ラグジュアリー感のあるオールキャップスローマン。ウェイト細め、コントラスト弱め、セリフ小さめ、字幅かなり広めのゆったりした書体で、O などはほぼ正円である。R のレッグがふにょっとなってるのが特徴的。リガチャーがかなり多く用意され、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。通常このテの書体はアケ気味に組むのだが、リガチャーを使用する場合はそれとのバランスを取るため、アケずに組む方が良いだろう。大変優雅な印象があるので、女性向けの高級品・サービスなどに。1ウェイト。
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大文字のみのディスプレイローマン。通常このタイプはローマンキャピタル系のものが多いが、こちらはトランジショナルと呼べるだろうか。それもやや機械的なアメリカンな印象があるローマンである。見ての通り長いスワッシュの付いたオルタネートと、ちょこんとしたティアドロップが付いたオルタネートが入っている。あとリガチャーもちょろっと。ヘアライン部が完全にすっ飛んで消えてしまっている Stencil というタイプもあり、こちらの方が視覚的にはおもしろいだろう。作者はアフリカ系ブラジル人。そう言えばタイプデザイナーにアフリカ系はあまり見かけない。何でだろう?