可読性の良い明るいヒューマニストサンセリフ。和文で言う「新ゴ」のように全体的にカウンターをかなり大きめに取ってあり、ストロークは普通のサンセリフに比べてコントラストが強め。字種が大変多く、普通のアクセント記号はもちろん、記号が2つ付いている他では見ないものもある。これなんの言語で使うんやろ…。とてもユニークな字形のオルタネートやリガチャーも多く、キリル文字もサポート。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
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今日から10月だというのにまだ33度を維持しております沖縄よりお送りいたします。あんまり暑いので涼し気な書体を紹介。
すっきりした印象のヒューマニストサンセリフ。小文字が大きいのはイマドキだが、開口部も大きめで、何というかウェイトとは関係なく組んだ文に重さを感じさせない書体である。r やn のバーの出方や、y のディセンダーなどが特徴的。本文用に設計されており字種が大変豊富。視認性が非常に良く、コンデンス体があればサインとかにも良さそう。7ウェイト。
ややカクカクした印象のセミセリフ。いやセミサンズか? まぁいいやどっちでも。とにかく中途半端にセリフが付いた書体である。セリフは太く、ほとんどスラブセリフとさえ思えるほど。字形もなんとなくコリッとしているが、カウンターは広めで読みやすい。字種も多くリガチャーや数字の種類も豊富で本文用として文句…はある。なんと、残念ながらイタリックがない。できれば追加して欲しいな。6ウェイト。
本文組にも十分使えるスラブセリフ。x-ハイトやカウンターが大きく、可読性は良好。ややジオメトリック気味だがプロポーションもスタンダードで、セリフもスラブセリフにしては控えめ。字種やファミリーも豊富で使い勝手が良い。9ウェイトあって、レギュラーのアップライトとイタリックは無料でダウンロード可能。ただいま50%オフセール中。
いわゆる丸ゴシック。一昔前までは欧文ではほとんど見なかったタイプだが、近年だいぶ増えてきた。プロポーションはジオメトリックで、アセンダーはそれなりにあるがディセンダーが短く、特に g にその影響(とばっちり?)が強く出ている。まぁでも視認性は良好で、全体的にコロコロと可愛らしい書体。5ウェイトあるが、イタリックはなし。ただいま80%オフセール中。
伊東屋か糸屋か不明だが、そんな名前のサンセリフ。西洋と日本のテイストを融合させたとかあるが、どの辺が…(笑)。まぁでも大文字だけを並べてみると、’70年代以前の日本のレタリングを思わせる気がしないでもない。小文字はゆるやかに弧を描くようなカーブではなく、突然ギュンと急カーブを切ったようなラインが採用されている。これがなかなか他では見ない面白いデザインである。字種は豊富でリガチャーも多数ある。ウェイトも7つあり、本文組には困らないだろう。ただいま80%オフセール中。
ヒューマニストでもジオメトリックでもないサンセリフ。Helvetica タイプとでも言えるだろうか、まぁ一般的なサンセリフである。縦のステムにくりっとした打ち込みがある字形が数種あるのと、g が2階建て、e のバーが斜めになっているのが大きな特徴。字種はヨーロッパ全般をカバーできるのと、リガチャーが結構豊富にある。5ウェイト。イタリックはなし。セールもなし(笑)。
Fonts.comのFacebookページでは、毎週金曜日に「Free Font Friday」と題して、同サイトで販売しているフォントの内、フリーでダウンロードできるものを紹介している。今週のフォントはTonduというもの。太めのジオメトリックなサンセリフ。詳しい説明がないが、Betaという名前からまだ開発途中なのか…な? まぁともあれフリーなのでお試しを。ただしダウンロードには会員登録が必要で、普通の購入プロセスを辿らないとダウンロードできない(無論請求金額は0円)。ちなみにTonduとは英国ウェールズにある村の名前らしい。