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Gibbs

Gibbs

英国風味のあるヒューマニストサンセリフ。カウンターが大きめで読みやすくなっていながら、なんとも端正で非常に品の良いサンセリフである。スモールキャップスほか様々揃ってグリフ数は800以上もあって、本文用として十分である。エリック・ギルを毛嫌いして Gill Sans を使うのに抵抗がある人はこちらを使えばいいだろう(ちなみに筆者はまったく気にしない・笑)。英国風味とは言ったものの元は’50年代アメリカの看板のレタリングにインスパイアされたとある。名前はそのデザイナーから取ったそうで、別に椎名林檎のファンではなさそうである(当たり前だ)。2015年TDCエクセレント賞受賞。イタリックもあって6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

LaFarge

LaFarge

クラシカルな正統派オールドスタイルローマン。ニューヨークの地下鉄にあった20世紀初頭の古い書体にインスパイアされたとある。コントラストが若干弱めでセリフも少し角が丸く、xハイトが小さい。小文字は Bookman や Chelthenham、Della Robbia などの古いソフトセリフを参考にしたとある。最近じゃ珍しいクラシカルなタイプである。この雰囲気によく似合うボーダーオーナメントもファミリーにあり。イタリックもあって7ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Transat

Transat

やや変わったグリフのジオメトリックサンセリフ。’30年代のアール・デコ風味を取り入れている、とある。一見普通なようで所々ちょっと変わっており、E や H などのセンターバーが高く、N や M の斜めのステムがベースラインに届いてないのが特徴的。ほか a や g は2階建てでちょっとつたないグリフだったりするのも変わってる。イタリックはオブリークタイプ。5ウェイトもあるが、あまり長文には向いてないだろう。というワケで、x-ハイトを大きくして読みやすくした Transat Text という本文向きのバージョンもある。ちなみに本日はタイタニックが事故った日(1912年。翌未明沈没)で、ファウンダリーの名前が似てたので紹介した(笑)。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher
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