エレガントながら大変変わったグリフのディスプレイ。モダンローマンからセリフを落としたようなハイコントラストのサンセリフをベースに、一部のストロークがくにゃっと変形したおもしろい書体である。このテは派手なリガチャーが多数あるものだが、これには少しある程度でそんなに大暴れはしていない。代わりと言ってはなんだが、めずらしくファミリー展開しており、イタリックがあって7ウェイトもある。ただいま60%オフセール中。
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最近流行りの、おもしろリガチャーが豊富な品の良いディスプレイローマン。ゆったりしたモダンローマンをベースに、見ての通りリガチャーがスワッシュオルタネートがふんだんに盛り込まれていて、おもしろい文字組が楽しめる。高級で女性的な感じがするので、そちら方面にどうぞ。3ウェイト。
デコラティブなモダンローマン?ディスプレイ。本体はハイコントラストでステンシルなモダンローマンだが、スワッシュオルタネートがスゴいことになっており、スワッシュが延びて元のグリフに戻っているが、その際にグリフの一部を欠いている。こういうおもしろい変型ディスプレイは多くが欧米ではなく東南アジアから出ており、これも作者はインドネシア。当地の工芸装飾などがベースにあるのだろうか。その辺の知識がないのでちょっと分からないが、日本でも琳派や浮世絵の装飾を取り入れた書体とか作れないのかな(どういう?)。9ウェイト。ただいま50%オフセール中だが、元々がパックで2,500円ぐらいと非常に安い。
最近流行りの変型エレガントディスプレイ。コントラストの強い細めのフレアセリフをベースに、グリフがこれでもかというぐらいぐにょんぐにょんに変形している。まるで文字そのものがヨガをしているかのよう。リガチャーもそこまで多くはないが結構ある。可読性はまあそれなり(笑)。優雅さはあるので、女性向けのあれこれにどうぞ。1ウェイト。
高級感のあるフレアセリフディスプレイ。基本はハイコントラストでコンデンスなタイプだが、C や O などの丸い字はゆったりと大きなグリフになっており、それが文字組みにゆらぎを生んでいる。大文字にはリガチャーが20種ほどあり。全体的にクラシカルで優雅な雰囲気があり、筆者の思うカラっと明るいカジュアルな「カリフォルニア」とはちょっと違う印象。まあ行ったことがないんだけど(笑)。1ウェイト。
モダンなディスプレイローマンとスクリプトのデュオ。ローマンは最近流行りのエレガントな雰囲気を持った変形モダンローマンで、大文字のみでリガチャーやオルタネートがいくつかあり。スクリプトもかなりゆったりした優雅なタイプだが、小文字の r が単体だとちょっと読めない(笑)。もうちょっとなんとかならんかったんかなと思うが、全体的にライトウェイト、フェミニンで高級感がある。どちらも1ウェイトずつ。
またまたおもしろディスプレイローマンを紹介。この手としてはめずらしくファミリー展開されており、イタリックがあってウェイトも7つある。が、どれも結構細く、一番重い Bold でやっと普通の Regular かなという感じである。グリフはそこまで奇抜ではないが、一部 f や g などにかなりの変形が見られる。小文字のすべてと大文字の一部にスワッシュオルタネートあり。アップライトはバリアブルタイプもある。ただいま50%オフセール中。
しばらくは記念日絡みネタがない時はこのおもしろ系の書体を紹介する(笑)。これまたハイコントラストでシックなディスプレイ。一見セリフがないように見えるが、よくよく見ると控え目なセリフがちょっとだけ付いている。ユニケースで、小文字のグリフはあるが大文字と同じサイズになっている。やっぱりリガチャーが30ほどあって文字組みが楽しめる。やっぱりエレガントなので女性向けファッションやコスメなどにどうぞ。1ウェイト。
またまた奇っ怪な書体を紹介。ハイコントラストな変形モダンローマンディスプレイ。一見フレアセリフに見えるほどセリフが細いのが特徴で、一部の文字がかなり変わったグリフをしている。やっぱりおもしろいリガチャーも豊富にある。ロマン主義の頃の雰囲気を持たせてあり、名前もナポレオンの生年にしたとある。なるほど当時の雰囲気のような感じはする(なんとなく)。しかしやっぱり分類名に悩むな…これこそグロテスクなんだけど、もう別に使われてしまってるしな…。
またまた奇っ怪な書体を紹介。見ての通りモダンローマンをベースに、ユニークなグリフを持った書体である。イタリックはないがリガチャーが多数あって、多彩な文字組みが楽しめるようになっている。ウェイトが13もある他、一番重い Black ベースにアウトラインを取った Outline がある。
どうもこの辺の書体を分類するうまい表現が見つからないが、この作者は Experimental(実験的)と表現している。ただ大体どれもモダンローマンがベースになっているんだが、それをどう表現したもんかなと思案する日々である。ちなみに欧文書体を誰がどう分類したか、デ・ヴィネやアップダイクなどの著名人や、ライノタイプなどのファウンダリー等の25例をまとめた 25 Systems for Classifying Typography (2013) という論文がある。興味があれば読んでみて欲しい。