これまたサンプルイメージのクリスマス感に負けて紹介する(笑)。拙さの残る手書きディスプレイ。基本的にローマンだが、形がかなり不揃いで、ステムの先にはセリフの代わりにくりっとしたごく小さなスワッシュが付いている。海外の子供向け絵本とかで使われてそうな書体である。傾いたイタリックもあり、2ウェイトある。サンプルイメージの樹の枝が付いたバナーは付属のオーナメント。残念ながら割引セールはしてない(笑)。まぁ比較的安いんで…。名前はイタリア語で「小さな愛」だそうだ。
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なんか面白げな書体が発表されていたので紹介する。ディスプレイとするか本文用とするかちょっと迷うサンセリフ。見ての通り、陸上のトラック形というか超楕円というか、それが基本になった書体である。NなんかU形磁石そのもの(笑)。このまま行くと U と V の区別がつかなくなるが、そこで作者は考えたのだろう。V だけちょこっととんがらせた。それがまたちょっとしたアクセントになっていてカワイイ。ほか、e のバーが斜めになっていたり、a のテールがなかったりで結構おもしろい。字形はさほど多くなく、まぁ普通のヨーロッパをカバーしている感じ。9ウェイト。ただいま初売り90%オフの出血大サービス中。
傾きの弱いブラッシュスクリプト。一見カッパープレートにも見えるが、多分丸筆でデザインを起こしたものと思われる。柔らかくぬちょっとした感じが特徴で、この書体で「Milk Chocolate」と書けばそれだけで美味しそうである。やっぱりというかなんというか、スワッシュとリガチャーが豊富に揃ってる。一応 Italic と名のつくファミリーがあるが、やっぱりほとんど傾いていない代わりに、スワッシュが少々ハデにぐるぐるしている。作者はフィンランドの若い男性だが、このようにちょっと女性的な雰囲気を持ったスクリプトを多数発表している。ただいまクリスマスセールで10%オフ。元々$45しかしないので値引きはちょこっと(笑)。
ラクガキみたいな手描きセリフディスプレイ。プロポーションは割と長方形な感じだが、ちゃんとルールを作ってそれに則ってデザインされてる感じはする。サンプルイメージにあるように中抜きのヤツとソリッドなもの、ラフに塗りつぶされた Shaded がある。このほか、中抜きの塗りつぶし部分だけの Fill があり、それと重ねて使えば色の塗り分けが可能。フレームもファミリーで、これも書体と同じように4種類ある。リガチャーが豊富で文字組が楽しめる。
線に抑揚がない、いわゆるモノラインのスクリプト。例に漏れずオルタネートがそこそこあり、組み応えがある。4ウェイトあって、リボン型のオーナメントがちょっと。この書体は南米のスクリプトの名手、Maximiliano Sprovieroの作品。このブログではもうかなりの数のスクリプトを紹介しているが、気付かずに彼の作品だったりするのが結構ある。右の作者名をクリックすれば一覧が出るので、興味のある方はドウゾ。ちなみに selfie とはいわゆる「自撮り」の事。まぁ今年流行った単語らしく、それで付けたとの事。ただいま25%オフセール中。
年末のホリデイシーズンを満喫しているかわいらしいペンギンのイラストフォント。「まだ早ぇよ」と思われるだろうが、広告・デザイン業界はもうこの辺の作業に取り掛かってる真っ最中じゃなかろうか。海外では年末の休みは「クリスマス休暇」とは言わず、「ホリデイ」としか言わない場合が多い。クリスチャン以外への配慮である。クリスチャンでもないのに騒ぐのは日本人ぐらいなので(最近は韓国・中国も楽しんでるぽいが)。とはいえ、イラストのペンギンはクリスマスをひゃっほーしているようにしか見えない(笑)。なぜか夏のリゾートを楽しんでいるのが数点あるが、南半球向けなのか…なぁ。ただいま30%オフ。
手書きポップ風ディスプレイ。まぁなんて事はない丸文字モノラインのサンセリフだが、変わってるのがリガチャー。サンプルイメージでは ai のリガチャーが使われているが、このように普通は繋げない文字の組み合わせが多数あり、その数なんと825種類。crazy ligatures のコピーはダテではない。ウェイトは2種。中国の貴州省に「凱里 (Kaili)」という街があるが、関係性は不明。ただいま55%オフセール中。
最近流行りのマルチスタイル…にはちと種類が足りないフォントファミリー。一応メインはサンプルイメージにある Brush という名のスクリプトのようだが、この他に傾きの違うモノラインのスクリプトが2種と、同じくモノラインの手書き感の強いサンセリフが付属する。Brush にはステムの端がくるんくるんになった Spiral というバリエーションもあり。ちなみに hoofer とは「プロのダンサー」という意味らしい。初めて聞いた。
アール・デコスタイルのジオメトリックサンセリフ。x-ハイトが極端に小さく、アセンダーやディセンダーを長く取っている。大文字も腰高だったり腰低(こんな日本語ある?)だったりで、明らかに本文向きではない。サンプルイメージにあるようにいくつかの字は異体字を持っていて、好みによって使い分けが可能。小さなスワッシュの付いたオルタネートも多数あり、組んでいておもしろいだろう。ウェイトは数字で表されており、一番細い10から最太の65まで5刻みで12ウェイトある。