第7回モリサワ賞国際タイプフェイスコンテスト(2002年)の欧文部門金賞受賞作品。A や H のバーや記号類にひゅっとしたカーブがあり、全体的にちょっと怪しげな、バロックやロココ調の雰囲気のある書体である。数字の 0 のアクシスが90度横になっているのがかなり挑戦的。大文字にはオープンフェイスになったオルタネートがある。イタリックはコンデンスであくまで柔らかい。リリースは2012年で、実に10年を費やして制作した力作である。2014年にはイタリックのスワッシュバージョンの Australis Swash も発表している。