最近別の書体も紹介した古代ギリシャ碑文系のディスプレイ。なんとも古代の香りがする美しいフレアセリフで、堂々としていながらもどこかちょっと田舎風の雰囲気漂う書体である。大文字のみで小文字はないが、当然ながらギリシャ文字をサポートしている。それどころか、現代では使う者がほぼ滅んでしまったコプト文字やルーン文字まで収録されているというかなりの変わり種。いったいどこの誰が使いこなせるのか(笑)。同時代風の記号やオーナメントが入った Symbols がファミリーにあり。名前はギリシャ第2の都市テッサロニキの現地でのニックネームだそうな。1ウェイトのみ。
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本日はスイスの心理学者で「ロールシャッハ・テスト」の考案者として名高い、ヘルマン・ロールシャッハ Hermann Rorschach の誕生日(1884)。テストの方法はインクを垂らした紙を二つ折りにし、開いてできた左右対称の図形(シミ?)を見てそれが何に見えるかを問うものだが、その図形をフォント化したもの(英語では ink blot test と呼ばれるそうな)。素人目には、どういう図形をどう見たらどういう心理傾向があるのかサッパリ解らないが、その「テスト内容が被験者にバレない」という事が心理テストとして良いのだそうだ(そりゃそうか)。ちなみに本人は、虫垂炎からの腹膜炎で37歳の若さで亡くなっている。当時は難しい病気だったんかなー。医学の進歩に感謝。