すっきり読みやすいモノスペースサンセリフ。よくあるプログラマーなど向けのコーディング用のフォントかと思いきや、グリフを見ると幅広のオルタネートや変わったアイコンなどが収められており、どうもそうではない模様。もちろんコーディングにも使えるとは思うが、ディスプレイ用途に使っても面白いだろう。使い方次第では作例のように結構カッコよくなると思う。5ウェイト。他にステンシルタイプもあり。
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本日はスイスのタイプデザイナー、アドリアン・フルティガー Adrian Frutiger の誕生日(1928)なので、氏が制作したこちら。誰もが日常的によく目にするサンセリフ。どこで見てるかと言うと、市販商品のバーコードの下にある数字。アレはどの商品のものもほぼこの書体である。名前の通り、OCR(Optical Character Recognition: 自動文字読み取り装置)で誤読を極力防ぐために開発されたもので、元々は他の書体 OCR A があったが、あまりに機械で読みやすいようにし過ぎたため文字としてはちょっと奇抜であり、「これちょっと変じゃね」という事になって、より文字として読みやすいこちらが開発された。今となっては OCR A も面白くて個人的には好きだが、現在はこの OCR B の方が主流である。機械のための文字なので、モノスペースでイタリックもなし。もちろんウェイトバリエーションもない。ただただ、生活を便利にするために開発された書体である。
本日はロシアで『プログラマーの日』で祝日だそうだ。1月1日からカウントして本日がちょうど256日目(うるう年はもちろん違う)だからそうなったらしい。なぜに256が「ちょうど」なのかというと、8ビット=1バイトで表せる数が256個(0~255 または -128~127)だからである。ちょっと何言ってるか解らないという人は特に気にしなくていい(笑)が、ドラクエIでいろんな数値の限界が255だったり65535(16ビット/2バイト)だったりするのはこれに由来する。
プログラミングに使用するフォントは、モノスペース(等幅・すべての字幅が同じ)で 1/I/l や O/0 を見間違えないデザインのものが好ましい。こういうフォントは実に多数が考案され、さらにほとんどがフリーで配布されているが、中でも評判が高いのがこちら。こういうのは正直好みの問題になるのだが(笑)、筆者が色々試した中では結構視認性がよくて主張しすぎず目にも優しい。g が2階建てなのがかわいいかな。作者は元 Google のプログラマーで、タイポグラフィにも詳しかったらしい。Google Fonts で配布されていて、デスクトップで使用するには FontBase で同期すると良い。
このブログでは初登場のモノスペース(等幅)。すべての字幅が(仮想ボディベースで)同じもの。元はタイプライターの書体を模したもので、コンピュータが普及してからもしばらくはこれが一般的だったが、MacをはじめとするGUIが普及しだしてからは、プログラマー以外はあまり使わなくなった種類の書体だろう。これも本文用というより、サンプルイメージのように細いウェイトを大きく見出しに使うのがいいかもしんない。MacやWindowsにはCourierというモノスペース書体が入っているが、こんなに細いウェイトはないので。8ウェイト。