図太いモダンローマンディスプレイ。多分にカリグラフィーのテイストが組み込まれており、セリフがカーブのしなやかなティアドロップになっている部分が多い。ハデなスワッシュも付いたオルタネートも多数ある。ウェイトに 12、36、72 とあるが、これは太い部分ではなくヘアラインの太さで、しかも数字が大きい方が細い。この数字は多分文字のサイズで、それぞれのポイント数ぐらいの大きさで適した細さになるという事だと思う。サンプルイメージのように彫刻風のテイストを持つ Engraved がある他、短い単語にオーナメントが付いた Words とオーナメントがあり。
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ストロークに抑揚のないモノラインスクリプト。「糸」の名前の通り、かなり細身。このブログで何度も登場している南米のスクリプトの名手の作で、そのストロークの優雅さはさすがと思わせる。ただ同氏の他の作に比べ、オルタネートは多くない。ループ部分が塗りつぶされた Hole というバージョンもあり。た~てのいと~は~あ~なた~♪
このブログで何度か紹介している、南米のスクリプトの名手の新作。その名も「モデル」というこのスクリプトは、傾きがやや弱くコンデンス気味で、名の通りウェイトもかなり軽い。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートがあるが、この作者の他の書体に比べるとやや数は少ない。ややウェイトがある Small と2種類ある。Illustrator 等、異体字切り替え機能のあるアプリケーションで使うなら Pro 版を。ただいま30%オフセール中。
非常にコントラストの強いカッパープレートスクリプト。通常こういう書体は結構フォーマルな印象があるのだが、コイツは名前の通りとてもセクシーでエロい(笑)。とても招待状なんかには使えない(偏見)。この系統の書体ではもう当たり前だが、非常にオルタネートが豊富で飾り付けし放題である。通常の Big と、小さなサイズでヘアラインがすっ飛ばないようコントラストを若干弱めた Small、サンプルイメージのように線の入った Inline があり、またこの書体に似合う細めのスラブセリフが2ウェイトある。オーナメントもあり。
線に抑揚がない、いわゆるモノラインのスクリプト。例に漏れずオルタネートがそこそこあり、組み応えがある。4ウェイトあって、リボン型のオーナメントがちょっと。この書体は南米のスクリプトの名手、Maximiliano Sprovieroの作品。このブログではもうかなりの数のスクリプトを紹介しているが、気付かずに彼の作品だったりするのが結構ある。右の作者名をクリックすれば一覧が出るので、興味のある方はドウゾ。ちなみに selfie とはいわゆる「自撮り」の事。まぁ今年流行った単語らしく、それで付けたとの事。ただいま25%オフセール中。
お気に入りなのにすっかりその存在を忘れてたスクリプト(笑)。なんというか「丸み」が強く、エレガントというよりは可愛らしい印象がある。元々あるレギュラーウェイトのAphroditeをスリムにし、グリフを増やしたものだそうで、その数は1000を超える。なかなか使い応えのある書体。何度も言うが、こういう書体はどうしてもアレコレやりたくなるが、なるべく飾りは抑え気味に。名前はギリシャ神話の愛と美の女神(ローマ神話のヴィーナスと同一視される)から。サンプルイメージがクリスマスなのはご愛嬌。I’ll be cryin’ Christmas in Summer~♪
スワッシュが豊富なモダンローマンディスプレイ。もうこのテは飽きたとか言わないで(笑)。好きなんだからしょうがない。ヘアラインが非常に繊細で、ウェイトが細かろうが太かろうがヘアラインの方は変わらないというディスプレイ専用書体。その分x-ハイトやカウンターは大きめで、可読性は確保している。イタリックのみならずアップライトにもスワッシュが非常に豊富。キリル文字のグリフもあり。よく似合うオーナメントも揃っている。販売サイトには68ページに及ぶ使用マニュアルがPDFで配布されているので、先にそれを見てみるのもいいだろう。名前はスペイン語で「空気(air)」の意。投稿時点でMyFontsベストセラー12位。3ウェイト。
一応スクリプトに分類したけど、本来はイタリックな書体。アップライトがないので、スクリプトとしておいた。モダンローマンがベースになっており、セリフが極端に細く、ステムも一部はヘアラインと化している。見ての通りスワッシュが大変豊富で、オーナメントも揃っている。紹介文にもある通り、香水や化粧品のパッケージ、女性誌などで重宝するだろう。ファミリーには通常のものとスジが入ったインライン、それと細い線のみのモノラインがある。名前はスペイン語で「ヒーロー」の意。
とてもいいスクリプトを見つけたので、本文用書体をちょっと休んで紹介する。見ての通り、奇をてらった所が何もない、至極正統なカリグラフィックイタリック。この系統では、私が見た中ではおそらく最高品質。最近カリグラフィーの展示会のために作品をひーこら制作しているが、偉大な作家たちに倣い、アクロバティックな事をしようとしてことごとくつまずいている。しかしそんな事をせずとも、正統なものをただ正統に書くだけで十分美しいのだという事をこの書体は教えてくれているようだ。ゴメンナサイ。普通に書きます。このスクリプトにマッチする、細身のローマンキャピタルもファミリーにある。