視認性の良いサンセリフ。サイン用途に使用される事を想定しているようで、I にセリフが付いたり、a や g に2階建てが採用されていたりして、誤読を防ぐ工夫が各所に施されている。特徴的なのがピクトグラムで、飲食・都市など7つのジャンルがあり、ひとつのジャンルにつき88ものピクトグラムがあって、計616種。さらにそれが白・黒両方のバージョンがある。書体がコンデンスじゃないのがちょっと残念。あればスペース節約にもなっていいだろうに…。7ウェイト。
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90ものスタイルを持つスーパーファミリーサンセリフ。Latinotype は多くの優秀なフォントを開発している著名なチリのファウンダリーだが、そのファウンダリーがデザインチームの総力を上げて2年かけて開発したそうで、ファウンダリーの名を冠しているところからもその自信のほどが伺える書体である。名前にあえて Gothic を掲げているところからも分かるとおり、アメリカンネオグロテスクのスタイルでデザインされており、字幅に5種あって、それぞれにイタリックもあって9ウェイトずつで計90種というビッグファミリーである。今あえてネオグロテスクをリリースする意味は正直よく分からない(笑)が、Helvetica で組むとちょっともう古臭い、今っぽいネオグロテスクがあってもいいじゃない、と思ったかもしれない。ファミリー展開からも Helvetica を意識したのかなという気もする。ただいま60%オフセール中。
コンデンスなディスプレイサンセリフ。タイトなプロポーションの書体だが、割りと可読性は確保されていてそこまで読みづらくはない。グリフはレギュラーと Alt があり、Alt の方はレギュラーよりもちょっと曲線が多めになっている。a と g はレギュラーが2階建て、Alt は1階建て。各タイプにイタリックもあって7ウェイトずつで、計28種とやや多めのファミリーになっている。ただいま50%オフセール中。
手書きニュアンスも含んだジオメトリックサンセリフ。やや幅広でxハイトも大きなタイプの現代的なサンセリフで、本文用の Text と見出し用の Display があり、Text の方はシンプルなジオメトリックだが、Display の方は画像の e や a のように若干の手書きっぽさがあり、さらにはスワッシュオルタネートも少しだがある。可愛らしいラインアイコンも付属。以前同ファウンダリーより Branding という書体が出ているので、それのリブランディングなのかなと勝手に思っている(笑)。ただいま60%オフセール中。
ヒューマニストに寄ったジオメトリックサンセリフ。「パウル・レナーがヒューマニスト志向だったらどうなっていただろう?」というコンセプトの元に制作されたそうな。確かにジオメトリックでありながらそうではなく、「一見 Futura だが、Garamond に近い雰囲気も持っている」そうな。逆バンクの A や中途半端に2階建てになった a、イヤーがドットになった r 等、変わったオルタネートやリガチャーも多くあり、本文用でありながらディスプレイ用途としてもかなりおもしろいだろう。めずらしくスモールキャップスがあり、キリル文字もサポートしている。Ultra Light から Black まで6ウェイト。ただいま75%オフセール中。優秀なフォントを多数発表している Latinotype 製なので、今買っておいて損はなし。
一昨日紹介した Pluto に似ているが、大幅値引きセール中なので紹介する。ジオメトリックに近い本文用サンセリフ。アセンダーとディセンダーがかなり小さく、プロポーション全体が丸っこい。Pluto と同じく、ふにょっとしたセリフっぽいものが付いている。コンデンスタイプもあり、それぞれに8ウェイト。オルタネートは異体字ではなく別ファイルになっており、おかげで全部で64種という事になっているが、実質32種かな。冒頭でも言った通り、初売りセール中で全ファミリーパックが83%オフの$49。この機会に買っといた方がええでっせ。