かの巨匠ヘルマン・ツァップ Hermann Zapf の知られざるマイナーなフラクトゥール。なんでこんなメジャー作家の書体が知られてないかというと、単に Linotype がデジタル化してなかったからである(笑)。元は1938年に発表された活版印刷用の書体で、どうもツァップ自身の商用タイプデザインデビュー作のようである(間違ってたらゴメン)。氏のデザインした書体は概ねデジタル化されているが、これが漏れたのは単に需要の少ないフラクトゥールだったから、かもしれない。これを古典書体の復刻を得意とする RMU がデジタル化した。カリグラフィーの名手であった氏の手腕が存分に発揮されており、フラクトゥールにしてはスッキリしていて読みやすく美しい。ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートもあり。ちゃんと長い s や ch のリガチャーのグリフもある。k は現代風のグリフがあっても良かったかな。




