本日6月9日は(音楽の方の)ロックの日だそうだ。とゆーわけで名前以外何の関係もないが(笑)Rockwell という書体を紹介する。元は世界初のジオメトリックスラブセリフ(と説明には書いてある)である Litho Antiqua という名前で1910年に発表されたものをリファインしたものだそうだ。Monotype のライバルである Linotype が開発していた同じ種類の書体 Memphis の対抗馬として作られたとある。違いがよくは解んないが(笑)、Memphis は太いウェイトの r のイヤーがドットになっている。他にも細かい違いはあるだろう。比べてみるのも楽しいかもしれない。
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最近やたら Monotype が推してくるサンセリフ。いわゆるネオグロテスク系の何の変哲もないサンセリフで、1926年に Frank Hinman Pierpont という人がデザインしたものを、4年がかりでデジタライズしたものだそうである。もちろんそのままトレースしたわけではなく、字種は大幅に増えている。字幅にもレギュラー以外に3種、それぞれ7ウェイトで56種と大ファミリーである。正直目新しさはない(なにしろクラシックなので)が、それだけに何にでも使える普遍的な書体である。ただいま全ファミリーパックで $199 セール中。が、月額 $14.99 の Monotype サブスクリプションでも利用可能なので、そちらがいいかもね。
スタンダードな正統派ローマン。ベルギーはアントワープにある、プランタン=モレトゥス博物館に眠っていた Robert Granjon(16世紀のパンチカッター)の校正刷りから起こした書体だそうで、その「プランタン」の名が付けられた。ややエクステンド気味でアセンダーやディセンダーは短く、結構ずんぐりしたシルエットである。イタリックは古い書体によく見られるように、カリグラフィック風味が強くエレガント。ベルギー、ね。ワッフルおいしいし、ピエール・マルコリーニとか素晴らしいショコラティエもあるし、ビールはものすごい種類があることが有名だ。フランボワーズ、桃、カシス、オレンジ等々いろいろフルーツを漬け込んだ(あるいはシロップを足した)ものがあり、中でもクリーク(さくらんぼ)を漬け込んだヤツは筆者お気に入り。負けるなベルギー。
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1913
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