品の良いコントラストの付いたディスプレイサンセリフ。カウンターが大きめでゆったりしたグリフで、ストロークはローマンのようにコントラストが付いており、大変エレガントな雰囲気がある。ファミリーも多く太めのウェイトもあるが、作例のように細いウェイトを使う方がよりエレガントだろう。25年もかけて作った力作だそうである。7ウェイト。ただいま65%オフセール中。
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やや軽めのウェイトの堂々としたローマンキャピタル。このテの書体はたくさん紹介してきたが、これは中でも上位に入る美しさがある。ただグリフがあまりに潔く、小文字はもちろん、リガチャーどころか数字さえもない(笑)。約物もピリオドやカンマ、クォーテーションとハイフンぐらいで括弧類は綺麗サッパリ省かれている。アクセント記号もゼロ。にも関わらずお値段的には普通という…。ただ繰り返すが美しさはトップクラス。大変品があるのでラグジュアリーな雰囲気を出したい時にはもってこいだろう。ちなみに「SPQR」とはラテン語の「ローマの元老院と人民たちよ」の略(略前のフルスペルは下の行の1行目)。ローマ帝国時代、御触書が出る時の冒頭の常套句である。英語の Ladies and Gentlemen みたいな感じ。
本当に流行っているようで、またまた出ましたソフトセリフ。頭でっかちのグリフにボタッとしたセリフ、短いアセンダー・ディセンダーとお約束が揃っている。a の投げっぱなしの頭が特徴的。レトロかわいい印象があり、オーガニックカフェとかに似合うと思う。惜しむらくはイタリックがないところか。5ウェイト。名前からして、最近 Monotype の傘下に入った英国のファウンダリー、Fontsmith の作品かなと思ったらどうやらそのようで。ただいま半額セール中。
正統派オールドスタイルローマン。ブラジルで生まれベルギーでオランダ人に学びロンドンで働くデザイナーがデザインしたらしい。アントワープにあるプランタン・モレトゥス印刷博物館に収蔵されている印刷物からスケッチを起こしデザインしたとの事。スタンダードでクラシックな骨格ながら、アウトラインは現代的にスッキリしていて読みやすく整理されている。イタリックにはスワッシュオルタネートもあって大変優雅。Std と Pro があって、Pro の方はギリシャ文字とキリル文字もサポートしている。6ウェイト。
英国のタイプファウンダリー Fontsmith の書体見本帳。掲載書体は40種ほど。最近の書体見本はWebで済まされることが多く、フォント単体のリーフレット的なものは少量作られるが、こうしてまとまった見本帳は最近発行されることがほとんどないので貴重だろう。昔は Linotype や Fontshop が分厚い見本帳を発行してたものだが…淋しい。文字は印刷されたものを見たい、という人は買っといて損はない。見本帳そのものは日本円で2,200円ぐらい。で、送料は1,500円ぐらい(笑)。3,000部限定。