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Tag: #oldstyle

Neacademia

Neacademia

やや古風で美しいスタンダードローマン。15世紀イタリアのパンチカッター、Francesco Griffo が Aldus Manutius の注文を請けて作った書体にインスパイアされたとある(この辺のスタイルを Aldine と呼ぶらしい)。全体的にほんのちょっぴりだけ前傾している感じがするのは目の錯覚っぽい。その方が目の流れに沿っているので読みやすいとかいう意見を何かで読んだが、まぁそうなのかも知れないねというのが筆者の印象(笑)。字種は豊富で、キリル文字もサポート。この書体もウェイトという概念ではなく、使用サイズにより使い分けられるよう、本文向きの Text と見出し用の Display がある。つい最近、Subhead という中間のものも作られた模様。作者によると、今年は Aldus Manutius 没後500周年にあたるとか。新しく Aldine な書体がいくつか作られるかもしれない。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

Artimas

Artimas

クラシカルでややデコラティブなローマン。小文字はx-ハイトは小さいがアセンダーが大きく、上に細長いスタイルを持つ。大文字は所々セリフの中央がくぼみ、魚の尻尾のような形をしている。eのバーが斜めだったり、ステムは古めかしい抑揚があったりと、全体的に何となくヴェネチアンな風味がある。あまり見ない組み合わせのリガチャーが数種。イタリックはなんか機械的に傾けた感じがしてあまり綺麗じゃないが、まぁ面白いんじゃなかろうか。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

Vulpa

Vulpa

クラシカルなちょっとぼてっとした本文用ローマン。Plantin を参考にしたとあり、時代を感じさせるオールドスタイルの王道といった感じである。ファミリーはボールドがひとつあるだけだが、代わりにその頃によく使用されていたオーナメントや、ドロップキャップスに適したオープンフェイスがある。どっしりして重いので、大きく使うには不向き。やはり本文組に使用すべきだろう。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Tramuntana 1 Pro

Tramuntana 1 Pro

昨日この書体を買ってくださった方がいたようなので紹介する(笑)。オールドスタイルのローマン。本文用、見出し用、小見出し用、キャプション用と4種類あり、それぞれにウェイトとプロポーションに若干の違いがあり、それぞれのサイズで読みやすいよう調整されている。具体的には、見出し用(Display)はウェイトが細めのややコンデンスで字間も狭め、反対にキャプション用(Caption)はウェイトが太めでブラケットも大きく字間も広め、という感じ。字種も豊富で中央ヨーロッパはフォローされている他、控えめなスワッシュの付いたターミナルレターも数種。数字も各種揃っている。それぞれ3ウェイトで全部で24種。固く真面目な印象があるので、そういう用途に。名前はカタルーニャ語でピレネー山脈からバレアレス諸島に吹き降ろす冷たい風の事らしい。ただいま50%オフセール中。しかし記憶にないが、ちゃんとブックマークには入ってたんだよねこの書体…自分にびっくり(笑)。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Livory

Livory

活版印刷のマージナルゾーンを含んだような印象のあるローマン。マージナルゾーンとは、活版印刷で版を紙に押し付ける時にインキのにじみによってできる、字の輪郭のちょっとボヤケた部分の事。この書体をそれを意識したかどうかは知らないが、あらゆるカドがちょっと丸くなっており、優しい印象を持っている。サンプルイメージで判るように、イタリックは特にミルクがはねたようなぬちょっとした感じが特徴。リガチャーや数字の字種が豊富。ちょっとしたオーナメントも同じファイル内にグリフとして入っている。2ウェイト。
近頃は最近ブックマークに追加したものから紹介してたから最近のばっかりだったが、これはブックマークの奥底から掘り起こした。従ってセールはナシ(笑)。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Lutetia Nova

Lutetia Nova

1920年代にオランダのタイプデザイナー、Jan van Krimpenが制作したLutetiaという古い活字のデジタル版。コントラストはやや強めでトランジショナルに近く、全体的にやや硬めでカチッとした印象を持つが、x-ハイトは低めで、eのバーが斜めになっているなど、プロポーションはクラシック。イタリックは手書き感が強く残っており、ちょっとしたスワッシュも付いたオルタネートもある。1ウェイトなのが残念だが、これに合う見出し書体を探すのもまた楽しいだろう。

Category(s)
Design Date
2014
Publisher
RMU

P22 Amelia Jayne

P22 Amelia Jayne

ウィリアム・モリス風のイニシャルと、それに合うローマン。最初にイニシャルから発表され、後になってローマンの方が追加されたという珍しい経緯を持つ。とは言えウェイトもイタリックもなく本文用書体としては厳しいものがあるが、骨格は堂々としていてなかなか良い。スモールキャップスはあるので、ディスプレイ用と割り切ってるのかもしれないが、できればファミリーを拡張してもらいたいもんである。イニシャルには4種類のスタイルあり。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

LTC Goudy Initials

LTC Goudy Initials

れの活字を2文字だけ買ったので紹介(笑)。1917年にアメリカのタイプデザイナー・Frederic W. Goudyがデザインしたイニシャル。使い方はドロップキャップスと言って、この説明文のように長文を組む際に最初の一文字だけデカくするスタイルがあるが、あれに使用する。決してこれだけで単語や文を組んではイケナイ(いるかそんなヤツ?)。実は結構前にCloister Initialsとしてデジタル化されているが、最近になってバージョンアップし、文字部分と装飾部分がセパレートになって色分けが容易になった。日本では何とも使用しづらいとは思うが、ま、お好きな方はどうぞ。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
ITC Founder’s Caslon

本日はアメリカ独立記念日。いわゆるインデペンデンス・デイである。ウィル・スミスがトミー・リー・ジョーンズと宇宙人退治をした…あれ? どっちだっけ。まぁいいや。誰でも知ってる書体・Caslonはその汎用性からそりゃもお様々な文書に使われ、アメリカの独立宣言書もこれで組まれたとか組まれてないとか。そんなワケでCaslonを紹介したいと思う。Adobe製品をインストールすれば自動的に入ってくるAdobe Caslonが一番一般的だが、それを紹介してもおもしろくもなんともないので、18世紀当時の見本から印刷のかすれなどもそのままに再現したこの書体を紹介する。活字は、同じ書体でもサイズによって微妙にデザインが違っているのが普通で、このファミリーは12、30、42、96ptの4種類を見本に制作されている。96pt相当の ‘Poster’ を除いた3つについてはイタリックはあるが、当時はウェイトというものがなかったので、ボールド等はない。数字もオールドスタイルのみ。代わりと言っちゃなんだが、オーナメント類は揃っている。このかすれた書体を観ながら、歴史に思いを馳せるのもよろしいんじゃなかろうか。

Category(s)
Design Date
1998
Publisher
ITC

FF Angkoon

FF Angkoon

セリフやブラケットが大きく、なんかぬちょっとしたローマン。アセンダーやディセンダーは小さめで現代的かと思いきや、プロポーションはなんかクラシックで、とにかく目に引っかかる特徴があって大好きな書体。g は特にフォトジェニックというかなんというか。8ウェイトあり、数字にもライニングとオールドスタイル、タビュラーとプロポーショナルと一通り揃っているが、あんまり長文には向かないだろう。紹介文にもある通り、広告やパッケージ等で力を発揮すると思う。その際はぜひともスペルに g を含んで欲しい(笑)。

Category(s)
Design Date
2003
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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