関東以北の皆さま台風にお気をつけください、という事でこちら。やや荒っぽいブラッシュスクリプト。スタイルとしてはイタリックで、傾きの強い鋭いストロークで書かれており、結構ダイナミックである。その割にはスワッシュなどは長くなくコンパクト。この手としてはめずらしく、画像にあるような直線的なオーナメントが付いている。フォントはスタイルごとにバラになったヤツと、すべてまとまった Pro 版がある。異体字切り替え機能が付いたアプリなら Pro を買った方がいいだろう。ちなみに台風とハリケーン、サイクロンの違いは発生地域だけらしい。日本や東南アジア近辺のものを台風(タイフーン)、北アメリカ近辺のをハリケーン、インド辺りのものをサイクロンと呼ぶそうな。
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現代的なライトウェイトのカリグラフィックイタリック。ちょっと離れて見るとモノラインに見えるほど細めのブロードペンでデザインされており、グリフは大変現代的に踊っている。見ての通りスワッシュオルタネートがふんだんに…と言いたいが、実はこの「Explora」というロゴだけひとつのグリフに収められており(笑)、オルタネートは大文字にあるだけで小文字にはほとんど見当たらない。総グリフ数も600ほどと最近のものとしては少なめ。元々がカッコいいのでちょっと残念。拡張を望む。1ウェイト。
はいはい「にゃんにゃんにゃん」ね。という事でこちら。カジュアルでかわいらしいモノラインスクリプト。ウェイトバリエーションはないが4種のスタイルがあり、ベースラインの揃わないレギュラーと、揃ってる Formal、スワッシュやコネクションがない Casual、傾いてないアップライトの Titling がある。レギュラーにのみオルタネートがあるが、Titling 以外とは組み合わせても多分大丈夫だろう。名前の meow は英語でネコの鳴き声を表現したもの。Rob は単に作者の名前である。
勢いはあるもののさほど暴れてはいないブラッシュスクリプト。傾きがやや強いがコントラストは統制が取れており、スワッシュやフローリッシュはごくごく控えめ。900ものグリフはあるがオルタネートはさほどなく、大半はアクセント記号やリガチャーに取られている。名前は「小さな天使」という意味で、ハデさは抑えめではあるが、全体的にはやや男性的かなという感じ。作者は30年のカリグラフィーのキャリアを持ち、カード専門メーカー Hallmark Cards などで腕を磨いたとの事。1ウェイト。Monotype サブスクリプションにも入っている。
久しぶりに見たような気がする、正統派カリグラフィーイタリック。3年前に紹介した Dream Script に近いだろうか。スワッシュ等も含めて教科書のお手本に出てくるような真面目な書体である。ウェイトは教科書でよく紹介されてるようなものよりはやや軽めで、傾きも弱い。特に奇をてらった所はないが、ローマンキャピタルもグリフに入っている。ファミリーは多く見えるが、実は Pro 版に入ってるグリフを Std 版に分けただけなので、Illustrator 等異体字切り替え機能を持つアプリケーションを持っている場合は Pro 版ひとつで済む。1ウェイト。ただいま25%オフセール中。
連日盛り上がってる World Baseball Classic。壮行試合もパッとせず、大谷もオコエもいない侍ジャパンにほとんど期待してなかったのだが、大方の戦前の予想を大幅に覆し、なんと開幕6連勝の快進撃。優勝まであと2勝というところまで来たので、今更ながらこの書体を紹介。メジャーリーグ感あふれるレタリングスクリプト。メジャーのスクリプトは、語尾の文字から左に流れる不自然なアンダーライン(笑)が特徴的だが、これが再現できるようになっている。1ウェイトしかないが、多分十分であろう。ただいま50%オフセール中。
それではTBSの中継でおなじみのこの曲をどうぞ。MV が死ぬほどダサくて笑えます。リリースは1983年。時代を感じさせますなぁ…
あんまり上手じゃないスクリプト(笑)だが、サンプルイメージがすごい気になったので紹介する。いや紋章。ね。これおかしすぎる。エスカッシャン(盾)のボーデュア(縁取り)はともかく、なぜにクラウン(冠)とサポーター(クラウン左右のライオン)とスクロール(帯)がエスカッシャンの中に、っていうね。これ本来は全部エスカッシャンの外に出さねばならない。クラウンは上、サポーターは左右で盾を持たせ、スクロールは盾の下に置いてくれ。頼むよおい。
…ふぅ。気が済んだので書体の紹介。優雅さに欠けるが力強い書体。Honor が飾り気のない普通のスクリプトで、Quest は大文字がデコラティブ、Dominion は小文字にもスワッシュなどを付けたバージョン。これ全部 OpenType でまとめればひとつで済むのに、とか思う。なんかケチばっかりつけちゃった(笑)。
スワッシュが豊富なカリグラフィックイタリック。アクセント記号付きやオーナメントも含むが、800を超える字種があり、様々な文字組の表情が楽しめる(その割にリガチャーはだいぶ少ないが)。Pro 版はもちろん、異体字切替機能がないアプリ用に、ファイルが分かれたバージョンもある。名前はモナコにある有名な街の名前から。ただいま10%オフセール中。
ラフで勢いのあるカリグラフィックスクリプト。最近アイルランドのカリグラファー、Denis Brownさんの教材DVDを観ながらダイナミックなイタリックばかり練習していたので、こういう書体に目が行ってしまう。やってみれば判るが、こういうラフな感じでちゃんと「見られる」文字を書くのは結構難しい。この書体はよく書けてると思う。惜しむらくはオルタネートやリガチャーがない事。この作者は他にもたくさんスクリプトを発表しており、中にはそれが豊富なものもちゃんとある。これも拡張して欲しいな。ただいま10%オフ。元々安いんでね…。