930年代後半にオランダで Gracia という名前で出回り、香水やワイン、チョコのパッケージなどに使われたらしい。それその通り、そっち方面に重宝するだろう。結婚式の招待状などにも。ちょろっとオルタネートもある。
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2011
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