本年最後の投稿。という事で「第九」の名を持つ書体を紹介(笑)。Nimbus という名で、ローマン以外にもサンセリフやモノスペースの書体が展開されているのだが、これは Roman No 9 という書体で、普通の Roman よりウェイトが若干軽く、またファミリー展開が豊富になっている。Time Roman に近い印象の、古いタイプのスタンダードなトランジショナルローマン。イタリックの小文字がアップライトより若干ウェイトが軽めになっていたりするのが、なんか通好み。コンデンスタイプもあり。それでは皆様、良いお年をば。よ~ろ~こ~び~の~うた~♪
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ほんの少しだけ手書きのニュアンスが残る、クラシックなオールドスタイルローマン。拡大してよ~く見ると判るが、ステムの中心部がくびれており、伸びやかな印象がある。セリフは太めで、こちらも真っ直ぐではなく弧を描いている。イタリックもだいぶカリグラフィ寄り。このテのデザインは活版印刷初期の頃によく見られたが、プロポーションは現代的で、なんだか古いようで新しい不思議な感じのする書体。非常に筆者好みである。出た当初はあちこちで賞を受賞した模様。5ウェイト。
やや古めかしいタイプのトランジショナルローマン。よくよく見ないと判らないが、微妙な曲線が多用されていてほんのりデコラティブ。元々お伽話を組むためにデザインしたとかで、そういう雰囲気に似合うデザインとなっている。q のディセンダーセリフが特徴的。オーナメントにはツタの絡まったイニシャルの他、魔法使いや小人などのイラストアイコンが多数ある。2ウェイト。ただいま30%オフセール中。
本日J-Waveが007特集で、それ関連の重た~い音楽ばっかり流れてるので、それに似合う(と個人的に思う)書体を紹介。有名定番本文用書体・Caslon のディスプレイ特化版。コントラストが強く、雰囲気的にはモダンローマンに近い。どっしりとしていながらラグジュアリー感もあり、真っ黒で使うとタキシードでキメた英国紳士のような雰囲気がある(強引か?)。Mac にも標準搭載されてるが Medium ウェイトしかなく、こちらの版では3ウェイトあり、イタリックまである。…実を言うと筆者は007を一本も観たことがない(笑)。わははは。
※2025年現在 Adobe Fonts でも利用可能
スタンダードな本文用トランジショナルローマン。元は活字で古い書体だが、x-ハイトが大きくアセンダー・ディセンダー共に小さい、という最近の書体に多い特徴を持っている。長い文章を読みやすくするための工夫だろう。イタリックはなんかギリっとした堅く鋭い雰囲気がある。確か当時、ダンテ全集を出版する際に作られたとかなんとかいうのをどこかで読んだ気がするが、ちょっとソースが探せない。間違ってたらスンマセン。6ウェイト。2013年には Dante eText というパソコンのディスプレイでの表示に最適化されたバージョンも発表された。こちらは2ウェイト。
20世紀初期のアメリカンテイストを持つ本文用ローマン。同時期の代表的な書体・Century の影響が大きいのが見て取れるが、見出し用の Display はセリフが鋭く、細いステムはヘアラインと化しており、かなりモダンローマン寄り。イタリックは手書き風味がよく残っており、全体的に「古き好き」という感じがする書体である。発表当時は TDC を始めあちこちからいろいろ受賞した模様。現在でも MyFonts のトップセール26位にランクインしているという人気の書体。Text は4ウェイト、Display は6ウェイト。
最近購入した A Guy’s Guide to Shoes という靴の本の本文がこの書体で美しかったので紹介する。Goudy らしいちょっと変わったオールドスタイルローマン。元はカリフォルニア大学バークレー校(UCB)のためにデザインされた California Old Style という書体だそうで、それを1983年にリファインしたものらしい。欧米ではこのように大学で書体を制作することがあるようで、最近では Matthew Carter さんがデザインしたイェール大学の Yale がある。Yale は残念ながらイェール大学関係者しか使えないようだが、この Berkeley は一般販売されている。大きく使って品が良く、小さく使って読みやすい。この書体の存在はもちろん知っていたが、こんなにいいものだとは思わなかった。長く残る書体というのはやはりそれなりの良さがあるなぁと思った次第。ちなみにアメリカ最高の巨匠と言われる Goudy が書体制作を始めたのは、40歳を過ぎてからだそうである。人間いくつになってからでも挑戦できるね。
不安定さがちょっと古風なフレアセリフ。x-ハイトが小さく、字形がカチッとしておらず不揃いで、そういう部分が何となくクラシックでおもしろい書体。イタリックは控えめなスワッシュも付いており、なかなかエレガント。Bold ウェイトはステムのコントラストが強くなっている。個人的には2階建ての g があると良かったなぁと思う。サンプルイメージにある Herbert Thannhaeuser はタイプデザイナーではあるようだが、この書体のデザイナーではない模様(なんのこっちゃ)。
正統派オールドスタイルローマン。のディスプレイファミリー。元は Pona という本文用ローマンで、全体的な特徴としてはややコンデンスかなという感じ。この Display はウェイトが全体的に軽く、コントラストも強めになっている。Pona にはない Thin というウェイトを含め6ウェイトあるが、Book というウェイトがある。ディスプレイのファミリーなのにブック…? ナゾである。本文用らしく、アクセント記号やスモールキャップス、各種数字が豊富に揃っている。
皆様GWいかがお過ごしでしょうか。休日は極端にアクセスが減るこのブログだが、アフィリエイトのためにせっせと更新してみる(やらしいな)。オープンフェイスのローマンディスプレイ。Caslon 風オールドスタイルローマンの王道といった感じで、エレガントでありながら威風堂々としている。本文用の Adoriane Text のファミリーなので、組み合わせて使うといいだろう。ただいま30%オフセール中。














