バレンタインも終わったという事で通常運転に戻る。美しい Garamond 風味の正統派オールドスタイルローマン。腰高でカウンターを絞り、優雅な雰囲気を持った堂々としたローマンである。レギュラーの他、腰を落としカウンターを広めにした Garamond、やや手書き風味の Infant、字形の大小が混ざった Unicase、イタリック風味を持ちながら傾きがない Upright とバリエーションがあり、レギュラーと Garamond、Infant にはイタリックも用意されている。キリル文字もサポートしており、さらにそれぞれに5ウェイトずつとビッグファミリー。これだけあってなんと無料であり、Google Fonts で Web フォントとして利用できる他、ダウンロード・インストールして使うことも可。高級靴の Crockett & Jones のサイトで使用されており、非常に良い雰囲気を醸し出している。ちなみに名前は鵜飼いで有名な鵜(ウ)の事。
※後で気づいたけど本記事が1000件目です。パチパチパチ
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コロコロしてかわいらしいジオメトリックサンセリフディスプレイ。字形に3タイプあって、ノーマルの他、大文字に小文字のグリフを持ったオルタネートを追加した Titling と、n の左肩のはみ出した線(spur)などをカットして全体的にさらに丸っこくした Round がある。実は注目すべきはそこではなく、そのカバーしている言語の数である。ラテン文字は当然だが、キリル文字とギリシャ文字、さらにヘブライ文字、アラビア文字、アルメニア文字までもカバーするという、その見た目のかわいらしさに似合わぬ幅の広さが特徴である。リガチャーも結構な数があって、全体のグリフ数はノーマルタイプの Regular で 2,385 を誇っている。スクリプトでもなかなか見ない数である。果たして使いこなせるかどうか疑問だが(笑)、まぁかわいらしいので購入してみてはいかが。ちなみに名前のキヌアとは、南米で穫れる雑穀の事らしい。
なんかちょっと変わったスワッシュを持つヘビーウェイトのディスプレイローマン。ベースはモダンローマンだが、見ての通り、カリグラファーがいうスワッシュと呼ぶには中途半端なものがにゅよんと付いている。ちょっとまぁ目先が変わっておもしろいんじゃなかろうか。Illustrator の機能を使えば半自動で字形を選んでくれる Pro 版と、あくまで手動で選択する Manual があり、スワッシュの付いていない Text とその Italic、ややカーブを帯びたアップライトの Cursive がある。
本日は七夕。これに合わせネタを探していたが、Milky Wayというなんか微妙なフリーフォントが見つかった以外、ロクなものは見当たらず。まぁ日本や韓国、中国の風習なので欧文にはそれにまつわるフォントなんかないの当たり前よね。んで色々考えた結果、織姫=織物=テキスタイル=テキストゥーラ=ブラックレターと強引にこじつけてこの書体を紹介する。名前もまぁキラキラしてていいかな(笑)。装飾は少なく、割とスッキリしたブラックレター。非常に珍しいことに、スモールキャップスとオブリークがある。ブラックレターは慣れないと字が判別しづらく、一般にはかなり読みづらいが、これは読みやすい方だと思う。結構使えるんじゃなかろうか。投稿時点で30%オフセール中。