独特な雰囲気のあるディスプレイローマン。Robert Anton Wilson と Robert Shea という作家の’70年代の作品にインスパイアされたとある。どの辺がそうなのかよくは解らないが、5, 17, 23, 40, 93 という数字がこの書体のデザインに用いられているとある。なんのこっちゃ。5ウェイトあって、これの名称には先に挙げた数字がそれぞれ当てられている。K や R、Q にはテールの伸びたオルタネートがあり、またおもしろいリガチャーがちょっと入っている。ファミリーには Condensed と Extended タイプもあるが、これらにはイタリックはない。さらにディスプレイタイプとして、シェーディングが入った Woodcut、掘ったような影が入った Engraved、中央に線が入った Inline がひとつずつある。全体的になかなかエレガントでおもしろい書体。ただいま35%オフセール中。
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非常に美しい正統派オールドスタイルローマン。小文字が大きめで現代風だが、シルエットは古風で手書きの風味も若干残っており、とにかくキレイ。R や Q にはテールの長いオルタネートがあり、タイトル組で重宝するだろう。名前はカリグラフィーから来てるのかと思いきや、ゲール語で「岩」の意味だそうである。元はアイルランドのケリー州湖畔にあるホテルのブランディングのために作った書体らしい。そのホテルのステーショナリー類もこれで組まれてるそうな。この書体の似合う湖畔のホテルとか、さぞや居心地の良い美しいホテルだろうと想像させる。いつか行ってみたい。ノーマルウェイトの Text と Bold、見出し用の Display があり、Text と Display にはイタリックもあり。セットで買っても$50と大変お安い。
※2017.6 追記:字種とファミリーが追加された Carrig Pro が発表された。