大変クラシックで品の良い正統派オールドスタイルローマン。アップライトは16世紀フランスのパンチカッター、ギヨーム・ル・ベ Guillaume Le Bé、イタリックはクロード・ギャラモン Claude Garamond の書体をベースにしているとある。大文字はやや幅広で堂々としており、小文字はx-ハイトが小さく全体的に小さめながら、程よいコントラストで読みやすい。オルタネートは Q のテール部分にあるぐらいでほとんどないが、リガチャーは結構用意されている。もうとにかく筆者のドツボにハマる非常に好みの書体である。1ウェイトしかないが、当時はウェイトという考え方もないのでこれでいいのだろう。その分かなり安いのでオススメ。
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今どき珍しい、ウェイトファミリーのないクラシックなローマン。18世紀にベルギーのルーヴェンという街で、Martin van Overbeke という人が印刷した本の書体を参考にしたとある。x-ハイトが大きくややコンデンス気味で(特に a が潰れてる)ビジネスライクだと紹介されてるが、A の腰が高かったり N や M の肩が張り出してたりと、クラシックで品が良い感じが筆者好みである。イタリックとスモールキャップスはあるが、前述した通りウェイトはレギュラーのみ。まぁ当時はそんなもんだったのでいいかなとも思う。その代わり字種は豊富で、ヨーロッパ全域はカバーしている。ただいま50%オフセール中。